前回の記事は、こちら─、
『 初心者の頃に陥りがちな少しピントのズレた努力 ( というか願望 )!?』
以前─、
あるガソリンスタンドの CM で、
こんなセリフがあった。
アルバイトとおぼしき若い青年がカメラに向かって、
爽やかに、こんなふうに述べるのだ。
「 お客様から車のことを聞かれて答えられないなんて、
悔しいじゃないですか… 」
一見、従業員の鏡のようひも思えるが…、
しかし─、
多少なりとも企業の開発現場でソフト開発の仕事に、
取り組んで来た現在の私から言うと正直、微妙だ…。
映画などでは、よく凄腕のハッカーなんかが、
脇役として登場してハッキングはもちろん、
画像解析から、暗号解読まで何でもござれで、
都合よく主人公を助けてくれたりもする。
しかし─、
実際には、そのような人間は存在しない。
自分も、これまで開発の仕事に取り組んで来て、
能力的に「 この人は手強い 」と感じる人にも、
それなりに出会っては来たが、
だからと言って─、
あらゆる面で、こちらが教えを乞うばかりかと言えば、
決してそうではなくて、
逆に─、
こちらが、より深く精通している部分も、
必ずあった。
そりゃ─、
自分もグーグルやマイクロソフトなどといった、
世界中から優秀な人材が集まる、
国際的大企業で、
仕事をして来たわけではないので、
もしかすると─、
そういう企業には、
そのような人間もいるのかもしれないが…、
そうだとしても─、
昨今「 コンピュータ 」という分野において、
一人の人間が端から端まで、
あらゆることに精通しているなどということは、
もはや有り得ない。
もっとも─、
通常、我々に仕事を依頼してくる、
クライアントというのは、
当然─、
彼らには、そのようなスキルはないわけで、
そのような彼らが尋ねて来る程度の質問なら、
まず答えられないなどということは、
有り得ない。
ただ─、
そういった門外漢相手に講釈をぶつのと、
実際その内容について深く精通し、
自分自身が「 取り扱える 」こととは、
まったく話が別だということである。
どんな分野でも、それなりにやり込めば、
上には上が奥には奥があるのだから。
従って─、
あれもこれもというのは結局、
すべて「 雑学 」で終わってしまう。
それよりも─、
何か1つのテーマでも、きちんと取り組み、
そのテーマに関しては人を指導できるくらいである方が、
結局は─、
重宝がられる人間になれる。
人が何かに困った時、頼りにするのは、
全教科 80 点の人間ではない。
特定の科目において 200 点の人間なのだ。
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( 次回へつづく... )
『 子供のころ楽しい夏休みは瞬く間に過ぎて行った。人生は…、』