当事務所では、ウェディングスナップ分野で新しいプランを作りました。
「サブカメラマンプラン」です。
現在、結婚式＆披露宴のスナップ写真は、「式場の専属写真業者」にメインのカメラマンを任せ、「カメラ好きの友人や親戚」に「サブカメラマン」として、メインカメラマンの補助として撮ってもらうことが多くなっています。
（※持ち込み規制が一段と厳しくなっているため、外注業者がメインカメラマンとして入ることが難しい状況です）
その、「式場専属業者のカメラマン」ですが、巷間聞くところによると、必ずしも「良質なカメラマンが来る」わけではないようで、お客様ががっかりするパターンが多いようです。
これは、私自身も、専属業者のカメラマンをしていたのでよくわかりますが、結婚写真の業界はかなりブラックでして。。。
「人件費を低く抑えるために、高額な報酬が必要な、上級カメラマンを雇えない」
「その結果、中級以下のカメラマンしかいない」
「その会社なりの撮り方という規制があるため、うまいカメラマンでも、その腕を発揮できない。画一的な撮り方しかできない」
「注文があったら絶対に引き受けないといけないため、挙式組数の多い時期はカメラマンが不足する」
「足りない場合は、どこかからカメラマンを呼んでこないといけないが、繁忙期に来てくれるカメラマンに上手い人はまずいない」
「たくさん撮影すると、撮影後の処理に手間がかかるため、”あまりたくさん撮るな”と指示され、撮影枚数が制限される」
といった欠点があります。
また、「専属業者のカメラマンは、その会場に慣れており、会場スタッフとの意思の疎通もばっちりでいい写真を撮れます」ということを、よく、プランナーさんが言いますが、これも鵜呑みにはできません。
「繁忙期には、その会場に来るのが初めてというカメラマンも来る」
「直前まで、どのカメラマンが配置されるかわからないため、新郎新婦の要望がカメラマンに伝わりにくい」
「会場のスタッフは写真のことなど、どうでもよく、自分たちの仕事の邪魔になりやすいカメラマンをじゃけんにする」
「専属業者のカメラマンにとっての”客”は、新郎新婦ではなく、その”式場”であり、新郎新婦の要望よりも式場側の要望を優先する」
「そのため、目つぶりに備えて3枚撮りたいのに、”1枚でいいだろ、早く終わらせろ！”とスタッフに言われると素直に従うしかなく、1枚しか撮れないで、目をあけた写真が撮れなかったりする」
という、「専属業者ゆえ」のマイナス点があるのです。
我々、外部業者の場合、「お客様は新郎新婦」ですから、新郎新婦の希望を最優先にしますが、専属業者の場合、新郎新婦が「あの螺旋階段のところで撮ってくれますか？」と言っても会場スタッフが「時間がないからだめだ」といったら、それに従わないといけませんから、写真を撮れないのです。
そういうわけで現実には、「専属業者に任せておけば安心。いい写真がいっぱい残せる」とはならないことが多いのです。
そんな専属カメラマンにすべてを任せては危険なわけで、となると、サブのカメラマンが重要になります。
その重要な「サブカメラマン」に、「カメラマニアというだけで、結婚式の写真はほとんど経験のない友人カメラマン」とかに任せて大丈夫でしょうか？
やはり、サブカメラマンにも、信頼のおける人にやってもらうべきではないでしょうか？
というわけで、「プロがサブカメラマンとして撮影するプラン」を新設したわけです。
料金は「挙式～披露宴 ３５０００円（税込み）」です。
続く～
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