一平ちゃん史上最恐の催涙系やきそば【超わさび】復活総選挙 “第1位” の味が危険区域に突入

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年11月16日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 超わさび 醤油味」の実食レビューです。

一平ちゃん復活総選挙で “1位” を獲得した「わさびマヨ醤油味」が “わさびマシマシ” に!?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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一平ちゃん夜店の焼そば 超わさび醤油味

一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、おなじみ “いっぺん食べたら、やめられない。” をキャッチフレーズに、1993年(平成5年)1月18日から明星食品が販売を続けているロングセラーブランドで、当初は標準どんぶり型のカップラーメンから発足。その約2年後となる1995年(平成7年)2月20日「一平ちゃん夜店の焼そば」を展開し、カップ焼きそば×からしマヨネーズという不動の金字塔を打ち立てます。

今回は超わさび‥‥?

しばらく通年販売のレギュラー商品として、カップラーメンとカップ焼きそばを並行していた「一平ちゃん」ですが、ブランド20周年を迎えた2013年8月5日の最終リニューアルをもって標準どんぶり型のカップラーメンは製造・販売を終了し、季節限定の「カレーうどん」や「焼うどん」を展開しつつ、現在はカップ焼きそばに特化したブランドになりました

今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 超わさび 醤油味」は、2020年3月28日に創立70周年を迎えた明星食品のアニバーサリー企画 “一平ちゃん夜店の焼そば復活総選挙” にて、みごと1位を獲得した「明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」をベースに、わさびふりかけを70%増量するだけでなく、わさびマヨの刺激を強め、なおかつソースの刺激も強化した「超わさび醤油味」にブラッシュアップ。

業界初の “わさびマヨ” は、1997年2月にリリースされた「日清焼そばU.F.O. わさびマヨネーズ」がパイオニアなので、からしマヨネーズの先駆者「一平ちゃん夜店の焼そば」が “わさびマヨ” のパイオニアではないのですが、2013年4月22日に初代「一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ 醤油味」を発売して以来、定期的にリリースされている人気フレーバーのひとつ。

復活総選挙で “第1位” を獲得した「わさびマヨ醤油味」

続けて2014年4月14日と2015年5月18日にレギュラーサイズの「わさびマヨ醤油味」を再販後、2016年3月7日に “わさびマヨ醤油味” 初の「大盛」を新発売。2017年2月20日には “期間限定商品” だったレギュラーサイズの「わさびマヨ醤油味」が “新たな通年商品” に格上げされ、定番ラインナップを強化していたのですが、2018年3月5日のリニューアルをもってシレッと終売。

その後、明星食品が2019年12月3日から2020年1月15日に実施していた「一平ちゃん夜店の焼そば復活総選挙」にて、以下の投票結果を叩き出し、みごと1位に輝いた標準サイズの「明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味」を2020年5月11日に再販していたのは記憶に新しいところ。

1位:一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味
2位:60周年記念 一平ちゃん夜店の焼そば 限定甘コクソース
3位:一平ちゃん夜店の焼そば 豚しお味
4位:一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油味
5位:一平ちゃん夜店の焼そば スパイシーカレー味

その流れを汲んだ今回の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 超わさび 醤油味」は、2017年3月6日発売の期間限定商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛わさびマヨ醤油味」をベースに開発された変わり種で、前述のように「わさびふりかけ」「わさびマヨ」そして「液体ソース」の刺激を強めた結果、一平ちゃん夜店の焼そば史上最強の “超わさびフレーバー” を実現。

パッケージにも小さく警告文を記載

もともと刺激が強いことでも有名だった「わさびマヨ醤油味」ですが、商品名の “超” に加え、パッケージの右下にも “辛みは強いので注意してお召し上がりください” と(あえて小さく?)注意事項が記載されているように、生半可な刺激ではないかもしれません。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」「特製マヨ」「ふりかけ」の合計3種類。それぞれ特別なデザインの小袋ではなく、他の商品にも使われているような汎用の小袋なので、まったく特別感はないものの、それだけに “ふつうのデザイン” が怖いところ。先ほど明星食品が創立70年を迎えたと書いたように、わさびふりかけ70%増量の “70” は、おそらく明星食品の創立年月日に因んでいるのでしょう。

