以前、こんな記事を書きました。

宴会場の収容人数 余裕をもって

 
 
ここでは、結婚式場のパンフレットに書いてある「最大収容人数」というのは、「その人数で実際に披露宴を行なうのは、事実上無理」であることをお伝えしました。
 
でも、そういう表示をしている以上、その人数で披露宴を行なうことが実際にあります。式場側も、人数の多いほうが儲かりますから、「招待客を減らしましょう」とは言いません。
 
その結果、「MAXの収容人数」となった披露宴を、昨日、撮影してきたのですが・・・・
 
現地に行ったら、スナップカメラマンの私の他に、「ビデオカメラマン1名」と「当日エンドロールカメラマン1名」の計3名のプロカメラマンが、ぎゅうぎゅう詰めの宴会場の中に存在してました。
 
とにかく、ギュウギュウ詰めで狭いったらありゃしないです。今は、映像作品を上映することが多く、その「スクリーン」を置くスペースが必要で、いっそう狭くなっています。
 
配膳人さんたちも、ものすごく苦労しており、会場の隅っこのテーブルなど、配膳人がそこに行けないため、配膳できず、お客様の手を借りて、「すいませんが、お隣のお客様に回してもらえませんか?」と、料理をバケツリレーのように渡している状況です。
こんな状況なんで、配膳人も、みんな苛ついており、カメラマンに対しては、完全に「邪魔者扱い」で敵視しているような視線を浴びせてきますし、なかには、「わざと」かどうかはわかりませんが、カメラに体当たりしてくる配膳人もいます。
 
まあ、その気持もわかるので、私らも、新郎新婦の様子よりも、配膳人の動きを常に見ていて、彼らの邪魔にならないように、あっちいったり、こっち行ったり、狭い中のわずかな空間を探して動き回っていました。
司会者さんは、なんとか狭いなりにも「自分だけの空間」を与えられていますが、カメラマンは、「十秒間以上同じ場所にいられない」という感じで、まるで「ドッチボール」をしているように、配膳人を避けていました。
ゲストの皆さんも、場所によっては、「一回、そこに着席すると、もう動けない」という箇所もあって、「トイレに行くだけでも一苦労」というお客様もいて、見ていて気の毒に思うくらいでした。
 
新郎新婦さんからは「いろんな角度から撮って下さい」と言われましたが、カメラマンが立てる場所は限られており、「いろんな角度から」というのはとても無理でした。「ゲストの皆さんをまんべんなく、いっぱい撮って」とも言われましたが、「あそこのテーブルには行けない」というくらいの密集度で、これも無理でした。
当然、「各卓写真撮影」も無理で。。。。
 
配膳人のことを考えたり、他のカメラマンのことを考えたり・・・・  なんか、写真のことより、別のことに注入する神経のほうが多くて・・・・・・
 
これじゃあ、どんなに超一流のカメラマンであっても、ドローンでも飛ばして撮影するかしないと、とてもじゃないが、まともな写真など撮れません。
 
会津の格言ではないですが、「ならぬものはならぬ」という感じで、たいした写真も撮れていないのに、とにかく、精神的にも肉体的にもクタクタに疲れ果てました。
 
というわけで、結婚式場が言っている「最大収容人数」というのは、「事実上は無理」というもので、「8割」くらいが実際の最大収容人数である、ということを覚えておいて欲しいです。
 
ご参考まで。
 
※今回は、打ち合わせの時点で、「これは動けない」ということがわかっていたため、高倍率ズームレンズというものを用意して持っていってますが、それでも撮れないものは撮れません。、
 

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