「田」「畑」の違い?

そんなの見ればわかるだろ。

と、思っちゃいますが登記簿上の地目がすごく重要だったと今回認識しました。


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近いうちに契約予定の土地2区画があり現況が畑の農地です。

農地の場合は農地法による制限があり気にする部分なのですが、市街化区域内なので農地法の届け出だけで済む程度の認識でいました。

所有者が違う(ご親戚ですが)隣接地同士を形が良くなるからと合計150坪ほど一緒に売却するのですが、片方の区画は登記簿上の地目「畑」でしたが、もう一方の登記簿上の地目は「田」になってます。

自分、市街化調整区域ではホント多くの苦労をしてきたので市街化区域内の農地なんて問題無いと思ってましたが・・・


IMG_1114購入予定の買主さんと、いろいろ駆け引きして調整する過程で「せめてポンプ小屋の撤去をして欲しい」と言われて動き出したのですが、売主さんと打ち合わせしてたところ、なにやら農業用水の組合と絡んでいることが判明。

いろいろ課題が出てきました。




田んぼの売買をしている人には常識なのかと思いますが、このエリアでは地目「田」の場合には農業用水の管理組織に面積に応じて水利施設利用料を払っていて、農業を辞めて地目を変えた段階で廃止することによる清算金を払うのだそうです。

そう言えば、数年前にアパート用地を売却して数か月経過後に売主さんより「農業用水の組合から請求書が来て支払ったよ」との話があったのですが、金額が売買額に比べると大した事ない数万円だったので大きな問題にもならなかった感じで、あまり印象に残らなかったのです。

これが、「こんなの聞いて無いから払わない!」何て言うトラブルになっていれば「今度から気を付けよう」と思うようになったのでしょう・・・

さっそく農業用水の組織に電話して確認したところ、売却等で田んぼを辞める場合には地目変更と連動で1平米あたり148円掛かるとの事で、地目「田」の部分だけが対象で4万円弱の負担が発生するとわかりました。

次の問題は、ポンプ小屋と農業用水を供給している配管の撤去です。

売主さん(80代男性)宅に行って撤去しないといけない話をしてきました。

クマ 「そんな感じで農業用水利用廃止費用とポンプ小屋を含む配管の撤去費用を売主側で負担することになりました」

売主 「わかりました、ポンプ小屋は屑鉄屋に持って行かせるから大丈夫ですよ」

クマ 「自分、仕組みが良くわからないんですけど、ポンプ小屋に水を送る配管は簡単に撤去できませんでしょ?」

売主 「あんなの私がユンボ借りて来てガサっと取っちゃいますから」

クマ 「え・・・ そんな事したら水が噴き出すんじゃないですか?」

売主 「いや、しばらく前に用水のところにあるポンプを止めてあるから水は出ないよ」


クマ 「畑のポンプ小屋以外にポンプがあるんですか? 配管切った部分と公道との接続が簡単じゃ無いような気がするんですけど、そこら辺の事はプロに任せましょうよ」

実は、この地主さん現役時代には水道関係の仕事をしていて言うならばプロなので、素人扱いするなと言う感じになっちゃいました。

売主 「大丈夫ですから! 私がユンボ借りてやりますよ」

娘様 「お父さん、ユンボ乗ってケガでもしたら困りますから業者さんに頼んで下さい!」

クマ 「とりあえず、ポンプ小屋の撤去はお願いしますけど、地中の配管は私が良く調べておきますので、それから考えましょう」


IMG_1110と、言う事で休み明けの本日、用水や埋設配管に関する調査をしてきますが、市の水道局の埋設管図には農業用水の配管が載っていないので、用水の組合で確認するのかと思います。

売主さん、所有地の中では無く用水路に取水用ポンプがあると言ってましたが、外から見た感じでは無かったです。

どう言う仕組みになっているのでしょうかね・・・



本日の埼玉は結構な雨が降っています。

全国的に大雨の被害が広がっている状態で心配なのですが、新型コロナ感染も広がっている時期に勘弁して欲しいところです。

ホント自然の力は怖いものですね。



ではまた明日


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