皆さん、ウィルス対策はどのようにされていますか?
消毒剤は色々ありますが、
消毒したいものの材質、病原微生物の種類、汚染の程度、使用目的などにより、
どの消毒剤が適しているかが変わってきます。
また、消毒剤の温度や濃度によって消毒効果が異なります。
代表的な消毒剤8種類とその特性をご紹介します。
ご参考になればと思います。
犬や猫がいても安心して使えるかどうかもご紹介します。
①エタノール
70~80%の濃度で使用。
50%以下、及び無水アルコールでは効果が低くなります。
有芽胞細菌( 芽胞とは、一部の細菌が形づくる、極めて耐久性の高い細胞構造のもの) や一部のウィルスには無効。
通常、人間の手や皮膚などに使用します。
猫や犬に有害です!
また、引火性があるので注意が必要です。
②イソプロパノール(アルコールの一種)
30~50%で使用。毒性、刺激性がやや強いです。
一般の細菌に有効。有芽胞細菌や一部のウイルスには無効。
猫や犬に有害です!
③逆性せっけん(陽イオン性界面活性剤)
使用濃度は0.1~1%
殺菌力が強く、毒性、刺激性が弱いです。
ただし、有機物や普通せっけんの存在下、または硬水の中では効果が低下します。
一般の細菌に有効。有芽胞細菌、一部のウィルスには無効。
通常、器具や容器や人間の手指に使用します。
④両性せっけん(両性界面活性剤)
使用濃度は0.1~0.5%
毒性が低く室温で長時間安定していて使い易いけれど、
殺菌効果は逆性せっけんより低いです。
一般の細菌に有効。有芽胞細菌、一部のウィルスには無効。
通常、人間の手指、器具や容器、病室に使用します。
⑤クレゾールせっけん液
使用濃度は1~3%
殺菌力が強く、有機物の存在下でも効果を発揮します。
ただし、皮膚には刺激性があり、粘膜部分には使用できません。
細菌には有効。通常、器具や容器に使用します。
⑥次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)
使用濃度は100~300ppm。ph7~9で最も効果を発揮します。
殺菌力が強いが、有機物の存在下で効果が著しく低下します。
毒性、刺激性があります。
一般の細菌、有芽胞細菌、ウィルスにも有効。
通常、器具や容器に使用します。
⑦消石灰
強アルカリによる殺菌で、土壌の消毒に適しています。
⑧次亜塩素酸水(電解水)
使用濃度は10~80ppm
日光や有機物の存在下で効果が低下します。
一般の細菌、有芽胞細菌、ウィルスにも有効。犬や猫にも安全です。
毒性、刺激性はありません。
■まとめ
安全性と有効性、特にウィルスに対する有効性を考えたら、
おうちで使うのは、やはり次亜塩素酸水が良いかなあと思います。
(次亜塩素ナトリウムとは別物なので要注意です!)
私は獣医さんに勧められて次亜塩素酸水を使っています。
アルコールは人間には便利だけど、猫に有害だし、
刺激性のあるものは使いたくありません。
やはり安心して使えるものが一番ですよね(*^▽^*)。
ご参考までに、私が使っているのはこちらです。
■犬猫にも安全な除菌水ジーア
■参考サイト