第1話　「出てるらしいよ、ここ」

第２話　「出てるね、ここ・・・・・」

 

 

 

 

 

①　出てるらしいよ、ここ。

 

昨日、秋葉原駅近くの公園で

やたら人が集まっている。

みなスマホを手にして・・・

 

何なんだ、アキバアイドルでも来てるんかいな、と思ったけど

みなカメラを構えてるわけでもなく、ひたすらスマホの画面を眺めていじっている。

 

この段階でわかる人にはワカるんでしょうが・・・

 

 

 

 

 

老いも若きもみなスマホいじり

 

 

「出てるらしいよ、ここ」

 

すれ違いざまにカップルの片割れの女の子が言った言葉をキャッチ。

 

この段階でさらに多くの読者様がわかったと思いますが・・・

 

私はわからんかった。それで群衆の1人に聞いてみた。すると・・・

 

「ポケモンＧＯですよ」

 

 

 

 

 

 

ああ、これが昔ウワサになったポケモン・ゴー

 

 

 

 

②　出てるね、ここ

 

さて、ポケモンが出ていた秋葉原の公園を後にして多摩地区の循環器専門病院へ向かった私。

24時間心電図がとれるホルター心電計をつける前にエコーの検査。

30分くらい息を止めたり吐いたり、指示に従いながら検査は進む。

 

最後に別の検査員（医師？）がチェックに入る。

で、聞こえてきた言葉。

 

「出てるね、ここ」

 

その日　2度目の「出てる」という言葉。

こっちはすご～く、イヤ。

 

さらに「イショセイ・・」という言葉が聞き取れたような・・・。

だとしたらそれは「異所性調律」のことだと思いますが。

 

で、確認のため、「出てる」らしい部位をもう一度エコー検査。

そして「出てる」ことを確認して、検査終了。

 

 

 

 

”出てるわね、ここ”

”ええ、確かに・・・”

 

 

 

 

 

 

この後、ホルター心電計を装着。

本体をゴムでウエストあたりにくくりつけるんだけれど

看護師さんが調整のとこを操作して、何度もゴムを長く引き出すのね。

「あ、ウエスト太くてすみません」というと

「あ、いやいや、ちゃんと事前に調整しておくべきだったんですけど」と

あわててお答えになる看護師さんでありました。

 

 

最後に日記帳なるものを渡される。

時系列に沿って、食事とかトイレとか運動とか、あるいは動悸・眩暈などの症状を書きこむ。

 

それを書きこんでみて、意外とダラダラ過ごしているのに改めて気づいたのは、妙な収穫(笑)

 

ただ昨夜、電極を付けてるところが痒くなって無意識のうちにポリポリかきむしりそうになって

あわてて、そうだ、心電計つけてるんだと思い出すこと、数回。

不安だったのは、寝ているうちに痒さのあまり無意識に電極をむしりとってしまうのでは、

ということだったんだけど

今朝起きてみたら、ちゃんと装着されていたので一安心。

 

本日は3時半に心電計をはずしに、また病院へ。

 

・・・・・・・・

10月17日

窓から入ってくる秋の午前中の陽射しを浴びながら記す。

 

 

 

 

 

＊

 

 

 

 

追記）

 

午前中はさわやかな秋の日でしたが

午後になったら雲が垂れこめてきて

なんだかどんよりの秋の午後になってしまいましたね。