「一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙 魚粉盛り濃厚魚介豚骨」濃厚狼煙らーめんを “プレミアム” なカップ麺で再現!!

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年3月23日(月)新発売のカップ麺、エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙 魚粉盛り濃厚魚介豚骨」の実食レビューです。

埼玉・大宮の人気行列店「狼煙 ~NOROSHI~」のカップラーメンついに満を持すプレミアム化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙

一度は食べたい名店の味PREMIUM(プレミアム)とは、読んで字の如く「一度は食べたい名店の味」を再現した “ご当店カップ麺” のプレミアムバージョンで、通常は縦型ビッグ容器に油揚げ麺を合わせているのですが、PREMIUMでは大判どんぶり型の容器にノンフライ麺を採用し、本格感あふれるワンランク上の味わいを実現。

「狼煙」初のPREMIUM化

今回の新商品「一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙 魚粉盛り濃厚魚介豚骨」は、埼玉県さいたま市北区東大成町に本店を構える行列必至の名店「狼煙 ~NOROSHI~」の看板メニューを本気で再現したもの。これまでに同シリーズから2回「狼煙」のカップラーメンが発売されているのですが、プレミアムになるのは今回が初めて。

狼煙 ~NOROSHI~(のろし)とは、かつて一世を風靡した高田馬場の名店「俺の空」出身の店主・中村幸司(なかむら こうじ)氏が開業したラーメン店で、2007年12月10日に1号店を開業。2012年には食べログ38万人のレビュアーに選ばれた至高の名店「食べログ ベストラーメン(BEST RAMEN 2012)」に選出され、濃厚豚骨魚介系の「つけ麺」を筆頭に人気を博します。

2020年3月現在、食べログ百名店(ラーメン EAST 百名店 2017-2019)に3年連続で掲載され、スコアも3.75の高評価。お店の一番人気は「つけ麺」ですが、カレー風味の「かれつけ」や辛味小海老をトッピングした「辛つけ」、汁なしメニューの「まぜそば」もあり、カップ麺の再現元にもなっている「濃厚狼煙らーめん」も定評のある人気商品。

2019年2月発売品

エースコックと狼煙のタイアップは、2017年10月9日に発売された縦型カップ麺「一度は食べたい名店の味 狼煙 行列必至の豚骨魚介ラーメン」から始まり、その続編として2019年2月4日に狼煙のカップラーメン第2弾「一度は食べたい名店の味 狼煙 魚粉盛り濃厚豚骨魚介ラーメン」を発売しているため、同シリーズからは3度目のコラボ。

2017年発売品・2019年発売品ともに「濃厚狼煙らーめん」の再現とみて間違いなく、どちらも別添の魚粉(ふりかけ)が決め手となっていて、2019年の「魚粉盛り濃厚豚骨魚介ラーメン」では魚粉の量を20%増量。2020年3月発売の今回も商品名は「魚粉盛り濃厚豚骨魚介ラーメン」ですが、前述のようにノンフライ麺・どんぶり型のPREMIUMな狼煙は今回が初めてです。

ちなみに再販・リニューアルを含む「一度は食べたい名店の味」の通常版・PREMIUM・ミニすべてカウントすると、今回の「一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙 魚粉盛り濃厚魚介豚骨」はシリーズ第34弾に該当する新作で、その中でも高級なPREMIUMタイプのみに絞った場合 “まだ5作目” という意外にレアなスパン。

縦型も丼型も “後がけ魚粉” が決め手

同シリーズ初のPREMIUMは「一度は食べたい名店の味」シリーズの第1弾を飾った「ぜんや」で、2017年10月2日に発売。続いて2018年2月5日に「ど・みそ」、2018年10月1日に再び「ぜんや」、2019年9月2日に「四つ葉」がプレミアム化されているため、今回の「狼煙」が同シリーズにおけるPREMIUMタイプの第5弾にして4店舗目のラーメン店になります。

