たちぶさ「トチの花」
        *立房(たちぶさ)と 毛橡(けとち)の花を さたろう(師)は 詠みてありしよ! 膝打ちにけり


解りにくいかな?この歌
少し説明させて下さいな。
長いことトチの花を詠おうとしていましたが
花の形容の言葉が思い浮かばずにいました。
そんなとき佐藤佐太郎師の歌集の中に「立房」とい言葉が!
誠に言い得て妙、思わず膝を叩いて納得したという訳です。
造語?地名としてはあるようですが・・・?

『しずかなる 若葉のひまに 立房の橡の花さきて心つつまし』
佐藤佐太郎師
1909年(明治42年)11月13日 - 1987年(昭和62年)
宮城県柴田郡大河原町出身。幼少期に茨城県住む
斎藤茂吉に師事 没72歳

小泉 正人師談  葉裏に軟毛が多いのを毛栃と呼ぶ場合がありますが今は殆ど区別していませんね!
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