新型コロナウィルスによる「結婚式の延期や中止」。

現実問題、当事務所で受注しているものも、この影響を受けており、2月後半から5月頃までの仕事は皆無になりました。

つまり、「無収入」。体力のない事務所は、バタバタ潰れていくかもしれません。

 

なので、写真業者としては「延期などせずにやりましょう。消毒をちゃんとやれば大丈夫ですよ」とか言ってる人も大勢いて、私もそう言いたいところですが・・・・

 

 

今回の問題って、「登山」に似ている気がします。

 

あれこれやりくりして日程を決めて、交通費もかけて、道具にもお金をかけて、仲間たちと、山に行って・・・・

しかし、現地に行くと、土砂降りの雨。

無理して登れば山頂まで行けるかもしれませんが、ちょっと危険です。時間も余計にかかり、日没までに帰ってこれないかもしれません。

 

そんな時、登山の常識では、「迷ったら、けして無理しない」「勇気ある撤退をする」「また、あらためて来ればいい」となっています。

 

学校の卒業式とか入学式のように、「その時しかできないもの」だと、多少無理してでも強行したほうがいいかも? と言えますが、結婚式は延期ができるものです。

 

ご親戚などに、基礎疾患を持つ高齢のゲストもいる結婚式。遠方から、混雑する電車で長時間かけてくるゲストもいます。やはり、リスクは高いです。

 

ですから、私は、「迷ったら、延期しましょう」と言わせていただきます。たしかに、経済的損失も莫大ですが、それよりも、やはり、命が第一です。

ゲストの皆さんも、「強行を非難する人」はいても、「延期を非難する人」はいないと思います。