山之介です。
先週の金曜日、「石川県」では「金沢市」でも結構真っ白に雪が降ってたみたいですが、「冨山県」の平野部ではほとんど、いや、全くと良いほど降っていません。
降ったのは山沿いのほんの一握りの地区だけです。
だから翌土曜日も普通に行動出来ました。
そんなこともあってか、今回で10月26日(土)から9週連続の山歩きとなっています。
こんなに長い間連続したのって初めてかも?
それでは「呉羽山」ハイキングの続きです。
「北アルプス」の展望を眺めたら先を進みます。
「朴木」の葉っぱってこんなに小さな木にもなるんだ!
足元に何かの実が成っていました。たぶん、「冬イチゴ」かと思います。
しばらくして舗装路に合流。
この先少し舗装路を歩きます。(この喫茶の看板が気なる~。帰りに寄ってみよう。)
右手奥に見えるあれが「白鳥城跡」かな?
夏には昆虫もいっぱいらしい。
その看板の前に北風を避けるように「ノコンギク」の集団。
展望台が見えて来ました。
展望台からの「北アルプス」。
「呉羽山(丘陵)」はやっぱり「北アルプス」を見渡すには1番の場所やね。
「毛勝三山」~「剱岳」。
「立山」~「弥陀ヶ原」。
「薬師岳」
今日は薄曇り空なのに良く映えてるわ~。
ここなんて少し陽も射してキラキラ。
展望台まで来れば「城址」まであと一息。残り黄色の区間を歩くだけ。
「寒椿」が咲いていました。
おー、ここが「城址」か。 やけに早かったな。
たしかにこの辺りに来てから野鳥が多い。「シジュウカラ」とかたくさん飛び回ってる。
と、看板を見てたら奥にまだ道がある。
先へ行くと「東出丸跡」。
そして「三の丸跡」。
「白鳥城跡」はまだまだ先でした。
城の周囲を取り囲んでいた「空濠跡」。
「二の丸跡」 結構広いお城だった気がします。
「井戸跡」
標柱のすぐそばに水を湛えた小さな井戸が残っていました。
そしてひと際広い場所に着いたここが「本丸跡」。
「豊臣秀吉」と「佐々成正」の時代にお城があったのか。
「富山県」の城なんて「富山城(現 城址公園)」と「高岡城跡(現 古城公園)」くらいしか知らなかったわ。
この石壁は「天測点」。お城跡とは関係ないみたい。
13:30 「呉羽山 白鳥城址」到着。
「白鳥城跡」までのログ。
「白鳥城」はこのような形だったみたいです。歩いて来たのは赤矢印に沿って。
図面通りかなり大きな山城です。
反対側から見たところ。
そして天守閣があったと思われる高さからは「北アルプス」が一望できます。
「豊臣秀吉」がここに城を建てて「北アルプス」を眺めて「天下統一」を目論んでいたのか。
このまま「西出丸」へ抜ける事も出来るけれど、夕方から用があるのでここで引き返します。
来る時に見えていた電波塔は「富山TV」。
先ほどは黄色線のようにここに出て来ました。今から奥の喫茶に向かいます。
次の電波塔は左奥が「KNB」、右が「NHK」です。
ここで県内全域にTV電波を中継。
さて、見えて来たあれが喫茶かな。と、思ったら直前で左下へ。
すぐ真下が「喫茶 青い丘」でした。
玄関にいくつもの足ふきマットがあって「靴の泥を良く落として下さい」って書いてある。
あんまり汚れていないんだけどそれでも長靴をゴシゴシ拭いて、玄関ドアを開けて「あの~長靴でも良いですか?」って尋ねてみました。
『良く泥を落として下さい。』って70代くらいのマダムに云われたので、
玄関の外に出て再びゴシゴシやっていると、ふと脇にスリッパが5足ほど立て掛けてある。
「はは~ん。これに履き替えろって事か。」とスリッパに履き替え。
するとマダムが『どう?』って出て来られたので長靴の裏を見せると、
『あら~きれいじゃない。それなら履き替えなくても良かったのに。』
「でも、もう履き替えたから。」
って事でスリッパで入店。
店内はこんな感じでした。
