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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  アジ  ムツ  青魚    夜釣り  サバっ子  

【三崎港・北条湾】多魚種の魚が寄り始めましたが数が…もどかしい釣行が続いています(2024年4月21日)

こんにちは。

前回の釣行で、釣果としては1匹でしたが、ようやく青魚の釣果が確認出来、これから順次いろいろな青魚や小魚が集まってくる兆しが見えてきました。

前々回の釣行までは、カタクチイワシの群れが北条湾から離れた後、何も釣れない釣行が続き、釣れないことが分かっていながら、同じ時間に同じ場所、同じ釣り方で釣りをしていても、いろいろと無駄なので前回の釣行時は釣りをする時間を変えてみました。

前回の釣行記事の中で、今の時期は私にとっては1年の釣りがリセットされる時期…というお話しをさせて頂きました。

生後2年目以降の子持ちのカタクチイワシの群れが、それまで北条湾内にいたトウゴロウイワシやネンブツダイと入れ替わるように集まり始め、3月の初旬から4月の中旬頃までに産卵の準備を整え産卵場へと旅立って行きます。※

※定説的に言われてきたカタクチイワシの産卵期は春から夏と言われており、Xやブログなどで実際に卵や白子を持ったカタクチイワシの写真を掲載しておりますが、少なくとも城ケ島周辺に集まるカタクチイワシの産卵期は現在は3月の初旬から5月の初旬です。

そして、カタクチイワシの群れが産卵場へ旅立つと、北条湾内にサビキ釣りで狙える小魚達は一時的にいなくなり、新たにサバっ子ムツっ子の群れが入って来るまで空白の釣れない期間がおよそ2週間から1ヶ月ほどあります。

年明けからGW前までの流れは、ここ数年は上記のような魚の動きで安定しています。

1年の釣りがリセットされる…

イワシ類は生後2年目になると初めての産卵をします。

産卵を控えているために一時的に北条湾で爆食いをするために、子持ちのカタクチイワシの群れがやって来るのですが、この時期に北条湾にやって来るカタクチイワシの群れは餌場の回遊ルートに北条湾が既に組み込まれており、一度餌場の回遊ルートが定まると余程のことがない限り同じ周期で同じルートを回遊します。

つまり、今年子持ちの状態で北条湾にやって来たカタクチイワシ達は、最低でも1度(去年)は北条湾に来たことがある個体の群れが大半で、所謂スレというヤツですが、北条湾内の危険個所やクセみたいなものを魚自身が心得ており、北条湾内での動きが安定しています。

例えば、北条湾にやって来るカタクチイワシは夜行性ではありませんが、日中より深夜や未明の方が釣り易い…

この動きの原因の一つは海鳥対策です。

陽が昇ると、北条湾は城ケ島の目と鼻の先に位置していますので、ウミウが飛来しカタクチイワシを大群で襲うことがあります。

城ヶ島にはウミウの生息地があり、毎年越冬のためにちょうどカタクチイワシの群れが産卵の準備で北条湾へやって来る時期と被るように城ケ島へ飛来します。

このウミウ達の一部が、陽が昇ると北条湾内にいるカタクチイワシを求めてたくさん飛んで来ます。

ウミウの数にもよりますが、最悪の場合は陽が昇ると一時的にカタクチイワシの群れは北条湾から出て行き、夕マヅメなど暗くなってから北条湾に戻って来る動きをする年もあります。

二つ目は、北条湾岸壁には多くの常夜灯や街灯があり、海面にその光りが届く環境で、夜間でも植物プランクトンが活発に活動することです。

暗くなると、街灯などの光が届いている海面に、植物プランクトンが光合成をするためにたくさん集まります。

その植物プランクトンを求めて動物プランクトンや様々海の生物の幼生などが集まります。

このため、カタクチイワシ達にとっては暗い時間帯でも、エサに困ることがないので夜行性ではありませんが暗い時間帯でも釣れるということです。

夜間は夜間で、フィッシュイーターなども入って来ますので、100%安全な時間帯というのはありませんが、カタクチイワシ達にとっては夜間の方がエサも捕食し易く安全だと判断してるものと思われます。

これは断定的に申し上げられませんが、今年北条湾にやって来た子持ちのカタクチイワシの群れは、本来であればカタクチイワシ達にとって決して過ごし易い環境ではない、北条湾の深部に流れ込んでいる、狭塚川の河口付近に大群で集まり頑なにその場所から移動しませんでした。

子持ちのカタクチイワシがこの時期に北条湾へやって来るようになってから、こういう動きをした年は過去になく、非常に気になっていましたが、これももしかするとフィッシュイーター対策なのかもしれません。

来年の同じ時期に、子持ちのカタクチイワシの群れが北条湾に寄り、同じ動きをしたとすれば、カタクチイワシ達が新たに知恵を付けたということだと思います。

一年の釣りの大取のカタクチイワシは、既に北条湾内での動きが確立されており、これをルーティンで繰り返しますので、潮の動きが鈍かったり、フィッシュイーターがいたり、カタクチイワシの活性が上がらない状況でなければ、ほぼ同じ時間に同じ釣り方をすれば確実に釣ることが出来ます。

一方、前回の釣行時に釣れた小アジなど、これから北条湾に入って来るであろうサバっ子ムツっ子の場合は、去年の夏以降に産まれた個体の群れが多く、北条湾という餌場に初めてやって来る群れです。

こういう状況ですと、本人達(北条湾に寄って来た各魚)が北条湾という餌場のメリット、デメリットが分かっていませんので、各魚の動きが定まらないことからいつどのタイミングで北条湾に現れるのかも分からず、逆に一度北条湾に入ってずっと出て行かないという状況も有り得ます。

北条湾に初めて来た魚達が、どういう動きをするのかが掴めていないので、ゼロベースで1から魚達の動きを探らないといけません。

去年の夏以降に産まれた個体の群れですと、今まさに通年を通しての餌場の回遊ルートを決めている最中ですので、いつまで北条湾にいるかも分かりません。

また、カタクチイワシが去って新たな魚が北条湾内に入って来るとはいえ、ある日突然何万匹もの大群で押し寄せることはなく、極僅かな数の魚達(群れ)が少しずつ入って来るので、数釣りが出来ず「この時間帯に釣れる!」と確信を持つまでにはそれなりの時間が掛かってしまいます。

こういうことから、私は今の時期は釣りをする時間を変えることが多いのですが、この日は前回の釣行時に小アジの釣果があったので、再びいつも釣りをする時間帯に戻して釣りをしてみました。

この日の日の出の時刻は5:01、ほぼ午前5時です。

マヅメ時に突入する前の、真っ暗な時間帯でも釣りをしてみたかったので、北条湾には午前3時半過ぎに到着しました。



気温も高く、全く寒くない状況、且つ風も穏やかとくれば、それなりに釣り人もいるのではないか…

北条湾へ向かう道中はそんなことも考えていましたが、いざ北条湾へ到着すると拍子抜けするくらい釣りをしている人はおらず、カタクチイワシの群れが北条湾の奥に集結し、北条湾内で例年同様に産卵の準備はしていたものの、サビキ釣りでも魚が釣れない…湾奥に集結していることでフィッシュイーターも湾内に入って来ない…如何に魚が釣れない釣り場として認知されてしまったのかを実感しました。

ライブ配信動画などをご覧頂くと、私はジャージ姿ですが、ジャージの下はTシャツ1枚です。

それでも寒くはなく、明け方一番気温が下がるタイミングだけダウンを着ましたが、基本的にはジャージで寒くありませんでした。

釣り人がたくさん押し寄せ過ぎても困りますが、ここまで気象の状況的には良い状況でほとんど釣り人がいないのも、何だか寂しく感じました。

釣りを開始して約1時間。

釣りの準備の段階から、つぶさに海面を見続けますが、小魚が作る波紋やフィッシュイーターの気配などもありません。

前回の釣行時に釣れたのはアジです。

アジはあまり海面付近に浮いてきてエサを捕食しないので、そもそもアジの群れがイワシ類のように表層付近に集まり、海面に波紋を作ることはありません。※

※フィッシュイーターがいる場合は別です。

ちなみに、暗い時間帯にサビキ釣りで狙える青魚や小魚達が、どうして表層付近で波紋を作るのか…

これは先述しました通り、植物プランクトンが光合成をするために表層付近に集まり、それを求めて動物プランクトン達が集まり、その動物プランクトンを青魚などの小魚が捕食する際に身体の一部(主に口)が海面から出ることで小さな波紋が出来ます。

気が付けば、あれよあれよと日の出の時刻も早くなり、とうとうこの日の日の出の時刻は午前5時です。



次回の釣行では、いよいよ日の出の時刻が午前4時台になり、どんどん陽が伸びてかなり早起きして釣りに行っても、慌ただしくバタバタと釣りをする時期です。

悠長にタバコなど吸っていると、あっという間に日の出時刻を迎えてしまいます。

少し焦り出した頃、予想通りアジがヒットします。



サイズは前回釣れたアジよりも更に一回り小さく、完全にマメアジというサイズでした。

前回釣れたアジの群れとは、また別のアジの群れだと思われ、マメアジとはいえ少しずつ北条湾にいろんな魚の群れが集まり出している証拠でもあり良い傾向と言えると思います。

マメアジが釣れて20分ほど経った頃、今度はムツっ子がヒットします。



ムツっ子、サバっ子を釣ると、いよいよ今シーズンが始まったな…と毎年実感します。

マメアジにムツっ子…サイズ的にはのご飯にはちょうど良く、我が家の兄妹然り、釣りのお供達にもたくさん釣ってお裾分けしてあげたいのですが、この日は後が続きません。



忘れた頃にアタリがある…そんな間隔で、全くアタリが無いわけではありませんでした。



北条湾は然程水深があるわけではないので、あまり魚が釣れるタナが変化することがないのですが、この日印象的だったことがアタリがあるタナがコロコロと変わりました。

総括としましては、カタクチイワシの群れがいなくなり、新たに釣果実績としましてはアジ、ムツが確認出来ておりますが、まだ新たな魚達が集まり始めている段階で、群れの数が圧倒的に少ない…ということが、魚が釣りにくい主たる原因かと思います。

上記のタナが変わったり、釣れる時間帯が定まらないことは、先述しました通り今北条湾に集まって来ている魚の群れは、今まで一度も北条湾という餌場に来たことがない群れが大半で、逆の言い方をしますと魚達自身がまだ北条湾という餌場を良く知らない…ということが原因かと思います。

どの時間帯が自分達(各魚)が一番安全に食事に有り付けるのかが定まって来ますと、どういうタイミングで釣りをすると釣れるのかが分かって来ると思います。

そして、これからサビキ釣りで釣れる小魚がどんどん集まって来ると思われますが、同時にイカなどを含めたフィッシュイーターの類の魚も集まって来ると思われます。

サビキ釣りに関しましては、このフィッシュイーター達の動きでも、どの時間に釣りをすれば釣れるのかが変わってきます。

ちなみにこの日の北条湾内は、終始穏やかでフィッシュイーターの類の魚はいなかったものと思われます。

私はサビキ釣りで釣った小魚を活餌に泳がせ釣り…のスタイルなのですが、ルアーで釣りをされる方、特にイカを狙っている方に少々アドバイス致しますと、イカの類は河口付近などで釣ることも出来、真水の影響を受ける汽水域などですと絶対に釣れない…死んでしまう…ということはありませんが、イカ達が汽水域を好きか嫌いかで言えば嫌いです。

塩分濃度が安定し、比較的高い海水温の場所を好みますので、北条湾に小魚の群れが入って来ているということは、花暮岸壁や三崎港周辺、通り矢や城ケ島に渡った各釣り場なども、多少の違いはあれど北条湾内で釣果実績のある魚の群れはほぼほぼ同じように回遊しています。

私の釣りのスタイルは、まず小魚を釣ることから始まります。

この最初の一歩の小魚を釣るという点で、北条湾の深部に川が流れ込んでいることは、プランクトンが豊富であるということで非常に好都合なんですが、イカはプランクトンを食べに来ているわけではありませんので、これから雨も降り易い時期になりますが、大量に雨が降った後や、雨が降っていなくともそもそもあの狭い北条湾に川が流れ込んでいること自体が、状況如何によっては塩分濃度にも変化が生じることもあり、汽水域が発生することもあります。

然程広範囲ではない場所に、釣りが出来る場所が点在しているのが三崎港周辺や城ケ島です。

その点在している釣り場の中で、イカに限って言いますと、北条湾は一番イカにとって好ましくない環境の釣り場と言えます。

北条湾内にもイカは入って来ますが、活性高く北条湾で小魚にアタックしている状況であれば、他の釣り場の方がもっとイカの数も多く活性が高くてもおかしくありません。

また、イカは非常に神経質ですので、北条湾のように夜間海面に光が届く場所は、人間の気配を感じ易くそれだけでも釣りにくくなります。

北条湾だけにイカが好む小魚が集まるということは有り得ず、他の釣り場にも多少の差はあれどほぼ同じように小魚達が集まっていると考えて問題ありません。

産卵期などはまた動きも多少変化するとは思いますが、三崎港、城ケ島周辺でイカの類を狙うのであれば、北条湾という釣り場は最後の砦くらいに考えておいた方が無難かと思います。

魚のフィッシュイーターの場合は、様々な魚の生息範囲の北上などにより、かつて北条湾では釣れなかった魚が毎年のように新たに釣れています。

昨年釣れた、かつて北条湾ではお目に掛かったことがない魚の一例ですが、イトヒキアジが泳がせ釣りで釣れました。



北条湾では初!泳がせ釣りでイトヒキアジ(イトヒキダイ)をGET!

