20201118Higuma1  包装の絵は白ご飯だが……
 数日前のこと。
 この日の昼食の弁当は初めて買う「ひぐまの贅沢おにぎり」という駅弁にした。
 この弁当をこれまでスルーしていたのは、ちょっとおかずが貧弱だからなぁと見た目だけで軽蔑していたためだ。しかし見かたを変えると、おにぎりそのものがすでにおかずとご飯が混然一体となったハーモニクス状態ってことなわけだ。

 ちなみに双子のような弁当もあったようだが-今年のこの弁当の5年前の企画ってことになる-終売である。20円差で金粉柳もち入りというお得版だったみたいだ。

  包装を取り除くと、まるで仏具か何かが入っている箱のようだ。

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 そして、中身がこれ。

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 小ぶりのおにぎりは、いずれも炊き込みご飯である。
 私としては、しょう油を何に使うのかわからず、結局利用しなかった(Oh,減塩!)。
 そしてまた、ボリューム的にも物足りなさは残らず、おにぎりのほどよい味つけと柔らかさに満足した。

  実物は熊のようではなく背が高くておしゃれだった
 ところでこの日の午後、オディールさんからメールが来た。
 「遅くなりましたが」と恐縮していたが(そんなこと思わなくていいのに)、「小檜山博文学館」を訪問したという報告であった。

 オディールさんは文学館オープンの記念講演を聴き、そのあと文学館-といっても10畳ほどの広さの部屋だそうだが-を見学していると、小檜山先生(←オディールさんの表現)と奥さまが入ってきたという。
 そのときこっそり撮った夫妻の写真も添付して送ってくれたが、写真の小檜山博は背が高くて、私が想像していたよりもずっと若々しく見えた。実際、オディールさんも「背の高いおしゃれなオジサマ」と形容していた。

 このメールは氷山さんにも送られていて、氷山さんからは3人が再会して-小檜山夫妻とオディールさんではなく、オディールさんと氷山さんと私-名古屋の思い出話ができるようになるまで、まだしばらくかかりそうですねと憂う内容の返信が来た。

 ほんとうにあのころ、数年後ウイルス感染で世の中がこんなふうになるなんて、誰もまったく予想していなかった。

 ワクチンよ早く!特効薬よ早く!

Haydn82 では、名古屋の思い出に浸りながら、ハイドン(Franza Jpseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第82番ハ長調Hob.I-82(L'ours)」(1786)を。

 そうそう、ここで決意した《ハーイドンドン、ハイドンドン、交響曲全曲聴取プロジェクト》は、その後進んでいない。
 というのも、ハイドンはときおり聴いているのだが、もっぱら80番以降のシンフォニーを選んじゃうからである。