ごきげんさまです。

 

 

やましたひでこ公認断捨離トレーナーの丸山ゆりです。

 

 

 

 

「これ、もういいわ」

 

 

 

夕方、娘が掃除機をかけていて、和室にあったこの作品を持ってきました。

 

 

 

段ボールを台紙にして、大きな画用紙に描いたダイナミックな作品。

題材は、風神雷神。

 

五年三組と書いてある、もう１０年以上も前のものです。

 

 

 

娘が小学生の時に描いたこの作品を、わが家では、ずっと飾っていました。

 

今日、娘が、もう断捨離しようと言ってきたので、

 

「そう、もういいのね？しっかりと書いてあるいい作品だったね」

 

 

そんな感想を伝えました。

 

 

 

すると、娘が初めてこの作品のことをポツリ、ポツリと話し出しました。

 

 

 

当時、図工の授業で風神雷神のどちらかの神様を描きましょうと言われたこと。

イメージがわからなかったので、実物の絵画の写真を見て描いたこと。

先生からは、「オリジナリティのあるものを書いていいよ」と言われたらしいのですが、

娘はアイディアが出てこなかったこと。

 

 

娘の話しぶりから、この作品、あまり満足いっていない様子が伝わってきました。

 

先生は褒めてくれたそうなのにね。

 

 

 

親としては、小学校高学年になると、大きな作品にも挑戦して、

しっかり描いているなと思っていたのです。

 

 

私の感想とは別に、娘なりの思いがあったようです。

 

 

なので、割と淡々と自分の作品の断捨離を告げてきたのです。

 

 

 

リビングに持ってきたこの作品、一旦そこに置いて、

距離をとって眺めてみました。

 

 

 

 

 

どうやら、手放しがたく思っているのは、私のようです(笑)

 

 

 

このように、子どもが学校の授業などで作った作品。

思い入れが強いのは、実は親の方かもしれないです。

 

 

「この作品を折って、ゴミに出すのか…」

 

そんな思いを、シュミレーションしてみました。

 

これも断捨離。

 

 

心はチクッと痛み、寂しい思いを味わうかもしれないけれど、

これが置いてあった和室の空間が

なんだか微笑みかけてくれているように思います。

 

 

また一つ、成長できるね。

 

それは、きっと子どもよりも、私の成長なんだろうね。

 

 

 

 

今まで、どうもありがとうね。

 

 

「きっと、これまでと違う景色を見られるようになるかもね」

 

子どもの作品の断捨離で、そんな予感がしています。

 

 

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます！

 

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