逆に今まで釣れていたフィッシュイーターが釣れなくなってきている…という側面もありますが、近年はこの釣れる魚の種類が目まぐるしく毎年変わり、この魚を釣るならこうだ!というお話しをしにくくなってきています。

サビキ釣りで釣れる小魚の代表格である青魚こそ、毎年同じような釣果が上がっておりますが、釣れる時期にズレが生じたり子持ちのタイミングでしか北条湾に現れなくなったり、微妙な変化は毎年起こっています。

しかしながら、北条湾が他の釣り場と圧倒的に違う点が、先述しました豊富なプランクトンであり、この小魚達のエサとなるプランクトンのお蔭で細かい変化は生じているものの、必ず毎年北条湾という餌場に青魚や小魚達が姿を現わしてくれます。

この青魚に代表される小魚達のお蔭で、フィッシュイーター達も現れ陸っぱりから簡単に青物などの大型のフィッシュイーターを釣ることが出来ています。

地震や津波などで、大きな海底や地形の変化などがない限り、このプランクトンから始まる一連のサイクルは今後も続いていくと思われ、毎年釣れる魚に変化があろうともサビキ釣り、泳がせ釣りは楽しむことが出来ると思います。

そして、今の時期は植物プランクトンに群がる動物プランクトン以外にも、甲殻類などの幼生がプランクトンを求めて北条湾に集まります。



甲殻類の幼生などは、何れ大きくなり青魚などの小魚達が捕食することは出来なくなりますが、幼生の間は格好のエサとなります。

このように、これから夏頃までの時期は、通常でも他の釣り場より圧倒的に小魚達のエサが豊富な北条湾ですが、それに輪を掛けてエサが豊富が故、あと1ヶ月もすれば小魚!全員集合!状態になり、おびただしい数の小魚、フィッシュイーターが集結すると思われます。

余談ですが、サビキ釣りで使う「アミ」はエビの仲間ではありません。

ちなみに、「オキアミ」もエビの仲間ではありません。

どちらも分類学上はプランクトンに属し、アミとオキアミも違う生物です。

私が小学生の頃に釣りに行った際に、アミコマセのアミは大人になるとオキアミになるんだぞ!…ドヤドヤ!…と、ドヤ顔で私に説明してくれたおじさんがいましたが、こういう大人にはなりたくない…と心の中で思ったことを今でも鮮明に覚えています。w

小学1年生から一人で釣りに出掛けていたことなどから、同世代の子供達といる時間より、大人といる時間の方が長かったのでませたクソガキになったんだと思います。w

今シーズンは、カタクチイワシが北条湾を出てから、次なる新たな魚(今年はアジ)が北条湾内に入って来るタイミングは例年より早かったですが、イマイチ数が入って来ていないように見受けられます。

肝心のGW中の釣果はどうなるのか…

今のところ何とも言えない感じで、確実なのはGW明け5/12辺りではサバっ子も回って来て、それなりに数釣りが楽しめると思います。

仮にGW中に釣行をお考えの場合は、明るい時間帯から夕マヅメで釣れるアジの方がサイズが大きなものが釣れましたので、日中の釣行をお勧め致します。

または、私のGWの休日は暦通りで何度か釣りに行くつもりでおり、その釣行をXブログで小まめにチェックして頂き、釣行日をお決め頂くのもありかと思います。

もどかしい釣行が続きますが、あと少しです。w

そして、この日の釣果はこんな感じです。



ムツっ子の釣果が確認出来たことは良かったのですが、数が釣れず恥ずかしく悲しい釣果です。

撤収しようか悩んでいた時は、アジもムツも元気にバケツの中で泳いでいたので、元気であればリリースしようと思っていたのですが、撤収時に改めて確認したところ、アジが既に死んでしまっていたので全て持ち帰り兄妹猫に焼いてあげました。



今の時期に釣れる、このくらいのサイズのアジとムツは頭の骨も気にならないくらいに柔らかく、且つ身にはしっかりと味があり激ウマなんです。

今シーズンはまだサバっ子の釣果は確認出来ておりませんが、サバっ子はさすがに焼いただけでは骨が気になり厳しいので、油で揚げるなりしないといけませんが、これくらいのサイズのアジとムツが釣れた際は少し焦げるくらいまでしっかり焼いて、目指しやシシャモのように召し上がって頂ければと思います。

兄猫は計算高く、妹猫の前に落ちた身を拾いつつスムーズに妹猫のご飯を横取りし、何も残っていない器を前で執拗に私達に無言の催促をしていました。



飼い主的には、その行動自体が魚の美味さを物語っており、次回こそはお腹一杯食べられる量を釣って来てあげたいです。

何とかGW中にマメアジ、ムツっ子、サバっ子が入れ食い状態になるくらいまで、群れが寄って欲しいところですが、如何せん自然相手のことなので人間の都合には合わせてくれません。

せめて兄妹猫のご飯分だけでも、頑張って釣って来たいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2024年4月21日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年4月21日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】カタクチイワシの群れが離れて二週間…新たな兆しが見えてきました(2024年4月13日)

こんにちは。

前回の釣行記事は、前回、前々回の二釣行をまとめさせて頂きました。

と言いますのも、カタクチイワシの群れは北条湾から離れ、何も釣れず、釣行ごとで分けてお話しするほどボリュームもなかったので二釣行を一記事にまとめまさせて頂きました。

毎年のことではありますが、この時期は私の中では北条湾での釣りが大取のカタクチイワシがいなくなり、新たに去年産まれたサバっ子が北条湾内に入って来るのを待つ時期で、一年の釣りがリセットされるような時期です。

そういう意味では、「今年はどんな魚が釣れるかな…」など、ポジティブなことももちろん考えるのですが、実際に釣りに行きますと、この時期だからこその魚の気配を全く感じない静けさのようなものがあり、むしろ自宅でビール片手にいろいろ釣りのことを考えていた方が楽しいくらいで、自然相手のことなので仕方がないのですが、我が家の兄妹猫のご飯を釣ることも出来ず、もどかしさや何とも言えない寂しい気持ちになります。

北条湾内から、完全にカタクチイワシの群れが離れて約二週間…

この日の釣行で三週目です。

9割方何も釣れない…という雰囲気の釣りに出掛けるのも足取りは重いものです。

とは言え、通り一遍のことを繰り返し、何も策を講じなければ釣れるものも釣れません。

通り一変とは、私は未明から朝マヅメ、日の出に掛けて釣りをすることが多いです。

いつもの時間に釣りに行っても、カタクチイワシはもちろんのこと、他のサビキ釣りで釣れそうな小魚もいない、釣れないことは分かっています。

そういうことから、この日は私が普段釣りをしない時間帯に釣りに行くことにしました。

普段は日曜日の未明から釣りを始めるのですが、この日は土曜日の夕方、夕マヅメ、日没後1時間程度釣りをする感じで北条湾を目指しました。

土日の日中に車を運転することが大嫌いなんですが、北条湾に入り浸る以前は、ここまで頻度高く釣りに行かなかったので、釣りに行く時の行き帰り共に家内が車を運転してくれていたのですが、釣りに行く頻度が増し「私はアンタの運転手じゃない…」と喝が入り、現在は釣りに行く時は私が運転する約束になっています。

仕方がないので、土曜日の日中ですが私が車を運転し、北条湾には夕方の午後5時半過ぎに到着しました。



釣り座を構えた場所から、真正面に夕陽を見ながら、寒くもなく暑くもなく、風もなく非常に静かで穏やかな時間が流れており、ゆったりと椅子に座りながら潮の匂を感じつつ、魚が釣れなくてもビールが飲めれば至福の時…そんな感じでした。

一通り釣りの準備も終わり、くまなく海を観察しますが、サビキ仕掛けの針でも釣るのが難しいくらいの、小さな何がしかの稚魚の群れは確認出来ますが、サビキ仕掛けで釣れそうな魚の気配はありませんでした。

余談ですが、今からGW明けくらいまで、北条湾岸壁にはヒジキが干してあります。



汚したり、踏んだりせず、干したヒジキは朝方回収しますので、回収作業の邪魔にならないように車の駐車位置や、構える釣り座に配慮をお願いします。

個人的には今の時期にヒジキを干すので、そのヒジキが干してあると余計に魚が釣れない時期であることを実感してしまいます。w

心のどこかで、私も家内も魚が釣れない…という先入観があったせいか、非常に穏やかな北条湾岸壁の雰囲気に影響され、10年一昔前、北条湾に入り浸る切っ掛けにもなった、真冬にマイワシ爆釣れ!の話で盛り上がっていると、竿が折れるのではないかというくらいの強烈なアタリがあります。

青魚も寄っていない今の時期に、強烈なアタリ…

折れそうな竿を見ながら掛かったのは根魚だと確信します。

案の定掛かったのはウミタナゴ



最初に釣れた個体は、動画ですと子持ちかの判断は難しいかもしれませんが、動画でもお分かり頂けるであろうくらい、お腹がパンパンのウミタナゴもヒットします。



コマセを嗅ぎ付けたようで、容赦なく根魚のオンパレード。



この日はメバルもそこそこ釣れたのですが、全てサイズが15cm程度でメバルは全てリリースしました。

メバルは非常に成長の遅い魚で、30cmほどに成長するのに10年掛かると言われています。

小さいメバルは釣れても出来るだけリリースして頂ければと思います。

釣れた魚の順番がテレコになっていますが、この日の釣果は1匹だけでしたが、非常に驚いたことが、ナント!アジが釣れたんです。



去年、北条湾では非常にアジが好調でマメアジくらいのサイズから20cmほどに成長し、初秋頃までコンスタントに釣れました。

これもかつてはなかったことで、15cmほどのアジサビキ釣りのメインシーズンである夏場の短期間に釣れる…ということが多く、去年の印象は非常に強く残っています。

この日釣れたアジは14cm~15cmほどで、マメアジではなく小アジくらいのサイズでした。

そして、一番驚いたことが、時期的にサバっ子、ムツっ子が先に釣れ出すはずなのに、サバっ子、ムツっ子よりも先にアジが釣れたことです。

アジが好調だった去年でも、サバっ子、ムツっ子が釣れ出し、1週間遅れくらいでアジが釣れ出しました。

アジはイワシ、サバに比べますと非常に神経質な魚で、岸壁上での音、強い光、人間の影など、こういったことでも釣りにくくなってしまう魚です。

また、イワシ、サバと違い常に泳いでいる魚ではなく、条件が整っており潮の動きなどの影響がなければあまり移動する魚ではありません。

更に、イワシ、サバよりの一階層深い水深にいることが多く、夏場のサビキ釣りのメインシーズンの時などは、魚の活性が上がりアジを釣りたくてサビキ仕掛けを深く落とそうとすると、アジの水深に届く前にイワシ、サバが掛かってしまう…ということもあります。

