連日の新型コロナウイルス関連報道で 心まで疲弊されている方が多いと伺います。日々、増大していく感染者数、先行きの見えない不安に翻弄されてしまう為、

マイナス思考に傾くのは致し方ないのかもしれません・・・

ここ数年の自然災害は国難といえますが、今回の疫病は世界的で まさに人類難といえましょう。

 

先日思い出した事に、以前、お四国遍路した際、尋ねた寺院の住職様が、

共業(ぐうごう)についてお話して下さいました時のことです。

業にも個人の自業があれば 国家、社会、人類の業もあるといったような内容で、

共業とは同時代に生きる人々、狭くは家系、親、夫婦、町、村、国・・・というように 同じ業によって同じ果を得ることです。

 

また、仏教用語に四恩(しおん)というのがございます。

 

1.父母の恩   両親のみならずご先祖様といっても良いでしょう。

 

2.国王の恩   現代においては国家といえます。国が乱れ治まならなければ

            個の平安も成り立ちません。

 

3.衆生の恩   すべての生きとし生けるものを指します。

 

4.三宝の恩   仏法僧のことで、仏様・その教え・それを伝える僧の事です。

 

それら四種の恩に報いる事が大切だと説かれてきたのであります。

日頃は、あまり意識しておらずとも 人ととしてこの世で受ける恩に感謝し、

さらに自らの役割を果たすことが重要なのでしょう。

 

二年ほど前から このブログでも地蔵流しをはじめ 個だけでなく国や社会全体への祈りが必要だと考え推奨して参りました。

現在の世情によって より痛感するところです。

個だけが良ければいいと言えない状況ですから 理解しやすいのではないでしょうか・・・

 

個人的に現在の状況は、以前 霊的に敏感だった頃と同様に感じています。

ウイルスという目には見えないものに怯え、その対処に過敏になり、行動範囲を限定し、いつ改善するのか分からぬ不安に、肉体も精神も疲弊しているのは

まったく同じような感じだと思えます。

 

ウイルスに対する物理的な防御法は 肉体を守る為に必須です。

しかし、人には心・精神という目には見えない重要な要素を疎かにはできません。

心の平安を取り戻さなければ、この難を乗り切る事がより困難になります。

 

このような時は、「苦しい時の神頼み」も必要なのかもしれません。

神様に頼んだからといって すぐに解決するのは難しいでしょう。

そもそもが 人類の業として この状況が果として表れているのですから、

そこから学ぶことの方が大切です。

現代人の在り方が問われているようであり、徐々に目に見えないもの、自然、精神性が歪められ 大切なものが失われてきた結果のような気がしてなりません・・・

 

いづれワクチンは開発され 容易に治療できるようになることでしょう。

しかし、この現況を乗り越え 本来の人類の在り方を正す機会が訪れたようにも思えます。この難局をなんとか乗り越えて参りましょう!

 

 

※4月24日は定例の地蔵尊供(地蔵流し・写経・塔婆・護摩供)を予定してます。

 この機会に神仏事に触れられることをお勧めいたします^^

 

 

  また、4月8日(水)満月と4月11日(土)~13(月)の3日間に、

 国家安穏 ・疫病早期終息等 護摩祈祷する予定です。

 その期間は国家や社会に対する全体的な祈りですが、もし個々において、

 不安や苦悩がおありでしたらお知らせください、個別対応させて頂きます。

〇申込・お問合せ・ご相談はメール、manirenge@gmail.com 宛にお願いします。

 

 

 

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