ある日の土曜日、王子とたまには違うスーパーへ買い出しに行こうかっとSainsbury'sへ行ってきました。こちらのスーパーのエコバッグがお気に入りっと先日ブログ(やめてっと言えなかった)に書いたスーパーです。
いつも行くMorrisonsとの品揃えや値段を比較しつつ目新しい商品を手に取り、さぁ、最後にワインを選びに行こうっと酒売り場へ向かったところ、一人のおじちゃんに声を掛けられました。
顔は素面なんですが、もう言動が酔っ払い。しかも英語がネイティブではないようで、一生懸命しゃべってくるんですが私なんか一瞬耳を閉じそうになりました。さすがにネイティブ王子は何を言いたいかを聞き取り返事をしてましたが、私もそろっと耳をあけて聞いていると、どうやらお酒を買いたいけど10ペンス足りないから頂戴ってしきりに言っていました。
片手に袋を持ち、反対側の小脇には4本のサイダー。怖い感じはしないんですが、なんせ酔っ払い。相手にしないのが得策。王子がつれなく断ると、また違う人に声を掛けるおじちゃん。違う売り場をのぞいて酒売り場を通り過ぎると、そのおじちゃんが丁度女性に声を掛けていたところでした。迷惑そうな女性。これは誰かお店の人でも呼んだ方がいいのではっと思いながら暴れてるわけでもないのでどうしようっと結局素通り。
数分後、さてレジに行くかっとレジに行くとそのおじさんが3人の女性スタッフに囲まれていました。その女性達から、あなたもう十分酔っぱらってるからお金ないならもう飲むのはやめなさいっと諭されていて、そのおじさん、子供みたいにしゅんっとなってました。さすがイギリス女性、強いわ~。抱えていたサイダーをスタッフに渡し、すごすごと店を後にするおじちゃん。
質の悪い酔っ払いではなかったからか、スタッフとのやりとりは近所のおばちゃんが子供に怒ってるようなほのぼの感がありました。最近こういった光景、日本ではとんと見なくなったのでここにはまだ人情が残っているようでいいなと思った出来事でした。
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