コロナウイルスが暴れまくっている。まるで魔物のようだ! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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■天台大師ー智顗(ちぎ、 拼音: zhì-yǐ大同4年(538 - 開皇1711月245981月7))は、中国南北朝時代からにかけての僧侶[1]。天台教学の大成者であり、天台宗の開祖であるが、慧文慧思に次いで第三祖ともされている(龍樹を開祖とし慧文を第二、慧思を第三、智顗を第四祖とする場合もある)。天台大師、智者大師ともいう。

 

 かつての中国の偉大な仏教指導者である天台大師の『摩訶止観』の教えによれば、病気には6つあります。まず、第一は、「四大(しだい)順ならざる故に病む」と言われています。四大とは、春夏秋冬です。これが順調にいかないで、夏が異様に寒かったり、冬が長かったり、順調の四季がめぐってこない場合に、人間は体に不調をきたして病気になります。
 季節にそぐわない格好をして、冬にへそを出して寝たりすると体が冷えて病気になってしまいます。これを「四大(しだい)順ならざる故に病む」と言います。病気の原因で一番多いから最初にもってきているのです。

 第二は、「飲食(おんじき)節ならざる故に病む」と言います。これは暴飲暴食です。金正恩は、最初にビールを1ダースくらい飲んで、それからワインを10本以上飲んで、その後は高級ウイスキーを飲むのです。これだけお酒を飲んでいたら、病気になってしまいます。

 今は見る影もなくなり痩せてしまい、みんなの前に顔出しはできません。このまま、死んでしまう場合もあります。150キロも体重があったのです。どう考えても太りすぎです。このようなものは、「飲食(おんじき)節ならざる故に病む」と言うのです。規則正しい生活を送り、バランスの良い食事を心がけていかないと病気になってしまうのです。

 第三は、「坐禅(ざぜん)調わざる故に病む」と言います。これは、日常生活の不節制により、病気になることを言うのです。
 第四は、「鬼(き)便(たよ)りを得る」と言います。
鬼(き)というのは人間ではありません。化け物です。化け物が憑りついてしまうのです。細菌やウイルスが憑りつくと人間は病気になってしまいます。コレラ、天然痘、ペスト(黒死病)など珍しい病気がありました。ペストは突然倒れて死んでしまうのです。

 14世紀にヨーロッパで猛威をふるったペストは、そのまま放置すると肺炎などにより ほぼ100%の人が死亡したのです。治療行為を試みたとしても、死亡率が30%60%に及び、皮膚が黒くなり死んでいった人も多かったので 「Black Death(黒死病)」と呼ばれるようになったのです。バイキン、またはウイルスが外から入ってくるのです。これを「鬼(き)便(たよ)りを得る」というのです。

 第五は、「魔の所為(しょい)である」と言います。これは、精神的なストレスから病気になることです。
 第六は、「業の起るが故に病む」と言います。業とは過去世の因縁です。いきなり病気になったり業病になったりする人もいます。その人の生命に内在してもっている病気です。例えば、癌のウイルスは探せません。人間の細胞が突然変異して癌細胞化するのです。「親の因果よく子に現れて」といいますが、そのようなものです。

 そのように天台大師は病気を分類していたのです。今でも有効な病気の分類方法です。自分はどんな病気かをまず知ってから対処していくのです。一番多いのが、暴飲暴食して病気になる人です。

石原裕次郎は朝からビールを飲んでいて、日活に行く前に1ダース飲んでいたのです。

 また昼もビールを飲んで、夜もビールを飲んで、飲み続けていたのです。夜はお酒を飲みながら食事をしていたのです。それでは病気になってしまいます。これではダメです。

 ウイルスは「鬼(き)便(たよ)りを得る」と言うのです。「鬼(き)便(たよ)りを得る」とは、鬼のほうから、「私を使ってくれ」とやって来るのです。まさにそれが今の中国です。それに乗っかると病になって死んでしまうのです。

 鬼というのは、接触しないようにするのが一番よいのです。よく「悪鬼」「悪霊」と言いますが、そのようなものは鬼(き)を持っているのです。そのような邪悪なエネルギーを持っているものとは接触しないことです。

 接触する場合は、注意深くやらなければいけません。万が一、接触したら、「自分はどのような病気なのか?」ということをよく知って、健康法を実践していくのです。そのように普段から健康に気を付けていれば、病気になることはありません。

 さすが天台大師です。病気の本質をズバッと突いています。「鬼(き)」とは、ウイルスや細菌です。このようなものが蔓延しても、自分の体が健康だと病気になりません。だから規則正しい生活をして、体力を温存していくのです。

 この物の考え方の根本は、アユルベーダにあるのです。アユルベーダとは、インドに起源がある医学です。約1万年前からあります。キリストの誕生が約2500年前です。それよりも遙か前にインドには文明が存在していたのです。その文明のことを「ヴェーダ」と言います。一般的にはそれを「アユルベーダ」と言っています。

 そのアユルベーダには、医学もあれば、健康法あり、ヨーガもあり、何でもあるのです。古代のインド人達が外部のものと戦い、作り出してきたものなのです。今はヨーガ、漢方、鍼灸と分けて治療をします。

 アユルベーダは人を見て、総合的に治していくのです。アユルベーダには全てあります。現代人はそのうちの一つしかやっていません。「腰がいたいのですか? 貴方の病気は、ヨーガで治ります」と言います。

 アユルベーダはこれらが全て入っているので、総合医学です。建築技術まで入っているのです。アユルベーダの薬を盗んだのが中国の漢方薬です。薬草の原点はアユルベーダにあるのです。天台大師も病気の原因をアユルベーダから学んだのです。

 アユルベーダは何でも治ってしまうのです。中国の薬膳料理もアユルベーダに起源があるのです。インドにある薬膳だけを中国に持っていくと、薬膳料理ができるのです。

 「針で治す、お灸で治す」という鍼灸治療もアユルベーダが原点です。アユルベーダには、何でもあるのです。病気というのは人それぞれ違います。その人との対話により病気の原因を探り、その人に合った治療方法を見つけていくのですから、医者がいくら「この薬がよいですよ」と言っても合わない場合があります。

 その人をずっと見て、「この人はここが弱いな。これでいこう」ということが名医はわかるのです。言われた人も素直に従えば、治るのです。頭に油を塗ったり、マッサージをしたり、食事療法を行ったりして、アユルベーダには何でもあるのです。病気を総合的に治していくのです。

 コロナウイルスが流行している時は、体力をつけなければいけません。それにはアユルベーダを習って、自己の健康に最大の力点をおいたらよいのではないかと思います。現代人はすべからく古代インドのアユルベーダの智恵を学びましょう。

 

 

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