私が見上げてた夜空の星を

貴方は遮りましたね

街灯だけを頼りに

私は夜を駆け抜けました

貴方がいなくて独り

貴方がいても独りなんです

それが私という生命の強さ

貴方は壊れていきました

貴方が大人になった意味

私が大人になった意味
いつしか二人して疲れて
満身創痍で寝込みました

貴方との関係が

何度も何度も崩れ去って

だけど貴方のか細い声が
少しずつ錆びていくのです

私は醜いですか?

私は醜いのでしょうか

貴方は黙って土を掘りました
私はただそれを見ていました

私は醜いですか?

私は醜いのでしょうか

 

貴方も追い込まれて
濁った泥水を飲まされました
そうです私は忘れていました
私が今だけ人形であることを

貴方が人形を呼んでいないなら

心は行き場を失います
どうせ消えるならと独り

ここで語るだけだったのに

 

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