今回もご訪問くださりありがとうございます。
・・・・・ありがとうわたし必ず逝くから”と」
続き
「おい、ちょっと聞くが、お前はそのような商売をしている女を呼び出しても大丈夫なのか?」
「いや、これは女郎屋の女ではございませんから、客を取るとは言っても、これは店の旦那と折半かなんかですから身体は自由なんですよ。ですから仕事以外は自由でございますから、あと男がおれば男に縛られる感じでしょうが、男と別れると云うことになっておりますから仕事が終わったあとは自由でございますから、そうなっていたのでございます。そしてたまたま私がこの女を呼んでおまんじゅうを食べに逝っている時に、こいつの男とバッタリあったのでございます・・・そしたらこの男が私に”キサマ、なんか!”と言った時に、この女が”いや~わたし無理やりこの人に連れ出されたのよ。わたしは来たくなかったのですが、この人が無理やり来んと許さんと云うもんでわたし来たの”と言ったから、その男はヤクザのような男で”ナニ!!”といってそのまま引っ張って逝かれて、山の中ですよ。引っ張って逝かれて、そこで刀で、刀と言っても小さな、お侍が持っているような刀ではなくて、あのう長さの短いのがあるのですよ、それで身体中メッタ突きされて殺されたのでございます・・・もうそうしたらこの女が、私がこっちに来る前、苦しくて目をパット開けたら、この女が”フンッ、このバカ男が”と私に言ったのですよ。それがもう許せんで許せんで、あんなに私に泣いてからアアアッと喋りやがって。で私がすいません悪かったなぁと云ったら、そして今度まんじゅうを食べに逝こうと云ったら、まんじゅう嬉しいわ!わたしまんじゅう連れて行ってもらうのは嬉しいわっ!と言っていたのが、男と会ったら、こん男が!!と言って私を見下げ果てたのですよ。その時の顔が忘れられなくて、ずーっと殺されてから今でも血だらけになりながらも恨むのは男じゃなく、その女をウランでいるのでございます。ですから絶対、この女許さん!クルシメテヤル・・・私身体中ガタガタでございますから、この女の体も滅茶苦茶にしてやろうと思って憑いております」
「そうか、お前の死に際にそのような事を言ったのか?それは許せん事だ。ではお前はこの女にどのような復讐をしているのだ」
「ま、どのようなことと云うよりも私、この女をいつも金で買って抱いていたものですから、この女は絶対他の男から抱かれないようにしているのですよ。あのアナをメチャクチャにして使えないようにしてやっているのでございますよ」
男でもこのような復讐の仕方があったとは
「そうか、ではこの女はもう男は抱けないと云う事か」
「さ、さようでございます。使えないようにしていますよ」
「そうか、しかし、この女は結婚して子供が居るではないか」
「子供はおりますよ。その子供も大変な子供になりますよ。この女の男と言うのも普通の男ではありません。たち(性格)の悪い男でございますよ。私がくっつけたのございますから」
「そうか、では少し待て」
「はい」
姪ごさんの旦那さんは何をされいる方でしょうか?とご相談者にお聞きする。(怨霊が喋った事に間違いはないのか確かめるため)
<工事関係の仕事をしていますがなかなか良い子ですよ>
と云う。
「おい、この願子の男はそれ程悪い男ではないのではないか」
次回続く