麺は熱湯3分の油揚げ麺を使用

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。定番のソース味「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」にも使われている油揚げ麺と同じ中細サイズに切り出されているのですが、定番の一平ちゃんには “ソースねり込み麺” を導入しているのに対し、今回の油揚げ麺にソースは練り込まれていないため、まったく同じ麺ではありません。

なおメーカー希望小売価格は税別220円(2020年11月現在、コンビニで購入した場合の税込価格は232円)ということで、定番商品の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」と同じ値段。地域によっては売ってない場合もあるかと思いますが、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社のなかでは “セブンイレブン” での取り扱いが多かったので、販売店の参考にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 超わさび 醤油味
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(R)
内容量:163g(めん130g)
商品コード:4902881437738(JAN)
発売日:2020年11月16日(月)
実食日:2020年11月21日(土)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(液体ソース・特製マヨ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、ソース(粉わさび入り半固体状ドレッシング、糖類、豚脂、しょうゆ、食塩、植物油脂、豚・鶏エキス、香味油、ソース、醸造酢、香味調味料、たん白加水分解物、香辛料)、かやく(キャベツ)、ふりかけ(ごま、粉わさび調味料、香味調味料、のり)/ 調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、香料、乳化剤、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニバナ黄色素、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、クチナシ色素、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

具材のキャベツは最初から容器の中に

すべての小袋は後入れで、具材らしい具材は最初から容器の中に入っているキャベツのみ。あとは熱湯を注いで3分後、お湯を捨ててから液体ソースを馴染ませる通常の作り方と同じ流れになっているのですが、今回の液体ソースは “わさびフレーバーをアップさせて味わいを強化した醤油だれ” ということを忘れてはいけません‥‥

・・・・・・。

目が痛ぇwww(いや、真面目に‥‥)わさびの辛味成分である “アリルからし油” は揮発性なので、液体ソースを混ぜている間の湯気が眼球や鼻腔に直撃した場合、超わさびの攻撃力は伊達じゃないレベル。そして、もうひとつ注意したいのが “液体ソースに含まれる動物油脂” の存在です。

外装フィルム及びフタ上の調理方法に、液体ソースの小袋を温めてください or 温めないでください等の記述はないのですが、液体ソースに含まれる豚脂(ラード)が白く凝固していたので、お湯を注いでから待っている間に液体ソースの小袋をフタの上で温めておいてください。

なお筆者は唐辛子の刺激(カプサイシン)に対して一定の耐性を備えていると自負しているのですが、わさびなどの揮発性に対する耐性値は “きわめて人並み” もしくは “人並み以下” なので、それを念頭に置きながら以下の感想を参考になさってください。では、引き続き刺激の強さに注目しつつ「めん」「ソース・わさびマヨ」「具材・わさびふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(163g)あたり
カロリー:748kcal
たん白質:13.0g
脂  質:35.5g
炭水化物:94.1g
食塩相当量:6.2g
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:200mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

これぞ一平ちゃんらしい油揚げ麺

4.0

たとえば角刃で切り出された太めの平打ち麺や熱湯5分の太麺など、数年前の「一平ちゃん夜店の焼そば」では考えられないくらい、太くて力強い油揚げ麺を採用してくることも珍しくなくなってきた近年。しかしながら今回の油揚げ麺は、古き良き「一平ちゃん夜店の焼そば」らしい丸刃で切り出された歯切れのいい中細麺で、食感も風味もスナック的。

スナック的な風味と歯切れのよさが魅力

しかし、その軽い食感や油揚げ麺特有の風味など、生麺では楽しめないスナック感が「一平ちゃん夜店の焼そば」のアイデンティティを表現している魅力的なポイント。また特製マヨや特製ふりかけありきのブランドなので、そもそもの方向性がジャンクでスナック的ですし、後述する今回のソース・特製マヨ・ふりかけとの相性もよく、ブランドイメージとのギャップも皆無に等しい仕上がり。

