7月に入って記録的な豪雨による被害が出ています。特に西日本を中心に甚大な被害です。
私の住んでいる岐阜県でも大きな被害が出ました。
岐阜県関市の上之保地域では8日に津保川と小那比川が氾濫し、多くの被害が出ました。岐阜県をご存知の方なら関市は分かる方もいるかもしれませんが、関市と言えば刃物の町。あのフェザー安全カミソリは創業はこの関の地です。現在は大阪が本社ですが・・・
関の孫六も有名ですね。
この関市の中心地ではないですが、もっと北に上がった郡上市美並村の東側が上之保地域です。
地図①のあたり。
かなりの被害がが発生し、降り始めの3日午後9時から9日午前8時半までの総雨量が年間総降水量の3分の1に達した所もあったようです。多くのボランティアの方が土砂やごみの撤去に来てくれているようですし、サッカーのFC岐阜のスタッフさんも駆けつけてくれたようです。
岐阜市内でも長良川の河川が水位5mを記録し、避難の一歩手前だったとか。
雨の止んだ日に来るまで通っても普段はグランドとして使用している河川敷は水没。
堤防内によくある畑なんかも完全に水没しています。
長良川河川敷にあるあの『高橋尚子ロード』も水没してました。
高橋尚子ロード知ってます??
現在では岐阜市内のごみ処理場に多くのごみが搬入されていますが、そのごみの中になんとダイナマイトが発見されたようです。雷管も付属していたらしいですが水にぬれて起爆しない状態だったのが幸い。
しかしいくら水害のごみといえどダイナマイトは超危険。
警察も捜査し始めたとか・・・
普通の一般の人が捨てたわけではないと思いますが、あまりにも危険。鉱山の採掘業者さんとかでしょうか・・・
災害の報道番組では被害にあわれた方が『とにかくお薬だけでも』と浸水した自宅に戻ってきている映像がありました。2m以上の水が押し寄せてきたわけですから薬も無事ではないでしょう。
岐阜の被害にあわれた方でこのような話が出ているかどうかは分かりませんが必ず薬を失った方はいるはずです。お薬手帳も無くなっているでしょう。
医療サポートもすぐ動いたそうなので薬は比較的早く手配できたと思いますが、岐阜県薬剤師会のホームページを見てもその辺のことは一切載っていない。
岐阜市薬剤師会では防災対応のマニュアル的なページはありました。災害時はこのような業務をします的な・・・
一応参考までにURLを。
http://www.gifu-shiyaku.net/bousai/index.html
お薬に対するサポートがどこでどのように行われているか少しくらい掲載してもいいのではないかなと・・・
サポート体制がないなら相談にホットラインとかで電話番号大きく載せるとか・・・
薬局という立場では災害時にどのような対応ができるのでしょうか。一般の薬局では災害と言えども処方せんなしではお渡しできない。
医療救護所における災害時処方せんの発行による調剤は可能だが非常時における一般薬局での処方せんなしの調剤は認められていない。
しかし、薬が出せなくても現在服用中のお薬の情報等の提供がスムーズにできれば救護所における処方せん発行もスムーズにできることでしょう。
薬局でできる最低限のことは、いつ起きるかわからない災害時の対応として何かしらの決め事を作っておくことが必要かもしれませんね。
岐阜市でも1976年9月に大きな河川氾濫による被害が出ています。
現在では長良川の治水対策もとられ同じような被害が出ることは無いかもしれませんが100%無いとは言い切れない。
いつどこで発生するかわからないので災害対策も確認しておきたいとこです。