昨日(17日)は定休日でしたが、お亡くなりになった入居者さんの遺品整理関係の立ち合いで出社。

そんなに広い部屋では無いし、お一人暮らしだったので大した荷物は無いから30分もあれば終わるだろうと思っていました。

連帯保証人のお兄様を含めて親族4人でいらっしゃって、玄関を開けた段階でお2人は入室を辞退・・・

用意した防臭マスクをして自分的には通常のマスクの10倍以上は臭いを抑えていると感じましたが、慣れちゃってるだけなのでしょうかね?



人気ブログランキング
←クリックで励まされます。ぜひとも応援お願い致します!


今回は、安否確認通報からの残念な発見でしたが、自分からのご親族への第一報に始まり警察署でのご遺体確認、市役所への手続き、火葬、お通夜、告別式等々を終えた翌日に車で3時間掛けて現地へ来て頂いた感じです。

現地へ行く前に会社で原状回復の話し、隣接している入居者さんからの臭いの苦情、大家さんの心情等々を話させて頂きました。

「こう言うお話をしないといけない立場なので失礼な事を言うかも知れませんがお許しください」

自分、必ずそんな前置きをしますが、人としての礼儀を表現しないと、その段階から対立するようになってしまいます。

特殊清掃・残置物撤去の費用がかなりの金額になるのですが、なぜそんなに高いのか現地を見て頂くのが一番なのと、残置物を捨てる前に貴重品を取り出して頂いたり思い出の写真等、身内の方しか大切さがわからない物を抜き出して頂かないとご親族にも故人に悪いです。

クマ 「奥の部屋が現場ですけど気分悪くなったらすぐ外に出て下さい」

お兄様 「ちょっと、思った以上に臭いがキツイですね・・・」

クマ 「そうですか? お渡ししたマスクは結構な性能ですので自分は問題無いですけど」

お兄様 「わかりました、我慢します・・・」

クマ 「あっ・・・ お兄さんマスク逆さまですよ」


このマスク、鼻の上を金具で密着させるのですが、お兄さん上下逆に付けていて隙間が出来ていた感じです。

一旦外に出てマスクを付けなおしてもらい再度入室。

自分は保険会社に頼まれた写真を撮るために、ご遺体があった部分の布団をめくりフローリングまで染みている写真を念入りに撮影。

室内の貴重品や思い出の品探しは、年配のお兄さんとお身内のおばさんが担当して、自分は出てきた書類の重要性を判断する係と、重たい物や天袋の奥にある物を出す手伝いをしていました。

「残った物は全て撤去業者が捨てる」ので急かす訳にも行かず、結局のところ3時間ほどお付き合いしました。

持って行くことにしたのは、現金・腕時計・年金手帳・アルバム・元勤務先での永年勤続感謝状。

一通り、外に出してマスクを外して玄関ドアの鍵を閉めようとしたところ・・・

クマ 「これで室内に残ったものは全て捨てますので鍵を閉めさせて頂きます」

お兄様 「待って、もう一度部屋に入らせて下さい」

クマ 「どうしました、何か忘れ物ですか?」

お兄様 「なんだか、弟がまだこの部屋にいる感じがするんですよ」


お兄さん、ご遺体があった場所に向かって「こんなところにいないで一緒に家に帰るぞ!」と涙ながらに伝えていました。


きっと、一番大切な物を部屋から持ち帰ってくれた事でしょう。


ホントいろいろ勉強させてもらえる仕事です・・・


IMG_0643夜はここ最近ストレスが溜まっていたので、家にいた奥さんと三男(中2)に「美味しいもの食べに行こう」と誘ったところ、三男からの「ガッツリ肉を食べたい」とのリクエストで、市内にある肉料理のお店に行ってきました。










IMG_0647自分も奥さんも、コッテリ系が苦手なお年頃なのですが、さすがに部活で鍛えている男子中学生は食べるものです。

食べっぷりと会計金額に驚きましたよ










さて、本日(18日)も定休日なのですが、午前中が売買案件の買主さん宅を訪問して打ち合わせ。

その後は、幕張メッセで開催されているSEATEC JAPAN2018に行ってきます。

毎年楽しみにしているデジモノの最新情報がわかるイベントですが、明日まで開催です。


ではまた明日


br_banner_tsubame←不動産系ブログの最新更新情報です。
次のブログへはツバメ君をクリック!
 


Google AdSense