何かのネット記事で見かけた本で、花まる学習会の高濱先生も絶賛!って帯もあったので購入してみました。本の内容について、アマゾンの説明はずいぶん盛沢山になっています…。☟
「子育てベスト100」 加藤紀子(ダイヤモンド社)
≪内容紹介 from amazon≫
★話題沸騰! 日本テレビ系「シューイチ」、フジテレビ系「ノンストップ!」他、紹介続々!
★高濱正伸氏(花まる学習会代表)絶賛! 「画期的な1冊が誕生した。長年の取材で得た情報を、
親としての『これは使えるな』という実感でふるいにかけ、学術研究の裏付けやデータなども
確認した上でまとめ上げた力作である」
★ハーバード大、スタンフォード大、シカゴ大…200以上の資料×膨大な取材から厳選!
★家庭学習、遊び、習い事…いま「一番子どものためになること」とは
★ベスト100の方法×すぐできる421の「超具体策」を収録!
★「創造力」「自己肯定感」「コミュ力」「批判的思考力」 これからの時代を生き抜くのに最も大事な
力が身につく!
情報社会の今、本や雑誌からテレビにネットまで玉石混淆の子育てアドバイスが氾濫している。
またこれからの社会では、親の時代とは違い、学校のカリキュラムではカバーしきれない
「21世紀型スキル」や「非認知能力」といったスキルが重要だなどともいわれる。
そんな情報の洪水の中で、親として子に、「いったい何をしてやればいいのだろう」と
悩んでいる人は多いのではないだろうか。そこで本書では、これまで教育を軸に数多くの取材を
重ねてきた著者が、教育学、生理学、心理学、脳科学等、さまざまな切り口からの資料や取材を
元に、「これは本当にためになる!」といえることを厳選、そのすべてを1冊に落とし込んだ。
「コミュニケーションの取り方」から、「家での勉強のしかた」「遊び」「習い事」「ほめ方・叱り方」「読書」
「スマホ対策」「ゲーム対策」「食事」「睡眠」「運動」まで、子育てのあらゆるテーマをカバーした、
新時代の「子育ての教科書」というべき1冊だ。
だ、そうな…。ずいぶん丁寧な内容紹介ですね…。ちょっとやりすぎなような気もしますが。
で、鯖も拝読しました。あー、なるほどーって部分も多々あるのですが、たいがいは「どっかで聞いたことあるな…」って話もあり、↑の説明文にもあるように、いろんな良いメソッドを「一冊に落とし込んだ」ってことだけに、どうにも寄せ集め感は否めず、どっかスッキリしないところもあります。なぜか?
思うに、扱っている内容がかなりの範囲を網羅していて、ちょっとした百科事典状態だからか、全体としてのテーマ・貫いている部分を読後にじんわりとつかむタイプの本ではないからかもしれません。
本書の前書きに、どこから読んでもOKってあるのも、どこかひっかかる部分で、折に触れ、目次を見て、ここを読んでみるか…っていう読み方がいいのかもしれません。でもなんか、そういうつまみ食い的な教育書ってどうなのかなあと鯖は思ってしまうところもあります。いいとこどりって、いいのかな、と。なんか即物的なんではないか、と。
でも、困ってしまった時の一助になるかもしれないし、手元に一冊あるのは「家庭の医学」みたいな感じでいいのかもしれないな、とも思います。鯖的には「ぼーっとする時間を作る」ってのが響きました。
が、やはり全体として「いやあ、面白かった、ぜひ読んだほうがいいよ!」って知り合いのパパさん・ママさんに言うほどでもないかな…というのが率直な感想です。10万部突破って、ホンマかいな?
鯖評価 ★★☆☆☆(星2つ)