Tuesday 11 June 2019

ごみを減らす。日本でやるのは難しい。

我が家は、あまりごみを出さない家庭です。

そんなに物欲がないから、洋服でもカバンでも、
新しいものはほとんど買わず、手持ちのものを徹底的に使い倒すからです。

食品も、できる限り、買ったものはすべて使い切るようにしています。

時々、どうしても古くなってしまって、
食べ切れないまま捨ててしまう食品もありますが。
ゴメンナサイ。

でもね、そんなワタシ達も、日本で生活すると出るんですよ。

ごみが。

それも、けっこうたくさん!

なんでだろう?

同じ人間が、同じように生活しているはずなのに、
日本ではごみがたくさん出る(ような気がする)。

日本に一時帰国中に滞在している部屋の、
ゴミ箱の中をのぞいて考えてみました。

ほとんどが、買ってきた商品が入っていたプラスチックやら紙やら。

やはりこれは、日本の商品の、過剰包装によるものに違いありません。

過剰包装の話をする場合、よく引き合いにだされるのが、
海外のスーパーマーケットでは、野菜や果物などは、
個別包装ではなく、バラで棚に山積みされたものを、
適宜、必要な分だけ重さを計って購入する「量り売り」の存在。

確かに、「量り売り」は便利です。

必要な分だけ購入できるので、使いきれなかった分の食品ロスが減るし、
個別包装されていない分、包装関係のごみもでません。

でもワタシ、ふだん英国で食品を買う際に、
特に意識して「量り売り」の物ばかり購入しているわけではないのですよ。

野菜なんかも、適宜、普通にパッケージに入ったものを購入しています。
それでも、日本で生活するより、包装関係のごみの量は少ないですね。

たぶん、英国では、個別包装もシンプルなのです。

日本のは、懇切丁寧に、二重・三重包装されてる。

クッキーとかも、一枚一枚小さい袋に入ってたりするし。
おまけに、観光地のお土産のお菓子なんかだと、
個別包装された一つ一つのの小袋に乾燥剤が入ってたりする。

日本の事を良く知らない外国人に、うっかりそんなお土産を渡してしまうと、
乾燥剤を食べそうになるので注意が必要です。

そんなに懇切丁寧に包装しても、食べるときは一瞬なのに。

もったいないなあ。

いつも、そう思っているのです。

最近、環境省がレジ袋の有料化を義務化する方針を表明して、
ニュース等で話題になっていますが、レジ袋もそうだけど、
この過剰包装をなんとかしないと、ごみが増えてしょうがないと思うのですよ。

過剰包装については、法規制するのは難しそうなので、
製造者の自主的な取り組みになってしまいますね。

買う側としても、選択の余地がある場合は、包装の少ないほうを選ぶとか、
なんらかの意思表示を行うことで、世の中の流れを変えていくことが
できるかもしれません。

フランス人が、フランスパンをそのまま買い物カゴに入れて歩いてるのって、
「ちょっとカッコいい」じゃないですか?

ピーマンだってキャベツだって、そのままポイっとエコバッグにいれちゃったら
「カッコいい」と思うんです。

そんな世の中になれば、きっとごみも減ると思うんだけどなあ。

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