一つの群れの魚の数も、イワシ、サバよりは少なく、神経質であることなどもあり、どうしてもイワシ、サバよりは釣りにくい魚です。

この日は1匹しか釣れなかったのですが、先ほどアジの釣果のポストのリンクを貼りましたが、ポスト時のタイムスタンプをご覧頂きたいのですが、アジは釣れてすぐに撮影しポストしました。

ほぼほぼ釣れた時間だとお考え頂いて問題ないのですが、この日の日没の時刻は18:12です。

ポストした時間は18:09です。

水平線に陽が沈み、横向きの光はまだあるので空全体は暗くはありませんが、上から降り注ぐような光はありませんので、海の中は地上よりも暗くなっています。

アジは夜行性ではなく、釣り場で釣れる時間帯や釣れ方はマチマチです。

北条湾に於いては、所謂薄暗い時間のマヅメ時(朝夕共に)に釣れることが多く、日中よりも夜間や未明の方が良く釣れます。

漁業関係者の方などを含めますと、北条湾岸壁は日中は人の気配がある方です


スレ以前の問題で、アジが神経質な魚だからということで、日中に1匹も釣れない…ということはないと思いますが、非常に釣りにくいのは確かです。

北条湾の良いところが豊富なプランクトンなんですが、なぜ他の釣り場より圧倒的にプランクトンが豊富なのかは、申し訳御座いませんが、何度も同じ話をしておりここの話をし始めますと記事が長くなってしまいますので、今回は割愛させて頂きますが、ブログ内検索等で「植物プランクトン 川」や「植物プランクトン 豊富」などで検索しヒットした記事をご覧頂ければと思います。

北条湾は夜間でも常夜灯や街灯が岸壁の傍にあり、この光が海面に届いています。

この光に植物プランクトンが光合成をするために集まり、それを求めて動物プランクトン、そして小魚達が集まる…簡単に申し上げますとこういう流れで、夜行性ではないアジもこのプランクトンを求めているので暗い時間帯でも釣ることが出来ます。

この日は結果として、アジの釣果は1匹でしたが、アジが単独で行動し1匹だけのアジが私達が釣りをしていたサビキ仕掛けを食ってきた…こういうことは間違いなく有り得ず、それなりの数の群れがいたと思われます。

1匹しか釣れなかった原因の一つとして、たまたまアジの活性が上がったタイミングでフィッシュイーターが北条湾内に入って来たと思われます。



ウミタナゴ然り、メバル然り、アジ然り…突然気配を消すように全くアタリがなくなり違和感を覚えます。



この時点で、目視でフィッシュイーターの類の気配は感じられず、しばらく様子を見ることにしました。



この時点でも、まだ表面的には確信を持てるフィッシュイーターの動きは確認出来ていませんが、明らかに日没前と日没後の魚の動きが変わり違和感バリバリで、しばらく観察していれば必ず確信を持てる動きが出る…こう思いこの後魚は釣れないと思いましたが、ビール片手にひたすら海面を見続けました。



一度だけでしたが、海面にバシュ!というような、下から上にいる獲物を襲う時の波が出来ました。

このアタックをしたのは、恐らくイカの類で、それであれば合点もいきました。

イカはアジが大好物なので、アジの群れを追ってマヅメ時以降に北条湾内に入って来たものと思われます。

ただ、数はそれほど多くなく、ポストにもありますように30分ほどで北条湾内から出たものと思われます。

イカの類がいなくなると、次第に地味に小魚達の気配を感じましたが、如何せん活性が低過ぎてサビキ仕掛けに反応することはありませんでした。

ポスト内にあります「やる気のない波紋…」明らかに、サビキで狙えるサイズの小魚の群れの波紋ですが、アジの波紋ではありませんでした…というか、アジは基本的に表層付近を泳ぎながらプランクトンを食べることはなく、神経質なことから一々自分の回遊深度から上方向のエサ(プランクトンやアミコマセ)を狙って食べるような動きをします。

これも、先ほど申し上げた、イワシ、サバのように常に泳いでいなければならない魚ではないことから、動きとしては根魚などに近いエサの捕食の仕方をします。

こういうことに照らしますと、先述しましたやる気のない波紋を作った犯人は、表層付近を悠々と泳いで、海面スレスレを泳ぐことで出来る波紋が出来ていました。

つまり、アジの波紋ではないので、アジ以外の小魚も寄っている可能性があります。

前回、前々回の釣行共に何も釣れず、Xでも何をポストして良いのやら悩み、ブログの記事のネタもないことからガセネタをお話ししているわけではなく、私はこの記事を書いている時点で鼻息荒く釣りに行きたくて仕方がありません。

次回の釣行で、アジ入れ食い!爆釣れ!はないかもしれませんが、今後サビキ釣りで釣れるであろう魚の気配を感じることが出来ただけで、興奮してしまいます。

仮にアジを活餌に泳がせ釣り…でも、アジのサイズも活餌にするのにちょうど良いサイズです。

夢が広がる感じで、毎日次回の釣行はどんな釣りをしようか、作戦を立てているだけで楽しい感じです。

いよいよきたな…そんな感じです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2024年4月13日 北条湾釣行


ウミタナゴとはいえ、このサイズになりますと、引きも強く釣っていてもそこそこ楽しめました。

こちらは釣れた魚種です。

2024年4月13日 北条湾釣行 釣れた魚種


釣れたアジは1匹でしたが、これが意味することが非常に大きく、私の心は高鳴るばかりです。w

そしてウミタナゴは6匹釣れたのですが、5匹が子持ちで、まさに子を産む直前といった感じで、見た目で分かるくらいお腹がパンパンでした。



ウミタナゴは卵を産まず、ポスト内でもお話ししておりますが、輸卵管(ゆらんかん)という器官の中で卵を孵化させ子供を産む魚です。

鳥類や哺乳類に近く、人間の女性も同じ名前の器官を持っています。※

※鳥類、人間では出産、産卵に関してのプロセスはことなります。

ポスト内の写真左側が輸卵管の中にウミタナゴの子がいる状態で、輸卵管を割ると写真右側のように子が出てきます。

見た目的にはなんだか生臭そうですが、無味無臭で特にこれと言った臭いはありません。

敢えて言うのであれば、若干甘い匂いがしますが、ほとんど分かりません。

もちろん、人間が生で食べても問題ありません。

今回は、ウミタナゴがそれなりのサイズであり、子持ちだったことから持ち帰りましたが、我が家の妹猫は根魚が苦手なんです。

北条湾ではメジナ、カサゴ、メバル、ウミタナゴなどの根魚が良く釣れますが、時期にもよりますが妹猫は一口も食べてくれない時もあります。

ちなみに、兄猫は根魚でも問題なく食べてくれるので、最悪は兄猫に全て食べてもらうか…と、久しぶりに兄妹猫の食事は子持ちのウミタナゴを焼いてあげました。

兄猫は根魚を食べてはくれるのですが、やはり青魚の時のような反応はなく至って静かに待つことが多いのですが、この日はナント!終始鳴きっぱなし!



釣行が土曜日の午後からでしたので、兄妹猫の土曜日の夕食はウミタナゴだったのですが、動画の撮影をミスってしまったので動画は割愛させて頂きます。



心配を余所に、少々驚きましたが、妹猫が何の躊躇もなくほぼ完食してくれました。

本人(兄妹猫)達の年齢や子持ちの時期のウミタナゴということもあるのかもしれませんが、好物の青魚を食べる時のように淡々と完食してくれました。

翌日の日曜日の朝食もウミタナゴを焼いてあげました。



ポスト内の写真右、銀色の目が付いているものがウミタナゴの子供です。



産卵期というのは、当たり前の話ですが時期的なものですので、兄妹猫に頻繁にウミタナゴの子をあげたことはなく、もしかするとウミタナゴの子を食べてくれないかな…と思ったのですが、こちらも心配を余所に完食してくれました。

そして、人間用の魚料理ですが、ウミタナゴの子が一番良い時期、出産直前ということで普段はウミタナゴではあまり作らない、ウミタナゴのタタキを作ってみました。

産卵期のウミタナゴのタタキ

産卵期のウミタナゴのタタキ

産卵期のウミタナゴのタタキ


今回は繰り返しになりますが、ウミタナゴの「子」を主役にしたかったので、敢えて刺身系にしました。

作っておいて、こんなことを言いますと、お叱りを受けそうですが、個人的にはウミタナゴは煮付けが一番美味しいかと思います。

次に焼き、刺身は…という感じで、魚体自体も薄く、身を取るのも一苦労ですし、刺身にしたからといって独特の風味や味があるわけでもなく、淡泊な魚なので尚のこと刺身以外の魚料理が宜しいかと思います。

今回は写真のように、ウミタナゴの身をタタキ、その上に生のウミタナゴの子をトッピングしましたが、生臭さや磯臭さもなく※コリコリとしたウミタナゴの子は、釣り師だから味わえる特権かと思います。

※ウミタナゴは釣った時期、生息している環境で磯臭さが出ることがあります。

正直申し上げまして、今シーズンは2024/1/3の釣り始めの釣行で、サビキ釣りで60cmオーバーの歳なしのクロダイを釣り、この釣果自体がサビキ釣りで釣ったことももちろんですが、完全にまぐれの釣果で以降目ぼしい釣果に恵まれず、3ヶ月以上過ぎ釣りに行くモチベーションはかつてないくらい最悪でした。

特に気象の状況が良くないと、心のどこかで「釣りに行ってもどうせ釣れないだろうしな…」という気持ちがあり、毎回重い腰を上げるように釣りに行っていました。

たった1匹ですが、この日アジが釣れたということは、現時点では数は少ないかもしれませんが、今後アジの群れが増えることも考えられますし、長くてもあと3週間もすればサバっ子、ムツっ子も北条湾内に入って来ると思われます。

ブログを書いている時点で鼻息も荒く、次回の釣行が楽しみでなりません。

今シーズンはどんな魚が釣れるのか…

サビキ釣りからの泳がせ釣り…シーズンイン間近ですので、宜しければXブログを小まめにチェックして頂ければと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2024年4月13日午後8時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年4月13日午後8時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】いよいよ1年で一番魚が釣りにくい時期がきてしまいました(2024年3月31日・4月7日)

こんにちは。

※今回は2024/3/31と4/7の二釣行をまとめてお話しさせて頂きます。悪しからずご了承下さい。まずは3/31の釣行からです。

新年度に入り、桜も開花し、未明から明け方の気温も10度を下回ることが少なくなり、釣りをし易くなってきましたが、毎年のことではありますが、北条湾内にいたカタクチイワシの群れが北条湾を離れ、いよいよ1年で一番サビキ釣りで釣果を上げにくい時期がやってきてしまいました。

前回の釣行時(3/24)は、湾奥で釣ったカタクチイワシ活餌に、製氷所付近で泳がせ釣りをし、活餌がかじられるなど、フィッシュイーターを含めカタクチイワシの群れも湾全体にバラけ始め、あと少しはサビキ釣り泳がせ釣りを楽しむことが出来るかな…と思っていた矢先のことですので、ガッカリ感が半端ないです。w

