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【ネパール・カトマンズ】タメルのダルバート(ネパールカレー定食)の店「ヒマラヤン・タカリ・キッチン」

カトマンズのダルバートレストラン、ヒマラヤンタカリキッチン ネパールの旅
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カトマンズに到着、友人に電話して夕食を一緒に

バンコクからカトマンズに飛び、13時半頃に到着。

ビザ取得のための外貨両替、長蛇の列のイミグレでのビザ取得、預け入れ荷物受け取りを経て一般エリアに出てスマホに入れるSIMカードを購入し、タクシーを手配してタメルにある定宿のアスターホテルに着いたら15時を回っていた。

荷をほどいて一息ついたら、友人たちに「着いたよ~」と連絡を入れる。

すると、2人から「今日の夜はヒマだから、一緒にご飯食べようよ」とお誘いをいただいた。

もちろん大歓迎だ。

カトマンズの場合、友達の友達はたいていみんな友達、ヘタをすると親戚だったりするのだが、この2人も自分とは30年以上の付き合いで当然お互いをよく知っているので3人で行くのに何の問題もない。

待ち合わせの時間を決めてホテルのロビーで落ち合い、1年ぶりの再会でしばし近況を伝え合ったりした後、夕食へと向かった。

タメルの一角にできたばかりのヒマラヤン・タカリ・キッチン

自分は1年ぶりのカトマンズなのでまずはダルバート(ネパール式のカレー定食)を食べたいと思っていたのだが、友人たちは普段家でそればかりを食べているので、外に出た時にはほかの料理の店に行きたがることが多い。

しかも、昔から世界各国からの登山隊を受け入れていることもあって、旅行者相手のレストランも全体的にレベルが高く、特に欧米系の料理はチェンマイよりおいしいのではないかと思うこともしばしばだ。

なので、今日も「夕食は洋食系、ヘタをすると日本料理になるかも……」と思っていたのだが、思いがけなく「夕食はダルバートにしない?」と言われた。

聞いてみると、このホテルの近くに新しくできた店があって、一度試してみたいとのこと。

もちろん大歓迎である。

店は、ホテルからツーリストエリアのタメル方向に2~3分歩いたところだった。

1階にみやげ物屋が並ぶアーケードの2階にあり、名前を「ヒマラヤン・タカリ・キッチン」と言った。

確かに、いかにもできたばかりという感じの真新しい内装で、テーブルなどもピカピカだ。

まだあまり知られていないのか、客はほとんどいなかったが。

カトマンズのダルバートレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンの店内

店名にある「タカリ」とは、ネパール中部のカリガンダキ(川)流域に住みかつてはインドとチベットとの間の交易に携わっていたチベット系の民族の名前で、料理上手なことで国内で名をはせている。

そのため、それが転じて「タカリ=おいしい」というイメージを想起させるということで、現在のカトマンズ市内にはタカリ族がまったく店に関わっていなくても「タカリ」と名前を付けたレストランが至るところにある。

今やネパールではこのタイプがダルバートと呼ばれる

友人が店員と話をしてオーダーしたのは、チキンカレー付きのダルバート(ネパールカレー定食)だ。

料理が出てくる前に、テーブルにはスプーンなどの食器とともに銀色のふたつきの器が置かれた。

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンで出た添え物の器

ふたを開けてみると、中には粉唐辛子や唐辛子ペーストが入っていた。

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンで出た添え物

これで、自分の好みに味を調えろということだろう。

友人たちと話をしながら待っていると、すぐに料理が運ばれてきた。

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのダルバート

ターリープレート(インドやネパールでご飯を食べる時に使われる金属製の皿)の真ん中に主食のご飯が置かれ、小さな金属製の器にダル(豆のスープ)とチキンカレー、箸休めのドウ(ダヒ=ヨーグルト)が入り、さらに周囲にさまざまな副菜が置かれている。

インドスナックのパパド

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのパパド

チキンカレー

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのチキンカレー

ネパールでは定番のジャガイモと豆のカレー

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのジャガイモのカレー

青菜のスパイス炒め

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンの青菜炒め

3種のアチャール(ピクルス)やチャツネ系

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのチャツネ
カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのピクルス
カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのアチャール

ダルスープ

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのダルスープ

ネパールでは黄色いレンズ豆のダルスープが定番なのだが、ここではカロダル(カロ=黒い)が出てきた。

自分は大昔に2年も居候させてもらっていたネワール人(カトマンズの先住民族)の家のダルバートのダルがいつもこのカロダルだったので、これはうれしかった。

箸休めのダウ(ダヒ=ヨーグルト)

カトマンズのレストラン、ヒマラヤンタカリキッチンのヨーグルト

自分のように昔のダルバートを知っている自分のような人間からすると、これはネパール式というよりもかなりインド料理に近づいてしまっており、ダルバートというよりもタリ(インド式のカレー定食)と呼ぶべきもののように思う。

ネパールのダルバートは、その名の通り本来ならダル(豆のスープ)とバート(ご飯)がメインで、あとはレストランであってもせいぜい野菜のカレーが2品、それに肉を食べる人はチキンかヤギ肉のカレーをつける程度で、パパドやドウ(ヨーグルト)は間違っても添えられることはない。

たぶん、サイドディッシュをたくさんつけて豪華に見せることで値段を高くできるのでこのような形にしているのだろうが、今やカトマンズでダルバートと言えばもはやこのようなものがほとんどなので、ネパール人にとってもダルバートと言うともうこういうスタイルしか思い浮かばないのかもしれない。

もちろん、ダルバートとしてのスタイルは違っていても、この「ヒマラヤン・タカリ・キッチン」の味が悪いとかいうことはまったくない。

素材的にもいいものを使っていることがわかり、味付けは非常に洗練されていた。

ダルバートの店では普通だが、肉料理以外はおかわり自由なので、バンコクからカトマンズへのフライトで食べた機内食から何も食べていなかった自分はおかわりしつつパクパクといただいてしまった。

ダルバートを食べ、これでやっと「あ~、カトマンズに戻って来た~」という実感がわいてきたのだった。

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