リノです。
昨日、フィギュアスケートの平昌五輪の女王ザギトワ選手が、活動休止を発表しましたね。
衝撃的なニュースでした。
実質的な引退という説もあります。(競技資格はあると思いますが…)
先日行われたグランプリファイナルで、同門の年下選手3名に負け、最下位の6位という結果も、世界女王として屈辱的なことだったのでしょう。
3年前(2016〜17シーズン)、ザギトワ選手が、ジュニアのグランプリシリーズに登場した時、華やかなバレリーナのようなコスチュームで、華麗に舞い、後半に次々高難度ジャンプを決めた姿に衝撃を受けたのが、つい最近のことのように思えます。
今シーズンは、同門のトゥトベリーゼコーチの門下、15歳のトゥルソワ選手やシェルバコワ選手、16歳のコストルナヤ選手が、4回転やトリプルアクセルを決め、グランプリシリーズを総なめにしました。
平昌五輪からたった2年で、女子フィギュアの世界は4回転の時代に入ってしまいました。
「4回転を身に付けるなら、もっと若い時にしなくてはいけない」
そうザギトワ選手は、発言しているそうですね。
17歳という体型変化の時の難しさと、五輪と世界選手権、グランプリファイナル、全てのタイトルを既に取っていて、モチベーションがもう無いのも、理由かもしれません。
平昌五輪の後の世界選手権では、(体型変化に入ったせいもあったのか)ミスが続き、優勝できませんでしたが、今年3月のさいたま世界選手権で、見事優勝した姿も、アスリートとして素晴らしかったと思います。
「私は人生に求める全てを手に入れたが、人生には何か満たされないものがあるべきだ。
何かを手に入れたいと思えるよう、スタート地点に戻りたい。」
(ザギトワ選手の言葉
ニュース記事より、引用。)
ザギトワ選手、お疲れ様、ありがとう。
その思いと共に、これからもっと大人のスケーターとして、素敵な滑りを見せてくれることも出来るのでは…、と思います。
今は、ゆっくりとして、好きなことをして、そして、もしまたいつか、アスリートとしてモチベーションが戻ってくれば、また競技の世界で演技を見れたら嬉しいなと思います。
(余談になりますが…。
五輪タイトルを二つも持っている羽生選手が、休むシーズンもなく、飽くなき闘争心を持ち続けられるのは、稀有な中でも稀有な才能だなぁ、とも改めて思いました。)
愛とPowerをこめて☆リノ