『室戸岬特設見張所』
海軍の遺構となります。
昭和16年後半より見張所整備、人員配備。
昭和17年末頃より、電探及び特設見張所にて哨戒開始。
終戦まで、施設を拡大しながら運用。
現在も広範囲に遺構が残るのですが・・・
開発等により、そのほとんどが消失。残る遺構も基礎や壕が少しだけです。
その①は、灯台周辺の遺構を。
四国八十八ヵ所霊場の第24番札所 最御崎寺の奥に灯台はあります。
余談ですが。。。
コロナも少し落ち着いてきた感じなので・・・もう少ししたら逆打ち巡礼行きたいですね。
遊歩道・・・いや、元々は遍路道なのかな。
灯台までの道は軍道としても使用されたと思うのですが、お寺や灯台の方が歴史が古いので戦争以前よりあったと思うのですが・・・
灯台までの道すがらには、海軍の標柱が立ってます。
では、灯台までの道中にある怪しい遺構を。
左が歩いてきた遊歩道、後ろになる方向が灯台。右側方向は最御崎寺の宿坊があります。その分岐に石積・・・当時のモノかは不明。宿坊周辺にも見張所関連の建物があったかもしれませんが、宿坊整備時に消滅したと思われる。
最御崎寺の仁王門付近に残る階段・・・
標柱は運輸省・・・
コンクリートの塊・・・
下段と上段に・・・何があったのかは不明。
上段のコンクリートには鉄が残ってます。
建物があったのか・・・何かの柱が立ち上がってたのか?根本付近しか残ってません。
そこから少し灯台方向に進むと・・・
「旧室戸岬無線方位信號所」
望楼があったと思われる場所ですが、立ち入れません。外周の塀はもしかしたら戦時のモノかも知れません。
無線方位信號所への階段も古そうですが・・・戦時のモノかは不明。
裏手には一部、石積も残ってます。
階段上り口には海軍標柱が残ります。
「四」
そこからもう少し灯台寄りにも・・・
海軍標柱「参」
もう少し先にも・・・
海軍標柱「貳」
で・・・灯台です。
写真後ろ手が海・・・灯台方向ね。左の道が歩いてきた方向、右手は灯台に下りる階段ですが、フェンスで立ち入れません。
フェンス越しに・・・もしかすると先に海軍標柱の「壹」もしくは「壱」かな。が残るかも知れませんが、探索不可w
とりあえず・・・灯台方向はこんな感じかな。車まで戻り、付近を探索。
最御崎寺の駐車場付近に埋められた壕・・・
コンクリートで塞がれてます。
そこから150m程山頂方面に進んだ場所にも素掘りの壕・・・
少し分かりにくいですが、注意して見てれば発見は容易です。
結構キレイな状態で残ります。
20m程まっすぐ進むと・・・
少し崩落・・・
左手に幅2m×奥行き3m程のスペース。
コウモリ多数www
そこから右~左へとクランク状に折れて結構な勾配で上ります。
抜けた場所・・・綺麗に残る貫通壕です。
少し離れた場所より。こちら側の壕口は見つけにくいかもですね。
付近を探すも特に確認できませんでした。
ここにも戦時の施設があったと思われますが、現行の「無線方位信号所」が整備されてました。
ほな・・・
その②へ続く・・・
~おしまい~
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