シンガポールの物価と生活費

シンガポール
この記事は約4分で読めます。

シンガポールは物価が高い。わが家では、ほぼ100%をカード決済でさらに1銀行で処理しているので、ほぼ全額追跡できる。そこで全明細データをダウンロード、計算してみた。

1ヶ月の出費は100万円

わが家の構成は4人家族(うち2人は園児)とメイド1人の5名。計算期間は9月中旬~10月中旬の1ヶ月。

出費総額は約13,000S$(約100万円)。たった1ヶ月で100万円…。以下に明細を列挙。単位はすべてシンガポールドル(S$)。2桁以下は切り捨て処理している。

学費 4,000 31%
保険費 2,000 16%
生活費(食費含) 1,600 13%
医療費 1,100 9%
メイド 900 7%
ショッピング 700 6%
娯楽費 700 6%
水道光熱費 600 5%
外食費 500 4%
交通費 400 3%
被服費 200 2%

学費の高さが際立つ。一人あたり2,000S$弱かかるので二人で4,000S$弱。ここで約30万円近く。生活費は生鮮食品や日常品など。ショッピングは70%くらいが子どものおむつと粉ミルクでそれ以外はこまごまとしたもの。

娯楽費はCBの制限が緩和されたため、シンガポール動物園やその系列に立て続けに行ったこと、その移動にすべてタクシーを使ったので交通費も相当金額使っている。外食費はほとんどの場合、子どもを連れて外に出たあと、私と妻がグロッキーになってGrabやFoodpandaで呼んでることがほとんど。

メイドにかかる費用は給与の他、毎月かかる人頭税300S$を加算している。当然、大人一人増える分、水道光熱費や日常生活費や食費もある程度押し上げているはずだが、ここはまるっと計算している。

家事自動化計画-メイド(FDW)を雇うまで(メイド探しから面接まで)
メイドを今回雇入れした。要らないだろうと思ったのだが、諸事情(後述)から踏み切った。単に家事にかかる手数が減って楽になる以上のメリットを得られた。メイドの探し方や手続きの流れを紹介。

なお、保険費は学資の積立を指している。

駐在員は金食い虫とはそのとおり

立替(経費として後々精算される分)を除いて再計算すると7,000S$ほど。学資の積立は貯蓄になるのでこれを除くと5,000S$ほど。これでもう一度表を作り直すと以下のようになる。

生活費(食費含) 1,600 29%
メイド 900 16%
ショッピング 700 13%
娯楽費 700 13%
水道光熱費 600 11%
外食費 500 9%
交通費 400 7%
被服費 200 4%

それでも約40万円である。高い!このうち30%ほどを飲み食いに使っているのでエンゲル係数が恐ろしく高いことになる。

メイド契約を止めるとメイドにかかる費用と生活費や外食費が1割程度削減できるとは思うが、時間をお金で買っていると考えているのでここには手を入れづらい。

一方で企業から見ると毎月コンスタントに出ていく費用として社宅(という名のコンドミニアム)が60万円、学費補助に30万円強、ここに経費としての通信費やら家族を含む海外医療保険費が加わるので約100万円程度。これに給与とその他諸費が加わるので1世帯を海外に置くと3,000~4,000万円/年かかっているのではないだろうか。

住居費についてはシンガポールの住宅費ヒートマップなるものがあったのでこちらが参考になるかもしれない。

https://propertymind.com.sg/property-price-in-singapore-today/

ただ、この金額は参考にならない。理由は住んでる場所が日本の銀座や六本木にあたるから。同じ系列のスーパーでも、立地によって価格が微妙に変わっている。たとえば、中心地のOrchardにあるスーパーと少し外れたRiver Valleyのあたりでは後者のほうが安かった。

加えてわが家の場合、子ども二人が揃ってアレルギー持ちなので、和食メインになっているのも食費と外食費を押し上げている。

日本人は弱い…弱すぎるッ!-小麦アレルギーという罰ゲーム
ここ1ヶ月ほど子供の湿疹と夫婦揃ってガチ格闘中。かなり前からわかっていた卵アレルギーだけでなく、アレルギー一家に新たな仲間たちが加わってきたためである。子供の中にある中国DNAがんばれ!な、よもやま話。 卵アレルギーからの… 以前(生後6ヶ...

ちなみに、日本に一時いた頃は住居費含めて25万円前後(未就学の子ども一人と乳児一人)だったので、感覚としてはシンガポールは日本の約2倍~3倍程度に感じる。

赤字です。はい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました