みどりのマキバオーにおいて、たれ蔵は別格として、サトミアマゾンの次に好きなのは実はピーターⅡだったりします(突然現れたマキバオー)。たれ蔵のライバルの一頭アマゴワクチンの全兄ですが、好きというよりも何だか親近感があるという感じです。兄というものはそんな感じなのでしょう。
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兄弟というものは不思議な関係であり、友人とはまた一味違った関係性を持っています。
家庭にもよりますが、世の中で唯一わかり合える部分を共有している存在であるという場合が多いのではないでしょうか。
兄の気持ちは兄にしかわからず、弟の気持ちは弟にしかわからない、という部分もありながら、「僕たち兄弟にしかわからない」という部分を持っていたりもするので、他の人々とはまた違った形の特殊な関係を持っていたりします。
かなり昔のことですが、たいてい弟は父を批判し、弟と父との関係はあまり良くないという中、親戚のおじさんが父を批判した時に激昂したのは弟だったということがあります。
「あいつを悪く言っていいのはオレとこいつだけや」
という言葉とともにおじさんを威嚇する弟を見て、
「うーん。やはり兄弟とはそういうものか」
ということを思ったりしました。
父に対する思いとして、尊敬する部分、尊敬したいがためにしっかりして欲しかった部分、それでもまあ仕方がないかと思った部分、それらに対する細かく、また深い思いは、ほぼ同じ環境にいた僕たちしかわかりません。
もちろん論理としては通っていないという要素はありますが、やけに同意ができる「論理を超えた不文のもの」が成り立っているような気がしました。
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何かにつけて激情型ではありますが、やはり「さようならドラえもんに感動できる」ということで、深い部分では大丈夫であると思っています(僕のもとに帰ってきたドラえもん)。
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歳月に依りし兄弟の盟。
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