TOKYO 

WEST STORY 

小野路という昔の宿場町の面影を残す一角を

たまたま昨年見つけて以来、折々に通っていたけれど

晩秋の小野路を訪ねるのは初めてのこととなる。

12月9日　日曜日。母を乗せてドライブ。

BGMは昨日に引き続き

サンバで♡

"Samba Cantina " - Paul Desmond - Fender Rhodes 
Bernard Quittau 

多摩丘陵の一角。

現在の町田市北部に位置する小野路地域。

江戸時代には

大山詣りの宿場としてにぎわった小野路宿。

旅籠は全部で６軒。

中の１つ、「角屋」の昔の姿がこんな風だったよう。

その「角屋」を改修して整備した

小野路里山交流館。

中は食堂、資料室、あとは

会議とか宴会とかできそうな部屋も。

なんか印象的な石がゴロン、と・・・

里山交流会館、入り口を入ると

まずお店。

小野路産の野菜がゴロゴロ

ブロッコリー、ものすごくごりっぱ！

里山クッキーに里山スコーン、里山ケーキ、なんてのも。

クレーム入れたわけじゃ

ないんです・・・

食堂には

地元産小麦粉を使った「小野路うどん」とか、

その他定食類や甘味も。

で、「里山アイス」ってのがあったんで

ついワクワクして訊いてみたわけさ。

里山アイスって、

なんか里山の特別なアイスクリームなんですかって。

すると店員の方、「いや、普通のアイスクリームです」

申し訳なさそうにお答えになる。

いや、別に好奇心で訊いただけで、責めてるわけではないんですよ

と思ったんですけどね。

別にクレーマーじゃないですから。

「里山」を冠するからには、何かそれなりの理由があるべきだとか

何パーセント以上地元産の材料を使わなくては名乗る資格なし、とか

言ってるわけじゃあ、ないんで。

「でも、かかっているラズベリーソースは地元産です！」

キッとなって、店員さんが続ける。

小野路愛にあふれた方だなあ・・・

ラズベリーなどの果樹栽培もこのあたりでは行われているとのこと。

その小野路産のラズベリーソースのかかった

「里山アイス」を母が食している間

ちょっと私は付近をブラブラ。

かつての宿場の雰囲気の中、お散歩。

丘陵地帯の中に突然現れるこの一角。

一瞬、タイムスリップ。

左右からマンションの波が迫ってきてますけど・・・

１２月９日（日曜日）

東京都町田市　小野路にて

＊

日曜なのに仕事で来られなかった

兄には「里山コロッケ」をおみやげに。

たぶん地元産のジャガイモを使っている・・・？

まあ、フンイキで「里山クッキー」とか

「里山スコーン」とか言ったって

「里山コロッケ」だってOKなんですよ、

私としては。

「名にし負はば」なんて

言いません(笑)

自分用に買った「里山栗ケーキ」

たぶん小麦粉と栗が小野路産

なのでしょう。

お味は・・・

ほんっと、普通でしたけど(笑)