六月十六日は「嘉祥(かじょう)の日」 | MAISON DE FLEURINE -メゾンドフルリーヌ

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昨日から七十二候の二十七候にあたる、「梅子黄」。
「うめのみきなり」または、「うめのみきばむ」と読みます。



梅の実が熟して黄色く色づき始める頃。

その頃に降る雨、ということで、「梅雨」と呼ばれるようになりました。

同じころ、栗の花が散ることから梅雨入りには「墜栗花(ついり)」という文字を当てることもあるそうです。

もともとは、旧暦の五月の雨で、「五月雨(さみだれ)」と呼ばれていました。

憂鬱な雨の季節をこれらの言葉をあてて、美しい景色としてみていたのでしょうか。






また、六月十六日は「嘉祥(かじょう)の日」。

この行事は、「嘉定喰(かじょうぐい)」と呼ばれる、十六個の菓子や餅を神様に供え、病気にかからないようにと祈り、それを食すという、厄払いから始まったそうです。
(今は、十を一に代えて、一と六で七個の菓子をお供えすることが多いようです)

嘉祥のならわしは色々ありますが、

「嘉祥の梅」をご紹介します。

六月十六日に採れた梅の実で梅酒を作り、旅立ちの日に食べると旅の難を逃れるという、言い習わしがあったそうです。

梅に多く含まれるクエン酸が疲労した体を中和させてくれる、身近な薬となっていたようです。

昭和五十四年には、日本和菓子協会が六月十六日を「和菓子の日」と改めて定めました。

全国の和菓子店では、六月にちなんだ、美しい水菓子などがならびます。

今日はちょうど父の日でしたのでみんなで和菓子を頂きました。