新弾IGNITION ASSAULTが発売しました。ライトニング・ストームが登場し、罠型デッキに対して大きくゲームが変化すると予想していますが今週のCSではどのように変化していったのでしょうか。
新弾のカードについて
 まず注目のライトニング・ストームについてですが、採用率は低く印象です。メインデッキでの採用はなく、サイドデッキに1~2枚の採用が見られました。サンダードラゴンや閃刀姫などのライトニング・ストームに対して、耐性のあるデッキテーマが存在することもあり、採用率が低いと考えられます。またライトニング・ストームよりもミラーマッチなどで活躍できる精神操作の採用率が高い印象を受けました。それに加え、機巧蹄-天迦久御雷がサイドデッキに採用されているのを多く見かけました。
効果モンスター
星9/炎属性/機械族/攻2750/守2750
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①EXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②EXモンスターゾーンの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
③このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードに装備された自分のモンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。
 ライトニング・ストームに対して、こちらは、サンダードラゴンや閃刀姫に対して、強力な1枚です。攻撃力も2750と頼もしく、環境次第でかなり見かけるカードになると思います。
罠型の構築の変化
 前回の記事でも書きましたが、今回CSなどの入賞構築を見てみるとやぶ蛇やアーティファクトの神智、デスサイズの採用が見られました。しかし、ライトニング・ストームの採用率を考えるとやぶ蛇の採用は減ると考えています。一方のアーティファクトの神智については、未開域の活躍を踏まえて、アーティファクト・ロンギヌスにアクセスできるので、今後も採用されるカードだと考えています。
今後の環境について
 今週のCS結果を見ていると未開域の上位入賞率が非常に高いと感じました。確かに灰流うらら、増殖するG、無限泡影、ニビルなど、これまでメインデッキに採用されてきたカードを貫通できるのは、非常に強力です。さらにアザトートで手札誘発を無効にできることに加えて、相手が初手に増殖するGを持っていなければ、ガンプラーでハンデスを狙い、一方的な展開で勝利することができるのも強力です。未開域の展開を止めるためには、メインデッキからドロール&ロックバードまたはアーティファクト・ロンギヌスを採用することになるのですが、未開域以外のデッキと対戦した場合、死札にあるケースがあるため、悩みどころのカードだと考えています。