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(スタートレック・ジェネレーション)

 

(データ)

 

 「敵とのミーティング その1・その2!!」というおどろおどろしいタイトルが出たかと思えば、なんで『スタートレック・ジェネレーション』の写真が登場!?その理由は―。

 

 只今現在、オカンの敵は複数ですが、クソ爺(オカンの法的配偶者)と元長男のヨシを除くと、学校関係者2人が直接の敵なのであります。こいつらは、やろうと思えばオカンを社会的に葬ることができる。それが、アメリカ社会なのだということをお話しました。

 

 敵その1:10年生から12年生までを扱う部署の長。その名はクリスティン・レンハート、43歳。聞いてもいないのに、自分で自分の年齢を暴露したオバハン。このオバハンのイメージは、「八百屋のおばちゃん」(ちょっと可愛すぎ)。

 

(このオバちゃんは可愛すぎる!)

 

 アメリカに八百屋はないけれど、とにかく、八百屋の店先に立っているイメージがぴったりのオバハンなのです。

 

(イメージをヨロシク!)

 

 学校のウエブサイトから、写真を取ってこようと思ったら、「それ」ができない様にプログラムされている。悪用を防ぐためか。なんでもいいけれど、ずるいヤツラ。

 

 そして、もう一人の敵が、学生部長であり、数学の教師でもあるロバート(ボブ)・アンダーソン。1回目のミーティングで初めてあった時、(こいつスタートレックのデータにそっくりやんか!?)と思ってしまったくらい、似ている。そして、データがアンドロイドであるように、「こいつも人間ではない!」と直感したオカン。この戦いの勝算は、ほぼゼロ。

 

 敵は、アンドロイドでっせ!勝てるわけないでっしょ!

 

(オマケ)

 

 そして、敵は、今日第2回目のミーティングで、到頭、オカンから退学届を撤回させることに成功したのです。

 

 どうして、ミーティングが2回も行われたのか?

 

 前回もお話しましたが、オカンが折角退学届を提出し、受理されていたのに、クソ爺が学校側に取り下げてくれるように「上訴」した為に事はすこぶる複雑になったのでした。

 

 第1回目のミーティング―。

 

 敵は、「もうすぐ卒業なのに何とか考え直してくれないか?」と下手に出てきたので、「不良息子が改心の片鱗でも見せれば、考え直す余地もあろう」とオカンは伝えたのです。すると、敵は喜んで、「では、ヨシを引っ張り出してきて謝らせれば、考え直してくれるということですね。では、さっそく、段取りを整えます!」なんて。甘ちゃんやのう!

 

 それで、オカンは、「あのね、私ね、アンタらよりも何十年も長く人を教えてきたの。子供は勿論、親御さんの面倒まで見たことも、一度や二度ではないの。ヤツが本気で改心して謝ってるかどうかなんて、目を見ればすぐに分るの。ヤツは、本気で謝りなんかしないよ。でもね、謝りもしないで、学校に戻れるなんて、甘い考えを持たせたら、行く末、どんな化け物になるか分らんから、先ずは、謝らないと、この話し合いは、一歩も先に進まない、ということを分らせないといかん。そういうことですので、ヨロシク。」と言って、オカンはミーティングの部屋を去ったのでした。

 

 1週間以上もかかって、ヤツを説き伏せ、「第2回目のミーティングの段取りが整った」と電話がかかってきたのは、つい数日前。

 

 「今日の1時45分に八百屋のおばちゃんの部屋に来い」というから、定刻に行ったら、おばちゃんは、「データがまだ授業をしているので、終わり次第連れて来る」と言って部屋を出て行ったかと思うと、オカンしかいない部屋に、不良息子が入ってきたのですが、このガキ、挨拶もしない。こちらも、完全無視。雰囲気は険悪。

 

 おばちゃんがデータを連れて、2~3分後に戻ってきました。

 

 お互いに、挨拶を済ませた後、オカンは開口一番、「この野郎、母親に謝るつもりで来ておきながら、挨拶の一つもしやがらない。今日のミーティングの目的は果たされないようやね。」とコメント。

 

 前回は、概ね、おばちゃんに喋らせていたデータが、今日は饒舌に話を切り出す。

 

 データ:「まあ、まあ、そこのところは…。今日のミーティングの目的は、ヨシが本心から謝る気になっているので、それをさせて、その後は、前回お話したように、退学届の撤回について話を進める、ということで…。」

 

 オカン:「おい、おい、ちょっと待ってくれや。どこの誰が、この野郎がちょっとまじめそうな顔で謝った(ふりをした)からいって、退学届を撤回するなどと言うたんや?だいだい、退学届は、12月の20日に受理されてるんや。それを、ドアホの親父が横からしゃしゃり出てきて、『卒業だけはさせてやりたい』とごね出しただけやないか。どうやって、退学した生徒がのうのうと学校に戻っとるんじゃ?ちゃんと説明してくれるか?」

 

 八百屋:「退学届は受理されたものの、もう一方の親御さんの申し出ととヨーコさんの申し出が全く逆なので、事の次第が明らかになるまで退学届は『保留扱い』になっているんです。学校も困っているんです。」

 

 データ:「(数学の公式を説明するように)要するに、ヨシは一度も退学にはなっていないということです。だから、学校にも来られているというわけです。」

 