詳しくは上記リンクの前回の釣行記事でご説明しておりますが、今シーズンはなぜか頑なに北条湾の深部に集結していたカタクチイワシの群れが、バラけること自体は魚達の動きとしては悪いことではないのですが、北条湾を離れる前触れでもあり遅かれ早かれ全てのカタクチイワシの群れが北条湾からいなくなることは時間の問題でした。

その年、その年で幾分動きが変わり、次に恐らく釣れ出すであろうサバっ子の群れが北条湾に入って来るのと入れ替わるようにカタクチイワシの群れが全ていなくなる年と、まずはカタクチイワシの群れが全ていなくなり、サバっ子の群れが後から北条湾に入って来る年があります。

釣りをする側からしますと、前者の動きであれば数は少なくともボウズにはならず、我が家の兄妹猫のご飯分くらいは釣れる年と、いないことが分かっていながらいつ入って来るか分からないサバっ子の群れをひたすら待つ釣りになる年とでは、釣りに行くモチベーションは雲泥の差です。w

3/31の釣行は、事前の天気予報でかなりの強風が予想されました。

週末に近付くにつれ、頻度高く天気予報をチェックしますが、風の予報が天気予報を見る度に強くなり、釣行前日の天気予報ではとうとう風速が10mになっていました。

気温も低めの予報で、北条湾では天気予報の風速が8mを超えてくると釣りにならなくなります。

北条湾では北風ですと、湾奥の斜面から吹き下ろすような風が吹き、南風ですと城ケ島方面から入り組んだ湾に風が集まるような強風が吹き、何れにしましても狭く入り組んだ場所に風が集まるように吹き、予報の風速よりも風が強くなることがあります。

カタクチイワシの群れが北条湾から離れるか離れないかの際の時期ということや、家内の車(釣り用に使っている車)の足回りのパーツを前日に交換し、試運転もしたかったので釣りをするかは分かりませんでしたが、取り敢えず北条湾に行くことにしました。



午前4時前に北条湾に到着しました。

向かい風で、車から降りようとドアを開けますが、風に押し戻されドアを開けるのも一苦労です。

家内の車の試運転を兼ねているとはいえ、この時点で釣りという点だけで言いますと釣りに来るだけ無駄でした。



北条湾は私の自宅から50キロくらいの位置で、往復で100キロと考えますと、車の足回りのパーツを交換しての慣らし運転であればちょうど良い距離を走ることになります。

予想より気温は高かったものの、風速は予想よりも強く釣りをするか悩みました。



風速的にはかなり厳しいですが、逆に言いますと、これだけ時化ていれば何か小魚の群れが北条湾内に逃げ込んで来ていてもおかしくありません。

この後、思い切り現実を見せつけられるのですが、この時点では良い方向に考え短時間釣りをし様子を見て帰ることにしました。

前回の釣行では、余裕綽々で数を数えながら70匹ほどカタクチイワシを釣り、釣ろうと思えばもっと釣れる感じでした。

仮にカタクチイワシの群れが北条湾から離れ始めていても、一週間でゼロになることはないだろう…

泳がせ釣りも出来る状況ではないし、人間用のカタクチイワシも要らないから、兄妹猫の分を40匹くらいチャチャっと釣ってサッサと帰るか…

強風には変わりはないものの、余裕をブチかまし釣果実績があり、タクチイワシの群れが集結していた湾奥の釣り座を目指しました。

風が強いこともあり、まずは家内に釣りをしてもらい、釣れるようであれば私も釣りに参加する感じで、家内の竿だけセットし釣りを開始します。

湾奥とはいえ、海面は強風に煽られ波が立ち海の中の様子は全く分かりません。

家内が持つ竿の竿先も、風でブレてしまいアタっているのか風で動いているのか傍から見ていると全く分かりません。

家内に…

アタリある?

と、聞くと…

全くない…と。

強風とはいえ、仮にカタクチイワシの群れが前回の釣行時同様に、釣り座を構えた周辺にいればアタリなり何なりの魚の気配を感じます。

こういう時の「魚の気配」とは、かれこれ50年以上釣りをしていますと、第六感的な感じの感覚で「気配」を感じるというより「勘」に近い感覚なのかもしれません。

私の中では魚が「いる」「いない」が分かっているのですが、家内を始めブログやXをご覧頂いております方などに、この「勘」に近い感覚をいつも上手く伝えられません。

家内が釣りを始めて10分ほどで、この日は時化の影響でアタリがなかったのではなく、カタクチイワシの群れはいない…と直感的に思いました。

その気配を感じる理由の中でも、物理的なものも非常に大事でアタリの有る無しはもちろんなんですが、一番私が重視しているのがアミコマセを付けたサビキ仕掛けを海に投入し、その後サビキ仕掛けを海から引き上げた時にどのくらいサビキ仕掛けの釣り針にアミコマセが残っているのか…これを重視しており必ず細かくチェックします。

この日のように家内だけ釣りをしている場合は、家内に一定の間隔でアミコマセを付けたサビキ仕掛けを海に入れ引き上げてもらいます。

その際に細かく、釣り針に残っているアミコマセをチェックし、それ以外の部分は先述しました「勘」に近い感覚で、魚がいるいないを判断しています。

当然、サビキ仕掛けの釣り針にアミコマセが残っている状態でも、魚はいる…と思うこともあります。

こういう時は、何時頃魚が釣れ出す…大まかにある程度の時間は予測出来ます。

状況証拠などもなく、私の感覚のお話しなんですが、私が釣りをする時間が比較的短いのはこの感覚の影響が大きく、事前に天候や潮の動き、前回の釣行時の魚の動きなどから、実際に釣りに行く日の魚の動きを予想します。

釣り場に着いた時に一番最初にやることが、上記で出した予想と実際に北条湾に着いた時の海や魚の状況にどれくらい予想とのズレがあるかチェックします。

そして、そのズレを実際に使うサビキ仕掛けの種類や、釣りを本格的に始める時間、あまり北条湾では撒き餌は使わない方が良いのですが、必要であれば撒き餌を使うか使わないか、使うサビキ仕掛けに蛍光やケイムラ色の塗料を塗るか塗らないか…など、本当に細かく微々たることですが、こういったことで調整します。

この日は、家内が北条湾の深部で釣りを始めて10分ほどで、カタクチイワシの群れは北条湾を出たかもな…と思いましたが、湾奥で20分ほど、釣り座をダイブセンターの前に移して20分ほど、計40分ほど釣りをしましたがアタリは一度もなく、100%カタクチイワシの群れは北条湾を出たと思いました。

結果としてアタリどころか、魚は1匹も釣れず風が強いとはいえ100%カタクチイワシを含め、サビキ釣りで狙える小魚の群れはいないと確信しました。



2024年3月31日午前5時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年3月31日午前5時頃の花暮岸壁周辺の様子

そして一週間空き、4/7の釣行ですが、3/31の釣行時に魚が釣れなかったのは、全て時化のせい…にしたかったのですが、カタクチイワシの群れはもういない…ということが分かっていたので、釣りに行くモチベーションは上がりませんでした。

風も然程強くなく、何と言っても気温が高い…と、ここまでは良いのですが、この日は雨の予報が出ており雨雲の動きが直前どころか、実際に釣りをしている時になっても定まらず完全に予報が外れ、ここまで外れると何のための天気予報なのか…と言いたくなるくらい当てになりませんでした。

ほぼほぼ釣れないことが分かっている釣りに行くこと自体が、当然モチベーションが上がりませんが、トドメはこの雨…

釣りに行くのを躊躇う気持ちもありましたが、3/31の釣行時同様に、この日は家内の車(釣り用に使っている車)のドライブレコーダーを新調したこともあり、そのテストも兼ねていたので何とか重い腰が上がりました。

余談ですが、ドライブレコーダーも今は多くの製品が売っていますが、安価を求めて中国製のものとかですと、やはり4年が限界ですかね…

家内は通勤にも車を使っており、休日の釣りも含めますとほぼ毎日家内の車は稼働しているのですが、その使用頻度もあるとは思いますが、ドラレコ本体然り、SDカードなども走れば都度上書きされ使用し続けるので、概ね4年で不良個所が出てきます。

あまりドライブレコーダーの映像などを確かめない…という方がいらっしゃいましたら、SDカードのフォーマット然り動画がキチンと撮影出来ているか定期的に確認することをお勧め致します。

SDカードも、永久保証のものもありますが、どうしても機械ものですので、ドラレコとの相性もあります。

ドライブレコーダーの設定如何によっては、音や衝撃、駐車監視などで動画を一々保存してしまうので、実はSDカードがいっぱいになっており、通常の走行時の動画は全く撮れていない…なんてこともあります。

気になる方は一度確認することをお勧め致します。

釣りの話に戻ります。

ダメ元とはいえ、一応釣りをするつもりで北条湾を目指しましたので、潮の動きも考慮しこの日は午前4時前に北条湾に到着しました。

北条湾到着時はそれなりの雨が降っており、風がほとんどなかったので波はありませんでしたが、海面には雨粒の波紋が出来てしまい海の中の様子を伺うことは出来ませんでした。

3/31の釣行は、時化で釣れなかった…こう思いたい自分と、いや…前回も今日も魚の気配を感じないね…という現実を冷静に見る自分がおり、雨も降っていることから、最低限の釣り道具を持ち北条湾の奥の釣り座へ移動します。



歩きながら終始海面を見続けますが、魚がいるという根拠を何も見付けられません。

家内も魚がいる根拠を必死に探していたんだと思いますが…

あっ!あそこに何かいる!!

と家内が言いますが…

なに??

どこだ!

魚だと思い心の底から湧き上がるように興奮し始めますが、魚と思しき物体を良く見ると…

潜水していたカモが浮いて来ただけでした。w

先述しました通り、この日北条湾に到着した後感じたことは、絶対魚はいないね…という勘と言いますか、感覚と言いますか、100%カタクチイワシはいない…ということを思いました。

魚がいるという根拠もないので、取り敢えず家内の竿だけセットし釣りを開始してもらいます。

直近で地味に雨の日が多かったことなどから、海水に濁りがあるかと思ったのですが、濁りはほとんどなく暗い時間帯であるにも関わらず、街灯の光だけで海底まで見えてしまうレベルです。

海底まで見えてしまう、澄んだ海の中に魚の姿や群れはおらず、雨に濡れながら何とも言えない寂しさが込み上げてきました。

何も釣れないことは分かっていましたが、こうなれば釣れるかもしれない…という期待が持てる事柄を消去法で全て試し、絶対にこの日の時点での北条湾にはサビキ釣りで狙える魚は何もいなかった…という確信を持って帰ろう…こう思いました。

今後、未来永劫永久に北条湾で魚が釣れなくなるわけではなく、ちょうどサビキ釣りで釣れる魚が入れ替わるタイミングです。

今まで釣れていた子持ちのカタクチイワシの群れはいなくなりましたが、例年の流れですとサバっ子、ムツっ子が次第に釣れ始めるはずです。

サバっ子、ムツっ子以外の魚が寄って来る可能性もゼロではありません。

そして、釣り座をいつも釣りをする付近に変更し再び釣りを開始します。



しかし、状況は湾奥と変わらず、魚の気配もなければアタリもありませんでした。



その年、その年で明るい時間帯の方が釣れる年と、完全に真っ暗な時間帯に釣れる年、明け方などのマヅメ時に集中する年と、毎年新たに北条湾へ入って来るサバっ子、ムツっ子の動きは変わります。

少々余談ですが、アジ、サバ、イワシなどの所謂青魚と呼ばれる魚達は、種によって若干の差はあるものの、5年~7年が寿命です。

青魚の多くは自分達の餌場の回遊ルートを持っており、そのルートを年単位でグルグルと回遊しながら生きています。

イワシ類は生後2年目から産卵をします。」

生後2年で15cm以上に成長し、この時点で餌場の回遊ルートは確立されていることが多いです。

近々まで釣れていた子持ちのカタクチイワシ達は、最低でも生後2年目以降の個体の群れで、北条湾という場所が餌場の回遊ルートに入っている群れです。

毎年この時期に北条湾へやって来て、産卵まで北条湾で過ごし産卵場に向かう行動をルーティンで行っています。

サビキ釣りで釣れる魚が入れ替わる時期…と、申し上げました。

次に釣れ出すのは恐らくサバっ子、ムツっ子の群れだと思われます。

サバっ子と呼ばれる通り、最初に釣れるサバは10cm程度のサバの稚魚が釣れ出します。

居座る期間が長いと、晩夏辺りまで北条湾におり、釣れ出した時に10cm程度だったサバっ子が、15cmから成長が著しい個体ですと20cm近くまで成長し北条湾を離れます。

