寿司をつまみながら、いよいよ食えなくなったらバイトするという。
友人と昼間っから寿司をつまみつつの昼酒。
国内外から観光客が押し寄せる人気店ゆえ、週末の昼時はなかなか席が取れないのだけど、今日はすんなりと入店できた。
先週、別のこれまた行列のできる蕎麦屋で昼飲みした時も、そうだった。日曜の昼時など大行列必至の有名店でも、待ち客ゼロでスイスイなのだ。
例のアレの影響大。こういう時こそ、地元民が支えなくては。などという正義感とは無関係に、ただ寿司が食べたくなったから出向いただけの話。
手始めに瓶ビールで喉を潤し、店名物のつまみと、寒ぶり、ヒラメ、貝柱などを造りで。この店は生もあるが、寿司屋のカウンターでビールを飲むなら瓶が似合う気がする。でも、夏に来た時はたまらず生を頼んだっけ。選択肢がある店ではまず選ばないスーパードライを久しぶりに飲む。特段嫌いなわけではないが、なぜか積極的には飲まない、それが銀ラベルの瓶ビール。
よくよく考えてみれば、今年会うのは初めてなので、あけましておめでとうと言ってみる。近況を報告しあう。瓶ビール追加。
仕事に関しては、お互い割といい感じの流れになっていた。コハダ、いか、赤貝を握りで。熱燗に切り替える。しかし共通の知人の近況は芳しくないという話を聞き、彼と同じくフリーランスの私はその状況が痛いほどわかり、明日は我が身だと考える。まぐろ、いくら、うに。いや、私の方がよっぽど危ない橋を渡っている自覚がある。何しろ、大したスキルも経歴もないくせに、生活コストがべらぼうに高い東京で、10数年もの長きに渡って企業に属さない働き方を続けてしまっているのだから。
聞いた話が他人事とは思えず
「私だっていよいよ食べていけなくなったら、近所のもつ焼き屋で串打ちのバイトなりなんなりする用意はある」
そう述べると、お前の場合はそれで構わんと言われる。
串打ちだろうがレジ打ちだろう清掃員だろうがが、どんな仕事で生計を立てようと、誰も心配しないと。どうせ何をやっても、どんな状況になっても、面白がるような人間だから別に好きにすればいいんじゃないかと言われ、そんなもんかなと思う。隣席のセレクトを盗み見てたまごをいこうと思っていたのに、忘れてた。
その後は散歩がてらこれまた普段は大行列の和菓子店に誘い、名物の品を勧め、腹ごなしと酔い覚ましに一駅歩いてからコーヒーを飲み、解散。帰宅途中でポカリ(水分補給)と野菜ジュース(寿司飲みは好物だけれど、野菜が足りなくていけない)を購入。すぐに入浴後、長めの午睡。
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Comment
crispy様
調律師なんて安泰ですねえ(*´∇`*)♡
…などと良くお客様から言われるちゅーなーです
安泰ではないからフリーにならず、
毎月27日にご飯代を頂戴している訳でして←
フリーでずっと生活して、昼酒昼寿司が
食べられるcrispyさんの方が余程凄い。
それ故に不安も大きいとは思いますが。
crispyさんや私は生涯良い目を見ない
世代ですが、まぁそれは仕方ないとして
死ななきゃ何とかなるだろうと開き直って…
私も工具バックは絶対手放しませんから
もしバイトで串打ちを始められたら
ブログで告知して下さい、必ず飲みに行きますww
ちゅーなーさん
遊んで暮らしたいcrispy-lifeです。普段は質素にひっそりと生活していますが、接待費は惜しまないタイプです。
>crispyさんや私は生涯良い目を見ない世代ですが
なんとなく厚労省の氷河期支援プログラムの情報見てしまいました。私自身は怠け者の素質が抜きん出ているものですから、どの年代に生まれていてもデタラメな生き方を選択した気がしてなりません。なんの自慢にもなりませんね。
せっかく酒場でバイトするのなら串打ちに止まらずぜひとも接客などを、と夢見なくもないのだけれど、いかんせん対人スキルに課題アリでして…残念ながらちゅーなーさんのオーダーを取ることはできませんが、心を込めて打った串をどうぞご賞味くださいw