開封

別添の小袋は3種類

さて、別添の小袋は「液体スープ」「かやく入り粉末スープ」「ふりかけ」で合計3袋。ワンランク上のプレミアムタイプなのに具材は粉末スープ同梱型なのか——と、若干ながら残念に思えたのですが、かやく入り粉末スープだからダメというわけではないですし、その分だけ麺とスープのクオリティに期待したいところ。

ちょっと独特な見た目

麺は油で揚げていない本物志向のノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。実際の「濃厚狼煙らーめん」に使われている狼煙自慢の自家製麺は、存在感のある「太麺」もしくはスープが絡みやすい「細麺」の2種類から選べるようになっていて、ネット上に投稿された評判・口コミでは細麺推しのユーザーも多かったのですが、今回のカップラーメンでは太麺を採用しています。

「一度は食べたい名店の味」シリーズのメーカー希望小売価格は、通常版(油揚げ麺・縦型ビッグ)が税別220円となっているのに対し、今回の「PREMIUM」は税別270円と値段もプレミアム。コンビニで購入した場合の税込価格は通常版=232円、PREMIUM=288円が2020年3月現在の標準売価となっているので、単純計算56円もの差が生じていました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:一度は食べたい名店の味PREMIUM 狼煙 魚粉盛り濃厚魚介豚骨
製造者:エースコック株式会社 関西滝野工場
製造所:兵庫県加東市河高1816-175
内容量:97g(めん65g)
商品コード:4901071211769(JAN)
商品サイズ:縦165mm×横165mm×高さ75mm
発売日:2020年03月23日(月)
実食日:2020年03月28日(土)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:270円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かやく入り粉末スープ・液体スープ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(ポークエキス、動物油脂、チキンエキス、糖類、植物油脂、魚介パウダー、香味油、しょうゆ、カツオブシ、たん白加水分解物、カツオブシエキス、ポーク調味料、コンブエキス、食塩、ガーリックペースト、オニオンエキス)、かやく入りスープ(食塩、おからパウダー、味付豚肉、たん白加水分解物、乳化油脂、ねぎ、カツオブシパウダー、香味調味料、メンマ、黒胡椒、植物油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、乳化剤、酒精、炭酸カルシウム、重曹、カラメル色素、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む)

実食開始

かやく入り粉末スープは先入れ

別添の小袋は「かやく入り粉末スープ」のみ先入れで、液体スープ・ふりかけは食べる直前に加える後入れ仕様。かやく入り粉末スープの中には “程良く味付けした豚肉、彩りの良いねぎ、コリコリとした食感の良いメンマ” が入っていて、開封した瞬間から魚粉の膨よかな香りが漂い、期待度を膨らませてくる実食前。

具材はショボいけど魚粉たっぷり

注湯の際は、できるだけ粉末スープを溶かすように意識しながら熱湯を注ぎ、液体スープの小袋は待っている間にフタの上にのせて温めます。けっこう強めのトロミ成分が粉末スープに仕込んであったので、5分経ったら “液体スープを入れる前に” 粉末スープを完全に溶かしてください(※お湯を入れる前に液体スープを入れると麺が戻らないので注意)。

ちなみにコンビニ大手4社の中では「ローソン」と「ミニストップ」での取り扱いを確認したので、もし別のコンビニや最寄りのスーパー等に売ってない場合は検討してください。それでは、狼煙初のPREMIUM感に注目しつつ「めん」「スープ」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(97g)あたり
カロリー:345kcal
たん白質:9.9g
脂  質:7.9g
炭水化物:58.5g
食塩相当量:7.0g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.44mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:270mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:345kcal(めん・かやく:235kcal)(スープ:110kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

値段相応の高品質

5.0

エースコックのニュースリリース(PDF)には “しっかりとした弾力と滑らかさを併せもった角刃のめん” と商品特長の記載があり、なるほど麺の断面こそ四角いのですが、とても口当たりの穏やかなノンフライ麺で、エッジの効いたタイプではありません。歯切れの良さよりも粘り気のある弾力を重点的に強化した多加水麺で、もっちりとした噛み応えが楽しめます。