この時期に、今後釣れるであろうサバっ子は去年産まれた個体の群れで、先ほど申し上げました「餌場」の回遊ルートがまだ確立出来ていない群れなんです。

これがどういうことを意味しているかと言いますと、初めて北条湾にやって来るサバの稚魚の群れ…ということで、まずスレていない、北条湾内に24h居付くのか、どの時間に北条湾内に入って来るのかが分からない…こういうことが考えられます。

また、今後サバっ子が釣れ出しサバっ子が釣れている期間に、明らかにサイズの違う大きなサバが釣れることがありますが、この群れは餌場の回遊ルートに北条湾を組み込んだ群れで、毎年一定数の群れがやって来ます。

そして、この大きなサバの群れは、最低でも一度は北条湾に回遊してきたことがあり、スレています。

毎年、サバっ子が釣れ出すと10cm程度のサバっ子はたくさん釣れるけど、私が釣る20cm近いサバは釣れない…現地でも「そんなサイズのサバがいるんですか?」と聞かれることがありますが、上記で申し上げた通り大きなサバの群れはいるのですが、スレにより釣りにくいということなんです。

サバは同じ青魚でもアジ、イワシとは違い何れはフィッシュイーターの側になる魚です。

北条湾は海水が澄んでいることもあり、その年、その年で有効なサビキ仕掛けが露骨に変わります。

去年このサビキ仕掛けで釣れたから、今年もこれで釣れるだろう…が通用しません。

何れサバっ子が釣れ出しましたら、この辺もご報告させて頂きますが、こういったことも頭に入れて釣りをすると、釣果に結び付け易くなります。

新たに北条湾へ入って来る小魚達の動き次第で、サビキ釣りの釣果はもちろんなんですが、その小魚を狙って寄るフィッシュイーターの種類も変わってきます。

ここ3年~4年が顕著ですが、関東以南に生息していると言われる、暖かい海水を好む魚達が北条湾で良く釣れるようになりました。

どんどん魚達の生息範囲が北上していることは間違いなく、イワシ類などの青魚も東北から北海道周辺で大量死して浜に打ち上げられたりしていますが、恐らくこれも生息範囲の拡大の影響から北上し、北上し過ぎて寒流である親潮などの影響によりイワシ類などが生息出来ない低い温度の海水の海域に取り残され大量死しているのではないかと思います。

こういうことも踏まえますと、今年はどんな小魚の群れが北条湾にこれから入って来るか…

昼夜での小魚達の動き(活動)がどう変わるか…

城ヶ島を含め、神奈川県側の東京湾内の各釣り場でどんな魚が釣れているか…

今のように北条湾内に入って来る魚が入れ替わる時期は、釣りに行っても釣れないことが多いのですが、逆にいつ新たな魚達がやって来て釣れ出すかも分かりません。

毎回バカ面をこいて、あぁ~釣れねぇな…と、明け方にビールを飲んで帰って来るのではなく(すみません…これは私ですねw)、本当に些細な変化も見逃さず、くまなく海の状況や魚の状況を観察することが非常に大切で、この事前の情報は今年の夏、秋、冬までの釣りのスタイルや釣果の傾向を見る上で非常に重要なんです。

毎週北条湾へ釣りに行っている私でも、1回の釣行で全てを読み切ることは不可能で、仮に泳がせ釣りの釣果をゴールとしますと、実際に泳がせ釣りで釣果を上げるまでの対策が後手に回り、早く気付いて対策をすればもっとたくさん釣ることが出来たのに…ということが多々あります。

具体的には海水の温度の推移であったり、小魚の群れが北条湾に入って来たら、どんな種類の魚がどのくらい入って来ているか、ルアーで釣果が上がっているか、サビキ釣りで小魚が入れ食いになるかなど、言い出すと切りがありませんが、恐らく次回釣りに行ってサバっ子が爆釣れ!はなく、何も釣れない可能性が濃厚ですが、いつか必ずサバっ子に限らず何らかの小魚が釣れ出しますので、出来るだけ細かく観察することが肝要で、それにより気付くことがあると思います。

釣れ出した時の状況や、その後の変化を釣りに行く度につぶさに観察することです。

ただ、釣れ出すタイミングはいつになるかは分かりません。

サビキ釣りなどで、毎週釣りに行き同じサイズの魚が同じように入れ食い状態の釣行が続いたりしますと、延々にこのままサビキ釣りで魚が釣れ続けるのではないか…こう思いがちですが、最初の1匹のサバっ子が釣れ始めた瞬間から、釣れなくなる時までのカウントダウンが始まっており、何も魚が釣れない時期でも刻々と海の中は変化し、逆に魚が釣れ出すまでのカウントダウンも始まっています。

語弊のある言い方になってしまいますが、サビキ釣りだけであれば釣れている情報を得て釣りに行けば、それなりの釣果を得ることは簡単だと思います。

サビキで釣った小魚を活餌泳がせ釣り…となりますと、1年は長いですがそうそうチャンスに恵まれることもなく、1回のチャンスを如何にものに出来るかに掛かってきます。

実際に泳がせ釣りをされている方は、更なる大物を釣って欲しいと思いますし、私は原則として釣り初心者の方や、ファミリーで釣りをする方向けにXやブログで情報を発信することが一つのコンセプトで、北条湾にサビキ釣りはしに行くけど泳がせは…と二の足を踏んでいる方に、是非サビキ釣りで釣った小魚を活餌にするだけですので、泳がせ釣りにチャレンジして欲しいと思っています。

サビキで釣った小魚をエサにして、20mチョロリ投げて、陸っぱりから70cmオーバーのカンパチが釣れる釣り場が北条湾なんです。w

ジャージに突っ掛けで、釣りのお供の猫達と戯れながら、ビール片手に青物を釣る…※

※誇張した言い方を敢えてしています。お子様連れでご釣行の際は、北条湾岸壁は足場は良いですが、出来ればライフジャケットの着用をお勧めします。履物に関しましては、いろいろご意見もあると思いますが、個人的には長靴や脱ぎにくい靴は実際に海に落ちた時に上手く泳げない上に、脱げないので足かせになります。また、ライフジャケットを着用した状態で海に落ちた場合は、基本的には浮きますので、泳ぎに自信がない方が安易に救助しようとしますと、溺れている人は尋常ではない力でしがみついてきますので、自らがほぼ確実に溺れます。お子様は魚が釣れると興奮しますので、事故のないよう安全に釣りを楽しんで頂ければと思います。

一度味わうと止められません。w

サビキ釣りで何も釣れないかもしれない…という期間も長くて4月いっぱいかと思います。

今暫く我慢の釣りが続くと思いますが、桜も散り徐々に気温を上がり始め、GWも見えてきました。

サビキで釣れるサバっ子、ムツっ子を始め、青魚や小魚が北条湾内に入ってくれば、必ずその小魚達を追ってフィッシュイーターも入って来ます。

もうすぐ目の前まで、熱いエキサイティングな釣りが迫ってきているかと思うとワクワクが止まりません。

次回の釣りで、サビキでサバっ子大漁!になることはまず有り得ないと思いますが、何がしかの小魚が1匹、2匹釣れた…という感じで、今シーズンの傾向も見えてくると思います。

余程のことがない限り、私は週一で北条湾へ釣りに行きます。

宜しければ、次回の釣行辺りから、X、ブログを小まめにチェックしてみて下さい。

また、近々では釣れても同じ種類の魚であったり、魚自体が釣りにくく、そう毎回急いで皆様にお伝えしなければならない事柄などもないことから、概ね実際の釣行とブログの更新に1週間程度のタイムラグがありましたが、次回の釣行くらいから幾分魚の動きも出てくると思いますので、実際の釣行後なる早でブログを更新し、出来る限りタイムラグを解消致します。

私もしがないサラリーマンが故、ブログの更新に幾分お時間を頂くと思いますので、その点はご了承下さい。

また、ご報告させて頂きます。

2024年4月7日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年4月7日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】いよいよ魚達が動き始めました(2024年3月24日)

こんにちは。

今年に入りカタクチイワシの群れの動きが例年にない動きをしながらも、北条湾全体の海の中の状況は逆に非常に安定しているように見受けられ、この相反する状況の原因を解明しようと試行錯誤をするものの、中々これだ!というものを掴めずにおりましたが、この日の釣行でようやくいろいろ見えてきました。

前回の釣行記事で書かせて頂きましたが、上記でも申し上げた通り北条湾内の海の中の状況は、海水の温度、カタクチイワシなど小魚のエサとなるプランクトンの状況など、むしろ例年にないくらいに安定しているのに、なぜかカタクチイワシなどの青魚が一番嫌う環境の場所に群れが集まっているという矛盾した状況の原因を解明しないことには、サビキ釣りから派生しての泳がせ釣りなど、効率良く釣果に結び付けることが出来ないと思っておりました。

小難しい話は一旦置いといたとしても、今年の北条湾は魚が釣れないことが浸透してきているようで、3月に入ってからは釣りに行けども、釣り人はゼロ…か、いても一組程度と釣り自体は釣り人がいないので釣りをし易いのですが、何とも寂しい景色が広がっておりました。

その数少ない釣り人の方達を見ていましても、釣れている様子は全くなく、下がりっぱなしの私の釣りのモチベーションを悪い方向に後押しをするような状況が続いていました。

近々の釣行は、北条湾の奥に釣り座を構え、カタクチイワシを釣って帰っておりましたが、毎回釣りに行く度に北条湾岸壁の角から釣り座を構える湾奥まで、徒歩でカタクチイワシの群れなど、小魚の群れがいないか確認しておりました。

この日はいろいろ試したいこともあり、幾分早めの午前4時前に北条湾に到着しました。

まずは、兄妹猫のご飯を確保するために湾奥でカタクチイワシを狙います。

そして、マヅメ時から日の出辺りまで、製氷所周辺、釣り座が空いていなければ最悪花暮岸壁に移動してカタクチイワシを活餌泳がせ釣りをしてみようと思っていました。

1回の釣行で釣り座をコロコロ変えるとなりますと、意外にも時間が掛かってしまうので、この日は釣るカタクチイワシの数も厳格に数え、規定数に到達したら即座に泳がせ釣りにシフトしようと思っていました。

釣る予定のカタクチイワシの数は、兄妹猫の食事1回分で20匹×2、人間の魚料理用に10匹ほど、泳がせ釣りの活餌に10匹、計60匹釣ったらサビキ釣りは終了し、泳がせ釣りを始める計画です。

必要最低限の釣り道具だけ持ち、北条湾の奥の釣り座で早速釣りを開始します。



この日も北条湾岸壁の角から湾奥の釣り座まで、くまなく海の様子を観察しながら歩きましたが、目視でカタクチイワシと思われる魚の群れを確認出来たのは、釣り座を構える周辺に行くまで見られませんでした。

釣り座を構える周辺には、足下にウジャウジャという表現が相応しいくらいのカタクチイワシと思われる群れがいましたので、第一投目から安定的に釣れ出します。



以下のライブ配信で釣れる間隔や釣れ方などがご覧頂けると思いますが、この日は入れ食い…とまではいきませんが、終始コンスタントに同じ間隔で釣れました。



この日はサッサと規定数のカタクチイワシを釣って、次なる泳がせ釣りにシフトしなければなりませんので、当然私もサビキ釣りに参戦します。

余談ですが、ライブ配信をご覧頂くと、私より家内の方が良く釣れていると思います。

近々の釣行で顕著なんですが、サビキ仕掛けについてはスキンやビーズ、その他の集魚パーツ、緑色の蛍光塗料が塗布されているもの、その他赤色の塗料なども含め、何も余計なものが付いていないケイムラ色のトリックサビキが一番食いが良いです。

