今日は建築が始まる新築一戸建て・電気配線の打合せがありますので、朝から図面の事前チェック。それが終わったら、明日にマンション・リノベーションのショールーム同行があるのでその仕様・見積もりの確認と図面・寸法の再チェックを行ってました。不動産仲介がメインですが経験を活かせるのは本当にありがたい。
ハウスメーカーに就職したのが25年前。それから住宅・不動産の仕事をしてきたんですが、新人の時からのお客さんの家や打合せを振り返ってみたんです。頭に浮かぶのは「若い頃の打合せ内容は幅が狭かったなぁ」と・・・。それでも依頼してもらったお客さんには感謝しかないです、ホントに。
(念のため言っておくと)住宅とか間取りとかずっと好きでした。1件1件、結構考えていたとは自分でも思います。
でも、なんていうのかな・・・「お客さんが何も言わないからコレでいい」みたいな所で止まってた部分がありました。まだまだ経験も知識もないのに「本当にコレが正解なのか?」っていう追求がなかったと思います。大いに反省。
今は例えば間取りだったらお客さんに最終的に見せる見せないは別としても、いくつかのパターンを考えて「どれが正解なのか」を時間かけています。住宅・不動産っていうのは予算がある中での打合せになる事がほとんどですが、今では「こんな提案もありますが●●の費用がかかると思います。どうしましょう? でもココをおさえれば予算内でいけるかも」みたいな話は必ずする様にしていますが、ハウスメーカーで営業やってるとなかなか言えない時が多いのよ(汗)、特に契約の前なんかは。理由は、・予算を超える事を言うと断られる可能性がある ・価格が上がると競合メーカーに負ける場合がある とかそんな事なんです。
まぁ考え方が会社よりですよね。仕方ない事だとは思うのですが、そこを追求する余裕が自分にはなかった。
伝える事って大切だと思うんです。予算とか制約とかお客さんがマイナス面の決断をしないといけない事もありますが、逆に良い結果になる事の方が圧倒的に多いですね。住宅業界と比べてもこの不動産業界はまだまだ意識が低いと感じます、良い事ばっかり言う営業マンが多過ぎる・・・(汗)
自社製品を取り扱ってるならいいんですけど、仲介の仕事って販売ではないんでね。個人的な社訓みたいなポリシーがないとアカンと思います。