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最近読んだ良書です！

なぜ20円のチョコでビルが建つのか？


著者はアメ横の『二木の菓子』専務取締役の二木英一さん

『二木の菓子』は聞いたこともあるし、アメ横行った時に前を通ったことはありますが

お店に入ったことはありませんでした。（普段お菓子を食べないので）

しかし、この本を読んで

ぜひ店舗にも行ってみたいと思うようになりました。


この本はその辺のコンサルタントがありきたりなことを書いているようなものではなく

常に現場で汗を流し知恵を振り絞ってきた方の言葉はとてもためになりました。


ちなみにお菓子という商品は

高コスト、低単価（純利も低くて、高い商品でも15～25%程度らしいです。）

という、とても大変な商売だそうです。


わかりやすい比較として

金券10万円売るコストとして

物流費は電車代程度

それにくらべて、スナックやおせんべいと言ったものは

10万円売ろうとすると

運搬するトラックや荷物を積む人、下す人から

商品を在庫しておくスペースに

売り場に陳列する人手も必要で

さらに賞味期限というデッドラインまであるわけです。


そういえば『ナニワ金融道』で

「1万円の商品を運ぶよりも、1万円札を運ぶほうがずっと有利や。」

といったようなセリフがあった気がします。


まぁその話は置いておいて、

そういったお菓子というとても大変な商材を扱うノウハウが書かれた

とても良い本だと思います。

とくに印象に残っているのが「差別化」についてでした。

みなさん、よく「他社との差別化を」

というセリフを聞きますが

本当に差別化できているでしょうか？

そもそも、差別化とはどういうことか説明できますか？？

購買心理を学びたい人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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