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(『オスカー』獲得は『当たり前田のクラッカー』)
次男と一緒に「観に行こう!」なんていう映画は、1年に1本あるかどうか。それが、オカンです。
去年、次男が『言い出しっぺ』で、「『JOKER』を観に行こうぜ!!」と申し合わせていましたが、何故か見損ねた。
先週の土曜日、Vudu.comで、レンタルのセールをやっていて、『JOKER』もその中(セールムービー)の一つ。次男と週末に一緒に見ようと、即、レント。「7日以内に観ればいい」とはいえ、次男は、学年末の宿題とレポート提出などが多く、「金曜日まで待つわ」と妥協を示したオカンでした。
そして、約束通り―。気合を入れて―。次男は、抹茶アイスクリームを、オカンは、グリークヨーグルトと緑茶、そして、後には、例の『もやし豆のスープ(不味い!!)』を片手に、よっしゃー!
16歳になった次男が、観始める前に、「ママ、この映画は、心底『ダーク(陰気)』やで。分かってると思うけど。」などと、生意気にもオカンを気遣う。そりゃ、そうでしょう。彼のヒース・レジャーが、自殺する前に、彼の『全生命』を賭けて、天才的に演じた『JOKER』。後にも、先にも、ヒースに勝てる『JOKER』はいないだろうと思われていたところへ、このアラン・ドロン真っ青の男前、ホアキン・フェニックスが『JOKER』をやる、と。これは、絶品に違いない!
(ヒース・レジャーと彼が演じる『JOKER』)
(若かりし頃のアラン・ドロン)
むちゃくちゃワクワクして、映画は始まった。
(最初のシーン)
このシーンを見た時、ホアキンの才能を見せつけられたような気がしたのは、オカンだけではなかったようで…。
皆さんもご存じのように、『JOKER』というのは、正真正銘の『キチガイ』であるばかりでなく、『良心』というものが皆無なので、簡単に人を手にかける。それも、残虐に。『JOKER』という役柄は、『JOKER』になりきらないと、演じられません。『なりきらないと』というところが、超重要。
(職場でやさしくしてくれた小人の同僚は逃がしてやる)
『行きがかり上殺す』というのは稀で、殺すのにはちゃ~んと理由がある。というので、『次は誰がターゲットか?』というのは、かなり簡単にわかってしまう。それだけが、興をそぐ。反面、その皆の予測を裏切らず(?)、しっかりと殺すところは偉い(!?)。それも、惨く。どの被害者も殺されて当たり前のことをしているので、観客側は、被害者に対して同情は感じない。
(本人は思ってないけれど、『天誅』のように思えるシーン)
全前号でとりあげた『The Intern』で、好演技をしたあのロバート・デ・ニーロが、この映画の最後で、ぶち殺される。
(ジョーカーに『正論』を説いてぶち殺される直前のデ・ニーロ)
(こんな具合に―)
ホアキンは、現在45歳で、日頃の彼は、こんな具合。
それが、この役を演じる為、52ポンド(約24キロ)ダイエットしたのだとか。アメリカの俳優は、やってくれるわぁ~!
(ダイエット成功後)
(軽やかにダンス!!)
『JOKER』が三食食って、太ってたら、こりゃ、話になりませんわな。
ホアキンの経歴を↓
(俳優歴は長い)
(役と共にルックスも変わる)
さて、ここで、「ホアキンとヒースとでは、どちらの方が(『JOKER』役で)勝ってるか?」というような野暮なことを議論する輩がたくさんいます。
(あなたは、ヒース?それともホアキン?)
それっていうのは、オカンにすると、「イップマンか?それともブルースリーか?」それとも、「『ガラスの仮面』の北島マヤか?姫川亜弓か?」という問いかけに等しい。
(イップマンとブルース)
(生涯のライバル)
オカンの分析によると、『ヒース・イップマン・北島マヤ』組対『ホアキン・ブルースリー・姫川亜弓』組という構造でしょうか。
前者は『本能のみ』で己の役割を演じる。それに対し、後者は『才能+死に物狂いの努力』でそれを全うする。
甲乙つけがたいです。観点によって判断は異なってきますから。
とはいうものの、ホアキンの『JOKER』は、ハリウッドの映画史に残るでしょう。それくらい素晴らしかった!!(この映画だけで)5億円のギャラにも納得!!
(「観て良かった!!」ということで次男と同意見)
今日のブログは『力作』で疲れた。今、土曜の朝の6時半です。シャワーを浴びて、寝る。ホアキン、おやすみー!
(「ガタガタ言うと殺すぞ、オカン!!」)
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