今回、家内の竿にセットしたサビキ仕掛けは以下のものです。

家内が使ったサビキ仕掛け


私が使用したサビキ仕掛けはこちらです。

私が使ったサビキ仕掛け


露骨に食いが違いました。

湾奥で釣りを始めて45分、予定していたカタクチイワシの数を釣ったので、忙しなく一旦車に戻り製氷所付近に釣り座を構え直します。



釣り座を変え、釣りを開始した直後は、薄暗かったこともあり足下の海中を見てもカタクチイワシらしき群れの魚影は確認出来ませんでした。

そもそも、どうしてこの日は二段構えの釣りをしたのか…

今年に入り、カタクチイワシの群れが例年にない動きをしているのは分かっていましたが、1月、2月は釣りをするのが危険なレベルの悪天候の日もあり、週一という同じ間隔で北条湾を観察することが出来ていませんでした。

私もしがないサラリーマンが故、祝祭日がない限りどう頑張っても週に1回釣りに行くのがやっとで、その1回の釣りが出来ませんと翌週釣りに行けたとしても二週間釣行間隔が空いてしまうことになります。

魚が釣れない、釣りにくい時期の二週間なんてどうでも良いだろ…と、お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、自然は日々少しずつ変化しており、その変化は24h365d止まることなく継続して変化していきます。

二週間以上、釣行間隔が空いてしまいますと、劇的に海の中の状況が変化しており、今後を予想するネタも、降り出しに戻ってしまい、一から調べ直さないといけないというようなことが多々あります。

2月の後半から3月に掛けては、釣りに行けないほどの悪天候もなく、何とか週一で釣りに行けており、毎回北条湾の奥の釣り座で兄妹猫のご飯用にカタクチイワシを釣っていただけのような釣行が多かったですが、毎回海の様子やカタクチイワシの群れの動き、カタクチイワシの活性の具合、これを時には歩いてくまなく観察しました。

北条湾は、北条湾岸壁の入口※付近から水深が浅くなり始めます。

※車での北条湾岸壁への入口。ダイブセンターの辺り。

漁船が航行出来ないレベルではありませんが、北条湾の最深部はかなり浅いです。

週一の釣行を約1ヶ月程度続け、一つ気付いたことが浅い水深の場所にカタクチイワシの群れがいることが分かりました。

これはいったいどういうことなのか…?

水深が浅く、川が流れ込んでおり、海水の温度も安定しない、大なり小なり汽水域も発生する場所…本来であれば青魚が一番嫌う状況の場所に青魚であるカタクチイワシが集結している…なぜなのか…?

ずっと考察し、何とか自分の予想の決定打が欲しい…

確たる証拠と言いますか、そういったものを待っていたのですが、考察の結果どう考えても北条湾内にカタクチイワシの天敵がいる…

こう考える方が自然で、いろいろ不可解なカタクチイワシの動きも説明がつくのですが、証拠がないんです。

小魚達の天敵、所謂フィッシュイーターですが、ド派手にナブラを作り、時として鳥山まで作るレベルで近年は北条湾内に入って来るようになりましたが、前回の釣行まででそういったフィッシュイーターの気配は海面を眺めていても一向に確認することは出来ませんでした。

そして、この日の釣行はあくまで私の憶測の域を出ておらず、確証はなかったのですが、二段構え…北条湾の奥に逃げているカタクチイワシを釣り、フィッシュイーターが現れやすい北条湾の入口付近で、カタクチイワシを活餌にフィッシュイーターを狙ってみよう…と、こういう流れです。

プラスαで、釣果としてではなくても良いので、北条湾の入口付近にカタクチイワシの群れ、もしくはそれに準ずる小魚の群れが確認出来れば尚のこと、私の勘が当たる確率が上がります。

いよいよこの日の釣り第二弾が開始されたわけですが、幸先良くカタクチイワシが岸壁の角でもヒットします。



少し話を整理しますが、現在北条湾の奥に集まっている大サイズのカタクチイワシはほぼ全て子持ちの個体だと思われます。

釣果として持ち帰ったカタクチイワシは、兄妹猫のご飯用も人間の魚料理用も、捌くなりほぐし身を作る際に1匹1匹白子や卵の有無を確認しており、今のところ100%白子か卵を持った子持ちです。

そもそもカタクチイワシが産卵の準備に入り、いきなり産卵出来るほどの立派な卵や白子が突如お腹の中に現れることはなく、人間の子供が出来る仕組みと同様で少しずつ卵や白子が大きくなり、準備の整った個体(群れ)から産卵場へ旅立ちます。

そのため、産卵期の魚はどの種でも爆食いをし、卵や白子を大きくするためにも栄養を送る必要があり良く釣れるというわけです。

先ほど申し上げました、仮定の話ですが現状ではカタクチイワシの群れは北条湾の深部に集まっていますが、北条湾の入口、中央部付近にフィッシュイーターがいるのではないか…これから逃げるために湾奥に集まっている…仮にこの予想が当たっていたとしても、カタクチイワシ達も北条湾内で産卵するわけにはいきませんので、何れはフィッシュイーターがいるかもしれない北条湾の入口や中央部を通らなければなりません。

最大の難関である北条湾の入口付近ですが、湾の奥に集まっているカタクチイワシが「明日、いよいよ脱出作戦を開始する…」と、一気に難所を突破するような産卵場への旅立ち方はせず、地味に少しずつ少しずつ北条湾の入口方面へ群れが移動して来ます。

どんな理由があってカタクチイワシの群れが今シーズンは北条湾の深部に集まっているのか分からずとも、子持ちであることから産卵場へ旅立つ行動は必ずする…これだけは確信を持っており、今までいつになったらカタクチイワシの群れがバラける※のか…これをずっと私は待っていました。

※カタクチイワシの群れが産卵場へ旅立つ直前の動き

前々回の釣行時に、この産卵場へ旅立つ動きをしてもおかしくないだろう…という予想で、北条湾の中央部に釣り座を構えましたが、カタクチイワシの「カ」の字もなく、兄妹猫のご飯分も釣れないという状況になりかけ、慌てて北条湾の深部の釣り座に移動し、何とか兄妹猫のご飯分のカタクチイワシを釣って帰った釣行がありました。

この日、北条湾岸壁の角でカタクチイワシが釣れたということは、例年より遅めではありますがいよいよカタクチイワシの群れが産卵場へ旅立つ準備に入ったと見て良いと思います。

こうなってきますと、北条湾全体にカタクチイワシの群れがバラけますので、フィッシュイーター達が集まり易い環境が整います。

海水の温度も、北条湾全体で11度~13度くらいで推移しており安定しています。

今後、余程の寒気が北条湾周辺に流れ込み、猛烈な雨でも降らない限りこれ以上海水の温度は下がることはなく、徐々に上昇していくと思われますので、尚更フィッシュイーター達が集まって来てもおかしくありません。

そして、ここまでの予想や流れがほぼ当たっている証拠…と言って良いと思いますが、この日は泳がせ釣りの竿に反応がありました。



動画ですと、分かりにくいですが、活餌のカタクチイワシが暴れることが多発し、実際に活餌もかじられました。



活餌が暴れている竿の動画ですが、この竿は実際に仕掛けを巻き上げてみると、活餌が暴れ回り道糸にハリスがグチャグチャに絡まっており、活餌のそばまでフィッシュイーターがやって来て、グチャグチャの仕掛けを警戒してアタックしてこなかったものと思われます。

活餌がかじられた竿は、活餌投入後、家内が活餌が暴れてるよ…と教えてくれ、私が竿の様子を伺いに行った時には竿先は全く動かず生命反応がないような状態でした。

家内が声を掛けてくれた時、私は車に物を取りに行っており、活餌が暴れているのを家内が確認してから5分ほど経っていました。

家内に…

竿先は全く動いてないぞ…と、言うと…

えっ??

かなりブンブン動いてたよ…と。

念のため、仕掛けを巻き上げるとポストの感じで活餌がかじられていました。

恐らく、空白の5分の間にかじられたものと思われます。

この日は、上記のポスト以外にも活餌がかじられ、日の出後30分ほどは活餌が暴れることが多く、フィッシュイーターの活性が高かったものと思われます。

釣果としてお示し出来なかったことが残念ですが、この日は私の中で数ヶ月眠っていた釣りに対してのモチベーションが爆上げで、次回の釣行が楽しみでなりません。

活餌のかじられ方や、表面的には全くフィッシュイーターの気配を感じないことなどから、魚種の特定までは難しいですが中層以下にいるフィッシュイーターの可能性が極めて高く、エサの捕食の仕方がアバウト、下手くそな魚だと思います。

ここまでで、今年に入ってからのカタクチイワシの不可解な動きを解明!…と言いたいところなんですが、フィッシュイーターがいることも分かり、フィッシュイーターから逃げるために北条湾の深部にカタクチイワシが集まっていることは間違いありません。

そして、上記魚種の特定までは難しい…恐らくこの日カタクチイワシをかじった魚はヒラメやコチ、ハタ系の海の下層にいる魚ではないか…と思っています。

基本的に海の中の下層で暮らしている魚は、受け身の食事の仕方をし派手に動き回ったりしません。

エサが自分の元にやって来るのを待ち捕食するスタイルです。

これは無駄なエネルギーを使わないために、そういう進化をしてきたということもあり、仮に産卵期であっても通常より良くエサを探し食べることは間違いありませんが、青物などのような動きはしません。

北条湾の入口で、この日は活餌がかじられるなど、確かにフィッシュイーターの気配を感じることが出来ました。

北条湾は縦に細長い地形をしており、北条湾の入口から最深部まではかなりの距離があります。

あまり派手に動いてエサを食べることがない捕食者に対して、湾の最深部までカタクチイワシの群れが逃げる…且つ、自分達(カタクチイワシ)が好まない環境で我慢する…

今シーズンは「密集」と言う言葉が相応しいくらい、湾の深部にカタクチイワシ達が集まっています。

もしかすると、私がまだ想像していないフィッシュイーターがいる…

何がしかの、カタクチイワシが嫌う状況が北条湾内で発生している…

詳細な理由や原因は分かりませんが、カタクチイワシの群れがあそこまで狭い範囲で湾の深部にいることが未だに腑に落ちません。

仮に、この日動きがあった、恐らく海の下層にいるフィッシュイーターが北条湾内に相当な数いたとしましょう。

そうであれば、釣り人の数は1人~2人であっても、ルアーで釣りをされている方を釣りに行く度に毎回見掛けます。

カタクチイワシのこの動きが、もうかれこれ3ヶ月くらい続いています。

ルアーで釣果を上げている方を目にしてもおかしくありませんし、私も実際に何度か北条湾の中央部から深部辺りで泳がせ釣りをしましたが、当時は全く無反応でした。

北条湾の入口、中央部辺りにいるフィッシュイーターから逃げるためという理由では、あそこまで湾の奥に行く必要はなく、湾奥に集結している理由が他にもあるような気がしています。

カタクチイワシの群れ全てが、産卵場に旅立つ前になぞを解明出来れば…と思っております。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2024年3月24日 北条湾釣行


写真ですと、あまりたくさんいるように見えないかもしれませんが、この日は数を数えて釣りをしました。

兄妹猫のご飯用一食20匹×2、人間の魚料理用10匹、泳がせ釣りの活餌用10匹、釣り座を移動し北条湾岸壁の角で新たに10匹、フィッシュイーターにかじられた活餌が-2ということで、計68匹持ち帰りました。

