みなさん、こんばんは
ピサでーす。天気に関わらず、斜塔は常に美しい。殆どのピサのガイドさん達はここで待機している。よって、ここに来ると必ず誰か知り合いに会う。ピサは斜塔だけでは無いと私もピサガイドさん達も思っていはいても、この斜塔を見ると満足してこの場を後にする。逆に言えばそのくらいこの斜塔には魅力がある。そうは言ってもどこから見る斜塔が一番美しいのだろう?
こういう時にはガイドさんに訊くのが早い。私としてはどこから見ても綺麗だと思うのだけど、どうやら正解は斜塔を一度通り過ぎた反対側なんだって。だから通り過ぎてみる。
斜塔は一直線に斜めになっている建造物では無い。緩い地盤の問題でどうにか倒れないように少しずつ修正しながら作られたものだから、バナナ状のカーブを持っている。そのカーブが一番感じられるのがこの場所になるんだと。それを知っている人、ガイドさんから教授してもらった人たちはその場所から写真を撮っていた。
その地点から見える芝の上のポール。そこにはローマ神話で知られる双子、ロムルスとレムスが雌狼の乳を吸う像がある。シエナの同じ像とは建つ意味が違う。そもそもピサは神聖ローマ帝国と友好的な関係を保っていた。それから遥か時が経った20世紀、ムッソリーニによってこの像がピサに贈られた。像自体はアンティークなものではなくその当時に依頼されて作られたものだが、雌狼の向く方向は斜塔側なのよね。
そして日の入りが始まる数分の間に見ることが出来る天然のライトアップはどうしても見逃したくない。奇跡の広場が本当に神々しく輝く瞬間だと思うから。この時間に来るとちょっと得した気分になるのはどうしてなんでしょうね。
限られた時間のこの光景を画像に、目に焼き付けてしばらくボーッとしてみる。私なりの楽しみ方。年間350万人の観光客を呼ぶのには理由があるんだ。
その数分が終わると陽が落ちる。一気に暗くなって夜に突入。また来るね。とここを後にしてフィレンツェに帰った。
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