ちょっと長めに待ったほうがいいかも

さすがに実際の「濃厚狼煙らーめん」に使われている自家製麺ほど厚みのあるサイズ感ではないものの、多加水麺に強いエースコックの製麺技術が遺憾無く発揮された加水率の高いノンフライ麺で、縮れのなさが高級感を演出。小麦の風味もインパクトのある今回の濃厚豚骨魚介スープに負けじと香り、もっちりとした粘り気のある弾力は食べ終わるまで持続する値段に伴ったクオリティの高さ。

粉末スープに強烈なトロミ成分が含まれていたので、ところどころ部分的な戻りムラが気になったものの、おおむね許容範囲内(※ただし時間に余裕があれば、液体スープを馴染ませた後に1、2分ほど休ませるのがオススメ)。麺量は65gと縦型ビッグの商品(めん70g)よりも少ないのですが、何度も噛めるモチモチ麺なので、体感的な食べ応えは実際の麺量以上でした。

スープ

ややトロミが不自然だけど‥‥

5.0

かやく入り粉末スープを開封した時、けっこう煮干しの香りも感じたのですが、液体スープを入れる前に味わってみたところ、魚介のベクトルは節系がメインとなっていて、ほとんど動物系の要素は目立っていません。かなりトロミが人工的なので、そこが気になるところではあるものの、あくまで粉末スープは下支え。

ふりかけなしでも成立する味

液体スープを入れた後も引き続き粘度の高さは不自然ですが、豚骨の旨味と豚脂を中心とした動物油脂特有の芳ばしいコクがスープの満足度を大幅に加速させ、膨よかな醤油ダレが味に奥行きを生み、カツオブシエキスが魚粉では出せない深みを演出。液体スープを加えると煮干しの旨味も付与されますが、魚介のイニシアチブは鰹節に委ねられています。

やはり魚粉投入前は特筆したインパクトのない味わいですが、旨味の重心はどっしりと低く、この時点でも物足りなさはありません。基本は乳化感の強い豚骨を軸に鶏が脇を固め、魚介は鰹を中心に鋭さよりも深みを重視しているようなフレームワーク。さらに昆布の旨味やガーリックペーストのアクセントを仕込むなど、味は値段相応に思えました。

具材・ふりかけ

具材はショボい

3.0

具材は「かやく入り粉末スープ」に入っていた味付豚肉、メンマ、ねぎの3種類。味付豚肉は気の抜けたベーコンみたいな肉具材で、メンマは小さく、ネギも歯触りの強い汎用の乾燥ネギを採用しています。お世辞にも具沢山とはいえないラインナップで、税別270円という希望小売価格を踏まえると、さすがにイマイチといわざるを得ません。

後がけ魚粉は伊達じゃない

しかし、別添の「ふりかけ」は効果的で、中身は粗削りの鰹節が主体。これを全体に攪拌(かくはん)すると必然的に味は濃くなるのですが、不躾に塩気が鋭く刺してくるような味ではありません。さらに人工的だったトロミに魚粉のザラつきが加わるため、粘度の高さも比較的ナチュラルになりますし、麺とスープの満足感を思うと結果そんなに具材の貧弱さは気になりませんでした。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

具材の量・質ともにメーカー希望小売価格220円(税別)の縦型ビッグ製品と変わらなかったので、さすがに頼りなさが否めなかったのですが、麺とスープの出来栄えに関しては値段相応です。とろみの具合が人工的だったので、そこもターニングポイントになるかもしれませんが、単純に味としては悪くありません。

具材のボリュームや費用対効果にウェイトを置いている方にとってはネガティブな商品になりますし、実際ちょっとコスパに優れない印象が無きにしも非ずではあるものの、ぽってりした魚介豚骨系が好きなら試す価値あり。コンビニではローソンとミニストップでの取り扱いが意欲的だったので、気になった方はチェックしてみてください。

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