この日は前回の釣行時には釣れなかった、サイズ違いのカタクチイワシが釣れました。

2024年3月24日 北条湾釣行


写真下の中サイズのカタクチイワシは子持ちではなく、数は5匹ほど釣れました。

写真上の大サイズのカタクチイワシは、釣れた個体全てが子持ちでした。

大サイズのカタクチイワシ63匹に対して、中サイズのカタクチイワシが5匹…

圧倒的に大サイズの子持ちのカタクチイワシの群れの方が多いです。



時期的にも、そろそろ産卵場に向けてカタクチイワシの大移動が始まる頃なんですが、産卵を終えた子持ちではない大サイズのカタクチイワシは釣れることはなく今シーズンは終わりそうです。

例年ですと、北条湾から一度産卵場へ向けて旅立ち、産卵後に一部のカタクチイワシの群れが再び北条湾へ戻って来るのですが、毎回細かく卵や白子の有無を確認していますが、今シーズンは子持ちではない大サイズのカタクチイワシは1匹も確認出来ておらず、産卵を終えたカタクチイワシの群れは新たな餌場へ旅立っているものと思われます。

例年ですと、出戻りのカタクチイワシの群れが、サバっ子が釣れ出すまでの繋ぎの役目をしてくれることが多く、ボウズを回避出来たり、泳がせ釣りを楽しませてくれたりしていたのですが、今年の4月からの釣りはかなり厳しい釣行が予想されます。

当然、フィッシュイーターのエサとなる小魚がいないので、泳がせ釣りも出来ません。

当たり前の話ですが、そもそもエサがいないのでフィッシュイーターが寄ることもなく、ルアーでやっても何も釣れません。

ここからお話しすることは、根拠はなく私がほぼ毎週北条湾という釣り場に通っていて、漠然と感じていることなのですが、理由は分かりませんが、黒潮が房総半島にぶつかり東京湾、相模湾方面に流れてくる暖流である続流の勢いが、ここ2年~3年は弱いのではないか…と感じています。

通年を通してみましても、ここ2年~3年は圧倒的に東京湾内の各釣り場の方が、暖かい海流と共に移動する青魚、青物の釣果が顕著で、サビキ釣りなどのメインシーズンである夏場でも東京湾内の釣り場の方が釣果が上がっています。

ネットの情報や、釣り具店などの釣果情報などを見ましても、悲しいことに三崎の情報より東京湾内の釣り場の情報ばかりです。

そして、その三崎方面に毎週通っている私からしましても、東京湾内の方が釣り易いだろうな…と認めざるを得ない状況です。

私の場合は、北条湾という少し特殊な環境の釣り場の魅力にハマって釣りに行っており、釣果も大事なんですが狭い湾の中に小さな川が流れ込んでいる、言わば海の生態系の縮図のような環境の釣り場が毎年どういう変化を見せてくれるのか楽しみで釣りに行っている側面があります。

魚を釣ること以外にも目的があるので、釣れなくてもなぜ釣れなかったのかを考えることが楽しくて釣りをしていますが、釣りをするからには釣果は大事だと思います。

釣果優先であれば、横須賀から千葉まで東京湾内の各釣り場で釣りをすることをお勧め致します。

去年1年間でかなり痛感しましたが、北条湾に寄る青魚、青物は確実に減っているように感じています。

私は自宅から北条湾まで40分もあれば着く距離に住んでいます。

神奈川県内ももちろんですが、東京近郊にお住まいの方などは、湾岸線を通って北条湾を目指すと思います。

有料の釣り施設も含めれば、北条湾を目指す途中に釣果実績のある釣り場がたくさんあります。

釣果優先であれば、今は北条湾以外の釣り場をお勧め致します。

そして、兄妹猫の食事ですが朝晩共に、ここのところド定番のカタクチイワシを焼いてあげました。



ポストにもありますが、本当に週を追う事にカタクチイワシの脂感は増しています。



産卵前の子持ちのカタクチイワシということもありますが、カタクチイワシと言えばシラスや煮干しなど、イワシ類の中でも一番可食部が少なく頭デッカチで、イワシを名乗るのが失礼な気すらしますが、本当に今釣れるカタクチイワシは人間が食べても非常に美味しいです。

まるでサンマを焼いているかの如く、生意気に油跳ねもし見ているだけで美味しそうです。

夕食もカタクチイワシの数まで朝と全く同じです。



飼い主にしか分からないことですが、普段のご飯の猫缶などとは全くガツガツ感が違い、猫的にも本当に美味いんだろうな…と思います。



ちなみになんですが、普段の猫缶のご飯を用意している時はこうはなりません。w



そして、人間用の魚料理はカタクチイワシとピーマンの甘酢餡掛け和えです。

カタクチイワシとピーマンの甘酢餡掛け和え

カタクチイワシとピーマンの甘酢餡掛け和え

カタクチイワシとピーマンの甘酢餡掛け和え


青魚はサラダ油との相性も抜群なので、唐揚げや天ぷら、フライなども美味しいのですが、しつこいですが本当に今北条湾で釣れるカタクチイワシは産卵前で爆食いをし、脂を溜め込んでいます。

1年の中でここまで脂を溜めたカタクチイワシが釣れることもそうそうないので、敢えて揚げ物ではない魚料理を近々では作っていますが、今回は「甘酢」の「酸味」がポイントです。

作り方は、カタクチイワシの頭と尾を切り落とし、腸を取り除きます。

そのカタクチイワシを揚げ過ぎない程度に、素揚げでも良いですし、唐揚げ粉などをまぶしても良いので揚げていきます。

唐揚げ粉をまぶす場合は、カタクチイワシにほんのり唐揚げ粉が付く程度で、付け過ぎないようにして下さい。※

※唐揚げ粉を付け過ぎると、唐揚げ粉の味がカタクチイワシの味に勝ってしまい、カタクチイワシの風味が損なわれてしまいます。

ピーマンをゴマ油で軽く炒めます。

油で揚げたカタクチイワシと、ゴマ油で炒めたピーマンを具材が浸るくらいの水の量で、ピーマンがしんなりするくらいまで煮ます。

煮ながら味付けをするのですが、ベースを麺つゆではなく醤油を使う場合は粉末出汁など出汁を少し加えます。

酒、みりん、塩で味を整え、味見をしながらお酢を加え軽く酸味を感じる程度入れます。

ちなみにお酢は魚の骨などを柔らかくしてくれますので、一度油で揚げていることもあり、カタクチイワシの中骨を意識し過ぎてあまり煮込み過ぎないようにご注意下さい。

煮過ぎますと、カタクチイワシの身が煮崩れしてしまいます。

最後に味見をしながら、砂糖を入れます。

片栗粉を水で溶き、煮汁を沸騰させて水で溶いた片栗粉を少しずつ投入しとろみを付けます。

溶いた片栗粉でとろみを付ける場合は、いろんな意味で絶対にビビッてはいけません。

・煮汁は完全に沸騰させること
・片栗粉を溶く水の量は最小限
・溶いた片栗粉は少しずつ投入
・理想は20秒くらいで片栗粉の投入を終える

片栗粉を使って上手にとろみが付けられない方(失敗してしまう方)は、失敗の原因が煮汁の温度が低過ぎることが多いです。

溶いた片栗粉が濃いと、ダマになってしまったりとろみを付けている間に片栗粉が焦げたりしてしまいますが、片栗粉を溶く水の量が多いと出来上がった時に味が薄くなってしまい、とろみを付けてから味を再調整すると味が均一にならなくなってしまいます。

水で溶いた片栗粉を投入する際は、鍋全体をかき回すようにして煮汁に均一に片栗粉を混ぜるように投入します。

余談ですが、チャーハンを作ると油でベチャベチャになってしまい、チャーハンのお米がパラパラにならない方も、鍋(油)の温度が低過ぎることが原因です。

鍋(油)の温度が低過ぎますと、米粒を油の膜が覆うのではなく、米粒が油を吸ってしまうので、お米に塩味を付け油をかけたような不味いチャーハンになってしまいます。

中華系の要素がある料理を作る際は、とにかく火は強火で手際良く調理をすることがポイントの一つです。

カタクチイワシの身や脂の旨味を実感出来る一品かと思います。

宜しければお試し下さい。

ようやくカタクチイワシを含む、各魚の動きが出てきましたが、先述しました通り出戻りのカタクチイワシの群れ(大サイズの子持ちではない群れ)が確認出来ていない今、北条湾内にいる子持ちのカタクチイワシの群れが産卵場へ全て旅立ってしまうと、再び何も釣れない北条湾…になってしまいます。

外道で厄介者だったネンブツダイもトウゴロウイワシも今は1匹も釣れません。

彼らも回遊性の魚ですので、今は北条湾ではない餌場にいると思います。

当然、青魚であるカタクチイワシも同じ動きをし、何れ釣れなくなります。

サバっ子が釣れ出すまで、今シーズンはかなり厳しい釣行が続く予感がしますが、頑張って次回も北条湾へ釣りに出掛けたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2024年3月24日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年3月24日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  青魚  カタクチイワシ  シコイワシ  魚料理  投げ釣り  夜釣り  

【三崎港・北条湾】なぜか頑なにカタクチイワシの群れが湾の奥から移動しません(2024年3月17日)

こんにちは。

前回の釣行は、直近で良い感じの降り方で雨も降り、海水の温度にも大きな変化はなく、北条湾全体の海の中の状況が安定しているように見受けられたので、釣り座を普段釣りをしている北条湾の中央付近に構えました。

仮に北条湾全体に、カタクチイワシの群れが分散してくれますと、フィッシュイーターなどがカタクチイワシを狙って大型の魚が北条湾内に入って来る可能性も高まり、それを期待していましたが、私の予想はかすりもせず、このままでは兄妹猫のご飯分も釣れない…という状況になり、急遽慌てて釣果実績のある北条湾の奥の釣り座へ移動して釣りをしました。

結果的に釣りをする時間も普段より長くなり、バタバタと慌ただしい釣行となりましたが、前回の釣行で頑なに今シーズンはカタクチイワシの群れが北条湾の奥に集結していることだけはハッキリと分かりました。

3年~4年ほど前から、北条湾で一番魚が釣れない今の時期、他のイワシ類などの青魚や小魚達、それこそ外道で手を焼くネンブツダイやトウゴロウイワシなども北条湾を去る時期に、カタクチイワシの群れが、まるで魚が釣れない穴埋めをするかのように居付き、4月辺りからポツポツと釣れ出すサバっ子と入れ替わるようになっていきました。

海水温が上昇傾向にある昨今でも、どうしてもこの時期は海水の温度が下がります。

概ね10度~13度くらいの海水の温度になることが多く、マイワシやウルメイワシ、アジなどですと、温度が低過ぎ死んでしまうレベルではありませんが、低い海水の温度を嫌い北条湾内に入って来ることはほとんどありません。

カタクチイワシは、同じ青魚の括りでも比較的低い海水の温度に耐えられます。

こういった低い海水の温度に耐えられることや、産卵場の変化、カタクチイワシが北条湾からそう遠くない海域で産卵をしていると思われる、且つ産卵期の変化などから冬場の北条湾にカタクチイワシが集まるようになった原因ではないかと考えています。

冬場にカタクチイワシが集まるようになって数年経ちますが、去年までは北条湾の入口から中央部、城ケ島と本土の間の船道、城ケ島大橋の橋桁付近など、かなり広範囲に渡りカタクチイワシの群れが分散していることが多かったです。

城ヶ島大橋の橋脚付近から通り矢方面、船道に面した製氷所の前や花暮岸壁ですと、この時期に青物の群れがカタクチイワシを狙って回遊して来ることもあり、ここ数年は通年を通して泳がせ釣りが出来る状況でした。