ちょうどお客さんは1人もいないので1番奥の角席へ。
雪降る日には暖かそうな薪ストーブ。(この日はエアコンだけ入っていました。)
コーヒーとシフォンケーキを注文。
ここが最高のトップ席でした。正面にこの絶景のパノラマ。
正面右に「立山」、
「剱岳」
「毛勝三山」。
そして左手には「日本海 富山湾」。
『今日は【エチオピア】のコーヒーを煎れてみました。』って。
「エチオピア」のコーヒーってなんだか苦いイメージ。なんだけど、普段からそうなのか、サービスなのか分からないけれど、生クリームまで付いて「ウインナーコーヒー」になってる。
それにコーヒーカップも可愛い。オサレ~。
『シフォンケーキには生クリームの他に特別サービスでラズベリージャムソース付けました。』
「いやーこの席って1番のロケーションですよね。」
『ロケーションだけじゃないでしょ、1番のコーヒーよ。』って言われました。
たしかに飲んでみると苦くも無くコクが深かった。
このロケーションにケーキセットは贅沢すぎる~。
20分ほどのんびりして支払いへ。
「もしかしてこの時間ってランチのお客さんが帰って穴場の時間帯ですか?」って聞いてみました。
『今日は朝から寒かったからお客さんは少なかったけれど、ランチのお客さんが多い時は疲れてしまって逆に14時前にはお店を閉めちゃうことも。』
『もう56年もやってるから疲れたら早くてもお店は閉めてゆっくり休む事にしてるわ。』
「へぇ56年も。知りませんでしたわ。上の建物がてっきり店かと。」
『あっちは今事務所にしてるだけ。今日はどちらから?』
「あっちの展望台から城址まで歩いた帰りで。」
『県道渡って来たの?竹林も越えて?』
「ああ、竹林に勝手に入るなって書いてあったけどもしかしてママさんがこの山の地主さん?」
『そう、春にはタケノコを勝手に盗っていかれるし、長い間店をやってると山歩きした人が泥だらけの靴で入って来て掃除が大変。あんな無神経な人は困る。』
「普通、泥落として入るでしょ?」
『全然そうでもない人が居るのよねぇ。あなたが初めてよ、スリッパに履き替えてくれたの。もう嬉しくて。』
なるほど、それで「ラズベリージャムソース」とかサービスしてもらえたのかな?
「また来てもいいですか?」
『許す。』
って、了解をもらえましたので、いつかまた来ようっと。
帰りは往路を歩いたり舗装路を歩いたり。
飛行機が旋回して来ました。「JAL」だから「大連」からの直行便かな?
もう少しで「北アルプス」越しのランディングが見られたのになぁ。
来る時は公園の横を通り過ぎましたが、帰りは園内へ。
黄色の「モミジ」が真っ盛り。
神社の前を通ってショートカット。
「豊栄稲荷神社」 お正月には人出いっぱいです。
舗装路をてくてく、すぐ右手に往路に通った遊歩道があります。
すっごいお屋敷。ここが門で奥の赤丸が家。神社関係のお屋敷かな?
14:45 休憩含めて2時間半のハイキングを終えてスタート地点に戻って来ました。
ゴールまでのログと
今日1日のログ。
今まであまりにも身近すぎてまったく気にも留めていなかった「呉羽山」。
今回初めて歩いたわけだけど思ってた以上に史跡や見所もあって楽しめました。
「富山市民」のお散歩やファミリーハイキング、トレランなど、この寒空の中でも出会った人は10人以上。
これは案外良い場所に思えて来た。冬場の体力作りには持って来いかも。
「富山県」に来られる方も時間があればちょっと寄って見られてはいかがです。
山之介
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「呉羽山」では「佐伯有頼」像のある展望台付近にも10軒くらいの喫茶がありますよ。
いろいろ入ってみて自分に合うお店を探してみたいと思います。