 オカン:「そんなアホな話があってたまるか。親の持ち物(トラック)を盗んでも、ドアホの親父が助け舟を出してかばってくれたから、そして、未成年だから、お構いなし。法的にはそれですむかも知れんが、倫理的には間違うとる。失礼ながら、お前さん方には、倫理というものがないようじゃのう。罪を犯したら償うのが世の中の掟じゃ。」

 

 八百屋:「ですから、ヨーコさんが退学届を撤回してくれさえすれば、学校は全力を上げて、ヨシにカウンセリングをして、彼に問題点を分らせ、彼の将来の為、ガイダンスを行っていきます。」

 

 オカン:「卒業までやろ?そんな短い期間のカウンセリングで、腐った心は元には戻らん。」

 

 八百屋:「いいえ、卒業後もです。」

 

 オカン:「何度も繰り返すが、コイツに必要なのは、カウンセリングではなく、徹底的な『お仕置き』よ。だいたい、こいつにトラックから学校に通わせておいて、お前さんら、学校側のプロトコルを破っとるやないか。」

 

 オカン:「(クソガキに向かって)お前、どこから学校に通っとるんか。彼女の家の庭先に停めさせてもらったトラックから学校に通っとるんか。どこに住んどるんじゃ。」

 

 クソガキ:「(データに向かって)まだ、話してなかったんですか。僕が、イアン(クソガキの親友・因みに、イアンはクソガキが『Asshole』だと罵る『白人の大金持ち』の一人。)のところから学校に通っているって。」

 

 データ:「そこのところなんですが、学校側が今アナタに勧めるのは、『臨時後見人(*裁判所が関係してくるので金がかかる)を立てて、そこから学校に通わせる』という手です。そうでないと、未成年を家から叩き出したという事で、これは学校側が強制的にCYFDに通報しないといけないことになる。臨時後見人を立てるというケースは今までになかったことなので、プロセスについては当方で調べてみますが。学校側の弁護士に話は通してありますから、手続き自体については問題はないということです。」

 

 

 オカン:「要するに、私には選択の余地はないということやね?」

 

 八百屋:「選択の余地は有り余るほどあります。でも、お互いに一緒に住みたくないし、Kも兄ちゃんには戻ってきて欲しくないといっているとのことですから、今のところは、これが最善策だと…」(これでオカンを『落とせる』と確信している)

 

 そんな真剣な会話のやり取りの最中、クソガキに電話が入る。もちろん、『アバズレ』から。

 

 クソガキ:「(勿論、オカンの敵に向かって)この電話、とってもいいですか。彼女からなんです。彼女、僕のトラックで僕を待っているんです。」

 

 八百屋:「早く切りなさいよ!」

 

 アバズレ:「もう、いつまで待たせるんよ!?」

 

 クソガキ:「こんなに長くかかるとは思わんかったんや。もうすぐ済むから!」

 

 アバズレ:「『すぐ』ってどれくらいなんよ!?」

 

 クソガキ:「いますぐ戻るから!(『御先生方』に向き直って)このミーティングは僕の時間を浪費しているので、これで退室していいですか(!?!?!?!?!?)」

 

 八百屋:「君が居っても話の解決には役に立たないので退室してよろしい。」

 

 クソガキ:「本日はお時間をありがとうございました。(母親は無視)」

 

 八百屋とデータ:「また後で連絡するから…」

 

 クソガキはそそくさと親から盗んで『タダ乗り』で乗り回しているトラックに戻って行く。

 

 オカン:「見たか!?これがあのガキが毎日のように母親の私に対して繰り返してやってきたことや。心情的、倫理的には、絶対退学届は引っ込めたくない。でも、『負け戦』を続けるのは、私の健康に悪いし、オタク等の手間を取らせるばかりなので(それがテメエ等の仕事ではあるが)、今日のところは私が折れる。『退学届は取り下げる』と関係筋にEメールを出す。それで、とにかく、あいつの顔を二度と見なくてすむようにしてくれ。今、世話になっているイアンの両親が、臨時後見人になってくれるのなら、サインでも何でもする。本当の被害者は、母親の私であるのに、学費を始めとして、あんなヤツの為に、トラックのローンだの、車の保険だの、あまっさえ、今度は、裁判所の手数料だの、なんだのと、私ばかりが金を払っているこの状況、当たり前やと思ってくれたら困るで。こんな不条理あってはならんことや。」

 

 八百屋:「それでは、明日にでも、カウンセラーから、ヨシとヨーコさん、双方へカウンセラーから連絡させるようにしますので。学校の(無料の)カウンセラーで十分ではないと判断したら、第三者(そら来た!また金がかかる!)のカウンセラーを紹介するように手はずを整えますから!退学届を取り下げることに同意して下さって本当にありがとうございます。」

 

 八百屋は喋らせておくといつまでも喋る。最近、空手を始めたのだとか。どうでもいいことはよく喋る。アメリカ人の特性。

 

 今日のミーティング(拷問と脅迫)の所要時間は約2時間。2人の敵を相手に(しかも1人は数学を教えるアンドロイド)、オカン、頑張りましたが、負け戦でした。胸くそ悪い。

 

 円形脱毛症はまだ癒えません…。

 

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