絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

こども図書室たんぽぽ文庫

2018年11月08日 | 絵本で子育て
11月の2週目は暖かな日が続いています。

たんぽぽ文庫のお部屋で開く「絵本勉強会」は
毎月第2木曜日の午前。
のんびりゆったり、楽しく絵本を囲んでアレコレ談義しています。

(グループの者が勉強する会です、一般公開はしていません。)

今日とりあげられた絵本の中から、
ご家庭で楽しむのにお勧めできる絵本を紹介しましょう。


『しっぽのつり』
>水谷省三 文 松谷春夫 絵
>ほるぷ出版

キツネとカワウソがお互いにご馳走に呼ばれようと約束するけれど…🦊🐟❓

日本の昔話で、たんぽぽでは素話で学校などで語りますが、まだ素話を聞けない幼いお子さんに、お膝に抱っこで読んであげると良いなと思います。
絵はほのぼのした優しいタッチで、ちゃんとキツネらしくカワウソらしく描かれています。


『ねむりのはなし』 (みつけようかがく)
>ポール・シャワーズ 作
ウェンディ・ワトソン 絵
>福音館書店

犬や猫や、ニワトリそのほか生き物たちがどうやって眠るか、あなたはどう? と語りかけて始まっていく科学の絵本。
眠りが生き物にとって大切なものだと、科学者が実験したことが描かれます。

年長さんくらいから高学年まで良いですよ。

絵はハッキリと鮮やかな色使いです。眠くなりません😊

ここまでは、たんぽぽ文庫にある絵本です。
たんぽぽ文庫には無い絵本も、持ち寄って研究していますよ。

『ぶたのチェリーのおはなし』
>山田詩子 文と絵
>偕成社

ぶたのチェリーはお菓子づくりが大好き。毎日お昼ご飯の後で、お菓子をたっぷり作って食べています。
ある時、りんごケーキを焼いたらネズミの家族に齧られて、ネズミたちが「これはすごい」と言っていたのを聞き、
チェリーはお菓子コンテストに出場することにしました。

紅茶とお菓子のお店を出している作者さん。
だからなのか、お菓子作りの場面が美味しそう、
紅茶が似合いそうなお洒落な絵柄です。

はじめ、チェリーさんの楽しみは一人でお菓子を作って食べることでした。
そこがゆったり語られ、コンテストでの動揺や、ほかの動物たちに喜ばれる嬉しさといった心の動きへとつながっていきます。
誰かのために心をこめるって、素敵ですね。

絵に沢山の見どころがあるので年中さんくらいから良いですよ。
もう少し大きくなって、ネズミの家族のことに思いが至ったら、自分の身の回りにも気づきがあるような、だから大人にも癒しになると思いました。
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