神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



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・・・・・・恨みの念の強さに驚愕した。

続き

すでに私の中に入っているモノに

「おい、お前が乱子(仮名)にとり憑いているモノか?」

と云うが、やはり無視だ。

怒りが溢れ出すほどの恨みを秘めているモノだ、無視も当然のことか。

では仕方ない。

私の強力な念で開かずの口をこじ開ける。

この念の攻撃に耐えたモノはこれまでにはヒトリもいない。

たとえいてもそれは破壊されるのを前提とし覚悟を決めている化け物達だけである。

或いは私の力を見くびり戦いを挑んでいる無知な霊等である。

無視をするモノには情けをかける必要もない、力でねじ伏せるだけの事だ。

とおもむろに両手で手印を組み頭上に掲げる。

すると数秒も経ず苦し紛れの声が上がる。

「アッウッウッウウウウッグッ・・・ヤヤヤヤメテ・・・タタタスケテ・・・クッ・・・」

とカタカナの言語にならない苦し紛れの、コ・エをあげる。

ご相談者にこの叫びとも取れる声が聴こえているか確認すると

”はい良く聞こえていますよ”

との返事を頂き続行する。

「おい、先ほどの乱子にとり憑いているモノ出て来い!」

「はははい・・・・」

「お前が乱子にとり憑いているモノか」

「さささようでございます・・・」

「これから我の云う事に素直に答えるか?」

「はははい・・・なんでもお答えいたします・・・」

「では先ずお前の生前の仕事から聴きたい。仕事は何をしていたのだ?」

「わわ私でしょうか?・・・」

「さようじゃ何をしていたのだ」

「わ私の仕事は浮浪者でございます・・・」

「なに、浮浪者か」

「さようでございます・・・」

「お前のような浮浪者がこの乱子とはどこで知りあったのだ?乱子は前世何をしておったのだ?」

「この女はでですネ・・・おお城のお姫様でございました・・・」

「なに、お城の姫、なんでお前がお城のお姫様と関係があるのか」

「なんでと云うよりもですネこのお姫様は大変酷(ひど)い事をしたんでございますよ・・・」

次回続く