最近、2017年に所有していた旧型Fire 7から、2019年に発売したFire 7を新たに買いました。
セールで買ったことから破格の3,480円です。
Amazonの端末は安いことで知られていますが、この値段は異常とも言えるレベル。
スペックとしては他の機種よりも劣りますが、安物買いの銭失いということもなく快適に動いてくれます。
デメリットはAndroidのアプリが入れられないこと(ただし、裏技を使えば搭載は可能です)。
一方で、そのデメリットはメリットにもなっており、余計な読み込みが少ないため処理速度が向上していますし、ネットの閲覧で不便を感じることはありません。
ただ、ゲームなどをする人には厳しいスペックなので、遊びたい方は素直に新型のiPadやAndroid専用端末を買いましょう。
😲Fire 7の感想を述べる前に
さて、今回のテーマは「電子書籍端末として現時点では最強のFire 7」です。
もともとKindleやFireシリーズは電子書籍を読むことに特化した端末。
どちらのシリーズもAmazonで購入したものをサクサク読むことができますので、紙の書籍のような感覚で読みたい方はKindleを、スマホやタブレット端末で読み慣れている方はFireシリーズを購入すれば良いかと思います。
スペックの詳しい内容はAmazonの公式サイトやガジェットレビューサイトなどで語られているため、ここで説明するのは省きます。
私が語りたいのは性能よりも電子書籍としての快適性であり、Fire 7を1ヶ月ほど実際に使ってみた感想です。
多くの人は旧型のFire 7を所有していた場合、次に購入するのは「Fire HD 8」になると思います。
HDでステレオ仕様のFire HD 8は映像を見ることにも優れているため、2台目を買うとすればこちらに手が出るのは自然の流れです。
...実のところ、旧型のFire 7は非常に不満の多い端末でした。
Fireシリーズの中では一番画面の小さい製品ですが、端末自体は少し分厚く、後ろにバンカーリングを付けた状態でも重く感じたのです。
後に私はFire HD 10を購入しましたが、こちらは旧型のFire 7よりも薄いため、「この薄さだったらFire 7もずいぶん軽くなっただろうに」と思いました。
そういった経緯もあり、次にFireシリーズを買う時はFire HD 8にしようと決めていたのです。
😲Amazonの端末づくり
Amazonを含め通販で端末を買う場合、実際に手に取って商品を見れないことが難点。
Fireシリーズを店頭に置いているところもあるかもしれませんが、わざわざ探すのも億劫ですし、もとの値段が安いことからそこまで慎重になる必要もないため、私はFire HD 8がFire 7と同じくらい分厚くて重かったとしても「仕様だから」と割り切るつもりでした。
また、Appleとは違いAmazonは端末のデザインに力を入れておらず、チップなどの処理性能を向上させて売るだけだと短絡的に考えていました。
しかし今回Fire 7を購入したことにより、その考えが根底から覆ったのです。
😄劇的に良くなったFire 7
まず 商品が届いて最初に驚いたのは「薄くなった」の一言に尽きます。
私は処理速度の向上くらいしか期待していなかったので、デザインに関しては半ば諦め気味でしたが、Fire HD 10と同等の薄さになっていたことから、Fireシリーズの中では最も軽量の端末として進化したと思います。
こうなるとFire HD 8は中途半端に大きいため、手に持つには重くなってしまいます。
たった数グラムの差かもしれませんが、この差は手への負担にかなり影響するのです。
また、旧型のFire 7と比べて新型は若干画面が大きくなっています。
横幅が数ミリほど増え、旧型では窮屈に感じていたところが改善されており、さらに書籍が読みやすくなったように感じます。
これらの僅かな差が旧型と一線を画しており、スペックの向上すらどうでも良くなったくらいです(記録容量なんてSDカードでどうとでもなりますし)。
半ば賭けのような気持ちで新型Fire 7を購入しましたが、Amazonのものづくりに対する本気を見たような気がします。
これで3,480円で買えてしまうとは、良い時代になったものです。
🧐現時点では最強の電子書籍端末
その価格、そして機能性から現時点でFire 7は最強の電子書籍端末と言えます。
動画をHD、ステレオ音声で観たいのであればFire HD 8となるかもしれませんが、どうせ楽しむなら大画面でスペックが上のFire HD 10の方が良いかもしれません。
今のところ、電子書籍端末としても動画視聴端末としてもFire HD 8は少し中途半端な気がします。
私はコレクション目的でFire HD 8を購入するつもりですが、やはり持ち出して頻繁に活用するのはFire 7になるはずです。
この快適さはスペックの数値を見ているだけでは分からないと思いますよ。