ところが今シーズンは、なぜか北条湾の深部の極狭い範囲にカタクチイワシの群れが集結し、その狭い範囲をグルグルと回遊しています。

過去にこういった動きをカタクチイワシの群れがしていたことはなく、現時点ではどうしてそういう動きをしているのかの原因は分かっておりません。

十数年前は、夏のサビキ釣りのシーズン以外は、釣れない釣り場として有名だった北条湾ですが、あれよあれよと釣れる釣り場として地味に名が知れてきました。

たった十年チョロリで、劇的に変化した北条湾ですが、必ず釣り場(海)が変化していく中でのターニングポイントがあり、その大きな変化が起こっている時は、非常に魚が釣りにくく魚に振り回されるような釣行が多いです。

そして、その釣りにくい原因が見えてきた時には時すでに遅し…という状況になりがちです。

現状では、北条湾の奥に行けばカタクチイワシは釣れますが、かれこれ2ヶ月以上、我が家の兄妹猫のご飯のためにカタクチイワシを釣りに行っているような釣行で、正直申し上げて釣りに行くモチベーションを維持するのも大変ですが、良くも悪くも今後また北条湾という釣り場が変化するターニングポイントのど真ん中にいるのではないかと思っています。

当然、良い変化ばかりではなく、悪い変化の前触れ…という可能性もあります。

例年と違う魚の動き…

仮にカタクチイワシが今シーズンは1匹も北条湾に現れなかった…

こういう状況になったとすれば、こういった明らかに大きな変化の答えは意外と簡単に見つかるものです。

しかし、今シーズンはカタクチイワシの釣果が確認出来てから、北条湾内に入って来ているカタクチイワシの数は例年とあまり大きな変化は見られません。

例年通りにカタクチイワシの群れは集まっているように見受けられます。

今と逆の現象、つまりカタクチイワシの群れが北条湾の入口付近に集結しているなら、これも答えは意外と簡単に見つけられると思います。

北条湾の深部には川が流れ込んでおり、現時点でカタクチイワシの群れが集結している場所は、川が流れ込んで来ている目と鼻の先です。

イワシ類などの青魚は汽水域を嫌います。

北条湾に流れ込んでいる川は、然程大きな川ではなく平時の水量も多くはありませんが、大なり小なり汽水域は発生し、今の時期ですと川の水は気温の影響を受けますので、川の水の影響で海水温も下がり易いのが北条湾の深部です。

私は毎回釣りを始める前に海水の温度を計っていますが、雨量の多い雨が降ったあとなどは露骨に海水温が下がります。

ちなみに、海水の温度は通常は気温の影響はほとんど受けることがなく、海水の温度が変化する主たる原因は暖流(暖かい海水の流れ)と、寒流(冷たい海水の流れ)の影響で海水の温度が変化します。

私が一番引っ掛かっていることは、上記で申し上げているようなことで一言で言うとカタクチイワシにとって北条湾内で一番過酷な環境、カタクチイワシが嫌う環境の場所に群れが集結していることが腑に落ちません。

これには必ず理由があるはずです。

水温が安定しない…

汽水域も発生し塩分濃度が極端に変わる場所もある…

海水が淀み易く流れがない…

今まで定説的に言われてきた、イワシ類が一番嫌う条件が整っていると言って過言でない状況の場所に集まっています。

詳細な理由は現時点では分かってはいないのですが、カタクチイワシの群れが頑なに北条湾の深部に集結していることは分かったので、この日は余計なことはせず最初から北条湾の奥の釣り座で釣りをすることにしました。

北条湾には午前4時過ぎに到着しました。

必要最低限の釣り道具だけ持ち、北条湾の奥の釣り座で釣りを開始したのが午前4時半前。



釣り座に到着した時点では、カタクチイワシの群れの魚影などは確認出来ませんでしたが、サビキ仕掛けを投入し数分でカタクチイワシがヒットします。



寒さに耐え、カタクチイワシだけ釣れれば良い…

こうお考えの方がおりましたら、今は北条湾の深部に釣り座を構えればこんな感じで釣れると思います。



この日は、入れ食い…とまではいかずとも、最初にアタリがあってワンクッション置く感じで竿を上げると、一度で3匹~5匹くらい掛かることが多かったので、家内のサビキ仕掛けは針のサイズが4号の10本針のトリックサビキの仕掛けを使ったのですが、針のサイズが小さ過ぎて逆にバラしが多くなってしまいました。

5本~6本の釣り針の数で、釣り針のサイズは6号くらいのトリックサビキがベストです。

この日はほぼ入れ食いということもあり、サビキ釣りは家内に任せ、私は虫餌で丁寧にチョイ投げをやってみましたが、アタリの「ア」の字もありませんでした。

次回以降も、いい加減我が家の兄妹猫のためのカタクチイワシ釣り…も飽きたので、私は泳がせ釣りも含め、ダメ元でサビキ釣り以外の釣りをしてみようと思っています。



今年の釣り始めで、歳なしのクロダイをGET!し、その後が例年にない悪天候での釣行不可や悲惨な釣果が多く、正直焦りがあることは事実ですが、いい加減何かカタクチイワシ以外の魚を釣りたくて仕方がありません。

ただ、北条湾全体の地形をご想像頂ける方はすぐにお分かり頂けると思いますが、狭い範囲にカタクチイワシの群れが集まっていて、仮に城ケ島と本土の間の船道にフィッシュイーターがいたとしても、湾深部のカタクチイワシの群れを嗅ぎ付けるのは難しいと思っており、現にフィッシュイーターはおろか他の魚の気配は感じていません。



サバっ子やムツっ子が例年通り北条湾に寄ると仮定すれば、早くて4月の下旬頃、GWに入るか入らないか…という時期だと思います。

例年の流れですと、やがてカタクチイワシの群れがフェードアウトするように釣れなくなり(群れの数が減り)、チョボチョボとサバっ子、ムツっ子が釣れ出す…餌場の取り合いにならないようにシコ※とサバ、ムツで協定でも結んでいるのか…というくらいキレイに入れ替わってくれるのですが、根拠もない私の個人的な「勘」なんですが、何がどうなる…ということは現時点で頭に浮かんでおりませんが、例年通りにならないような気がしています。

シコイワシ=カタクチイワシ

年明け以降の、過去にないカタクチイワシの動き…これが気になって仕方がなく、例年通りにならないことが良い方向に転んでくれれば良いのですが、仮のお話しとして悪い方向に転んだ場合は、4月の頭にはカタクチイワシの群れはいなくなり、サバっ子、ムツっ子が北条湾に入って来るタイミングも遅く、4月中は本当に何も釣れない…こうなってしまう可能性もゼロではないと思います。

ただでさえ狭い北条湾ですが、その中でも一番自分達(カタクチイワシ)が過ごしにくい環境の場所、且つ極狭い範囲に集中して集まっている…イワシ類の生態から考えますと、通常では有り得ない行動なんです。

寝る時も常に泳いでおり、本来であれば海水の温度ももう少し高い海域、且つ潮通しの良い場所を好む魚(カタクチイワシ)のはずなんですが、真逆の環境下にもうかれこれ3ヶ月くらい集中して集まっています。

原因が分かっていないので、現時点では憶測の話を延々とすることになってしまいますので割愛させて頂きますが、このカタクチイワシ達の行動には必ずそういう動きをしている理由があります。

気付いたことや、原因などが解明出来てきましたら、都度X及びブログにてご報告させて頂きます。

この日の釣果はこんな感じになりました。



この日はほぼ入れ食い状態で、釣り過ぎ注意報が発令されたので、おおまかに釣った数を数え、兄妹猫の二食分+人間用の魚料理一品分くらいを釣りました。

ちなみに、文中でもお話し致しましたが、この日は私はサビキ釣りはやらず、家内一人で釣りました。

家内が一人で1時間弱釣りをしてこんな感じです。

私もサビキ釣りをしたり、もっと長い時間釣りをすれば延々と釣れた感じでした。

この日釣れたカタクチイワシのサイズは、全てほぼ同じくらいのサイズで、前回の釣行時のようにサイズ違いのカタクチイワシは釣れませんでした。

前回の釣行時の中サイズ、小サイズのカタクチイワシが釣れなかったのですが、群れの数で言えばこの日釣れた大サイズのカタクチイワシの群れが圧倒的に多く、釣りをしている時間も短かったため、たまたま釣れなかっただけかと思います。

この日釣れたカタクチイワシはほぼ全て大サイズだったので、兄妹猫のご飯をほぐす際、人間用の魚料理を作る際も一匹一匹確認しましたが、100%白子か卵を持った子持ちでした。



ポスト内の写真左の真ん中、ちょうど腸があったであろう辺りの白い不自然に大きな肉片のようなものが白子です。

同じくポスト内の写真右の少し焦げたように変色しているものと、その左の血管のような筋が入っているものが卵です。

近々では、カタクチイワシの大サイズはそれなりに身も取れるので、兄妹猫には腸を取り除いたほぐし身をあげていますが、白子と卵は捨てずに全てご飯に混ぜています。

そして、兄妹猫の朝食は「子持ちカタクチイワシのほぐし身」です。



ポスト内でもお話ししておりますが、3月に入ってからは特に大サイズのカタクチイワシの脂感が半端なく、サンマを焼いている時のような油跳ねをします。

グリルで焼いていても、これは美味いだろうな…と思いながら焼いていました。



兄猫がジッと待ち、執拗に名残惜しそうにご飯を探す気持ちも分かります。

この日の釣果はカタクチイワシのみ、且つサイズがほぼ全て同じなので、兄妹猫の夕食は朝と全く同じです。



夕食時は、思いの外妹猫がご飯を残した(少々強引に残りのカタクチイワシを全て焼いたので幾分多めになってしまいました)ので、兄猫は戸惑ったのか、普段であれば躊躇なく残りを食べ始めるのですが、なぜかアイコンタクトで家内に「いっぱい残ってるけど食べて良いの??」バリに確認していました。w




人間用の魚料理ですが、カタクチイワシの煮物を作ってみました。

特段アスパラガスとカタクチイワシの相性が抜群!というわけではなく、事の発端は冷蔵庫で一番古い野菜がアスパラガスだったから…という理由で一緒に煮たのですが、カタクチイワシの脂がのっているということもあり、アスパラガスの青臭さが抑えられ意外にも想像の上いく相性の良さでした。

カタクチイワシとアスパラガスの煮物

カタクチイワシとアスパラガスの煮物

カタクチイワシとアスパラガスの煮物


作り方は至って簡単で、アスパラガスはあまり小さくなり過ぎない程度にブツ切りにし、先端の部分は一旦避けておきます。

頭と尾を切り落とし、腸を取り除いたカタクチイワシと、先端部分以外のアスパラガスを水のみで圧力鍋を使い10分ほど圧力を掛けて煮ます。

水の量はカタクチイワシとアスパラガスを圧力鍋に入れ、カタクチイワシとアスパラガスが水に浸るくらいでOKです。

アスパラガスは、先端部分以外を、軽くピーラーで皮を剥きます。

圧力が抜けたら、味付けなんですが、これは本当にお好みで麺つゆだけでも良いですし、醤油をベースにみりん、酒を使ってOKです。

味付けをしつつ、避けておいたアスパラガスの先端の部分をここで鍋に入れ、味付けをしながらアスパラガスの先端の部分が柔らかくなるまで煮ます。

10分も煮れば柔らかくなると思います。

今回は麺つゆベースで、みりん、酒は使わず、最後に塩と砂糖で味を整えただけです。

個人的にはイワシ類はあまり生臭く感じないのですが、イワシ類であっても魚特有の生臭さが気になる方は、醤油、麺つゆどちらでも酒とみりんを少し入れると臭みは抑えられると思います。

釣れる魚がカタクチイワシばかりなので、釣行内容も魚料理も変わり映えがなくすみません。

釣りは釣る場所に魚がいなければどうすることも出来ないのですが、どれだけ長くともあと一ヶ月もすればいろいろ魚の動きも大きく変わってくると思います。

今暫くエキサイティングな釣行はお待ち下さい。

もどかしい釣行がしばらく続くと思いますが、今後ともよろしくお願いします。

また、ご報告させて頂きます。

2024年3月17日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
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Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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