麺重量130gの大盛り仕様から、ゆっくり食べるとダマになりやすく、後半はコシもへったくれもなくなってしまうのですが、ある意味それも「一平ちゃん夜店の焼そば」における醍醐味といっても過言ではありません。2012年2月6日のリニューアルで一時的に「塩だれ味」に実装された “ローストオニオン練り込み麺” が恋しいところではあるものの、それはさておきスナック的な中細麺が漠然と一平ちゃんらしくていいですね。

ソース・わさびマヨ

刺激の本丸は特製わさびマヨ

4.5

液体ソースを加えた瞬間、いきなり湯気の先制パンチを眼球に喰らったので、おそるおそる啜り上げてみたところ、まったく鼻にツーンとくる気配を見せません。わさびの耐性値は低いと前述したように、そこまで揮発性の刺激が得意ではないのですが、ぜんぜん問題なく食べ進めることができたので、液体ソースだけの状態であれば恐るるに足らず。

多めの豚脂に由来する厚みや鶏・豚エキスの旨みを軸に、醤油だれは液体でコク深く、ビーフの味も重ねているのが「一平ちゃん夜店の焼そば」らしいポイント。後述する「わさびマヨ」と「わさびふりかけ」に配慮して、やや液体ソースの味付けは薄めに仕上がっているのですが、それについては結果的に問題ありません。

また液体ソースだけの状態であれば、うっかり啜り上げても噎せ返る(むせかえる)ことはなかったのに対し、別添の特製わさびマヨが曲者で‥‥

ツーンとキますよ、ツーンと

思いのほか鼻にくるw 原材料名における特製わさびマヨの名称が「粉わさび入り半固体状ドレッシング」となっているように、香料で風味をつけたナンチャッテわさびマヨではなく、味覚に訴えかけてくる風味は明白で、そのベクトルはホースラディッシュ(西洋山葵)寄りのシャープなタイプ。

全体に満遍なく混ぜ込んでしまった場合、その威力は半減してしまうのですが、逆に集中しているところはデンジャーゾーン。けっこう瞬発力のある刺激なので、特製マヨをトッピングしたあとは、あまり混ぜないで食べたほうがいいかもしれません。

具材・わさびふりかけ

キャベツにも意外な効果が‥‥

5.0

キャベツは汎用の乾燥具材なので、まったく目新しさは感じられないかと思いきや、わさびふりかけの風味が重なると、なんだか “茎わさびっぽい雰囲気になる” のが面白いところ。あくまで雰囲気的な話になりますが、なかなかどうしてイメージしながら食べるとそれっぽく、あらためてキャベツのポテンシャルを見直したポイント。

わさびふりかけも申し分なし

わさびふりかけは、わさびシーズニングパウダーを軸に、わさび風味顆粒、ごま、刻み海苔を組み合わせたもの。わさび系の素材だけを70%増量しているのではなく、ふりかけ全体を1.7倍に増量しているため、わさびの爽やかな風味と刺激もさることながら、ごまや刻み海苔のアクセントにより、麺が大盛りでも飽きません。

わさびシーズニングパウダーは粒子が細かく、わさび風味顆粒は市販の “わさびふりかけ” や “わさび茶漬け” に入っている緑の顆粒と同じような素材なので、生おろし系のリアリティはない反面、油揚げ麺のスナック感に違和感なくフィット。もちろん刺激も強くなるのですが、それ以上にジャンクな旨みを強く感じました(ええ、もれなく鼻にツーンとキますけどね)

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4+)

カップ焼そばカテゴリーにおける “超わさび系” といえば、2017年5月29日にリリースされた日清食品の問題作「日清焼そばU.F.O.ビッグ わさマヨ地獄」が最恐クラスの出来栄えで、今回の「一平ちゃん夜店の焼そば 超わさび醤油味」をもってしても、その牙城が崩れることはなかったのですが、一平ちゃん史上最強の触れ込みは伊達じゃありません。

せっかくなので、もうすこし思い切ってほしかったところではあるものの、一般的なモノサシで測れば刺激の強さは充分に非常識。けれども全体を大きく混ぜてしまった場合、わさびの風味と刺激がボヤけてしまうので、わさびマヨ&ふりかけを投入した後は、あまり混ぜないで食べるのがオススメです(author・taka :a)

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