マタドール×闘牛脂W監修「富山ブラック風牛まぜそば」唯一無二の味わい!!マタドールのBBラーメンと闘牛脂の旨塩まぜそば融合

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年6月29日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば」の実食レビューです。

“牛” にこだわる名店「マタドール」と「闘牛脂」のW監修による唯一無二のカップめんオリジナルメニューを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば

マタドールとは、東京都足立区・北千住に本店を構える牛骨らぁ麺の専門店で、創業は2011年7月21日。ラーメンで世界初のミシュランを獲得した「柳麺ちゃぶ屋」や「麺香房 天照」「しおの風」など、タイプの異なるラーメン店で修行を積んできた店主・岩立伸之(いわたて のぶゆき)氏が立ち上げ、その翌年には連日行列の絶えない人気店になった実力派。

牛骨らぁ麺×まぜそば専門

牛骨や牛アキレス、牛筋をはじめ、香味野菜、魚介乾物、山菜乾物など、30品目以上をバランスよく合わせたスープを特徴とする「贅沢焼牛(チャーギュウ)らぁ麺」を筆頭に、講談社発行『業界最高権威 TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)認定 第12回ラーメン大賞 2011-12』の新人部門で史上初の4部門同時入賞を成し遂げるなど、連日の行列にも納得の受賞歴を誇ります。

もう一方の監修店・闘牛脂(とうぎゅうし)とは、北千住にあるマタドール本店の定休日(毎週月曜日)のみ同所で営業している「まぜそば専門店」で、2013年7月15日から二毛作営業をスタート。マタドールのコンセプトから、卓上調味料などで味を自由に変えられる油そば・まぜそばの現状を嫌い、最後の味付けを客に委託することのない “完成された” まぜそばをモットーに個性的な商品を展開。

今回の新商品「明星 マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば」は、2018年6月11日発売の「明星 闘牛脂監修 牛(ぎゅう)まぜそば 大盛」及び2019年6月3日発売の「明星 闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば 大盛」に続く新作で、闘牛脂と母体のマタドールがコラボレーションしたカップ麺だけのオリジナルメニューとして開発されました。

店主は同じだが——

「マタドール」も「闘牛脂」も岩立伸之氏が代表を務めているため、厳密にいうと監修者は同じなのですが、今回のカップ麺は牛の旨みと強烈な黒胡椒の刺激を特徴とするマタドール流の富山ブラックインスパイア「BB(ビーフブラック)ラーメン」と闘牛脂の「旨塩まぜそば」を融合させたもの——というコンセプトがマタドール×闘牛脂のW(ダブル)監修となっている所以。

マタドールの「BBラーメン」は、富山県富山市中心部発祥のご当地ラーメン “富山ブラック” にインスピレーションを受けた一杯で、芳醇な牛の旨味と特有の甘みを特徴とするマタドールの牛骨スープをブレンド。それは本店のグランドメニューとしてではなく、2013年10月10日にオープンしたセカンドブランドの2号店「みそ味専門 マタドール」で提供され、知る人ぞ知る一杯として人気を博していました。

2020年7月現在、2号店のグランドメニューから「BBラーメン」は外れていますが、今回のカップ麺「明星 マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば」の発売を記念して、2020年6月20日から7月5日までの期間中「特BB」と「特つけBB」を期間限定で復活販売。さらに闘牛脂では、カップ麺のリアルバージョン「ビーフブラックまぜそば」を提供するなど、店舗連動企画も実施しています。

辛さレベルは2

片や闘牛脂サイドの「旨塩まぜそば」は、牛カツをトッピングした「贅沢塩まぜそば」の牛カツなしバージョンで、何度かリニューアルを繰り返しているようですが、香り高い牛脂の風味を特徴とする唯一無二の味わいが多くの固定ファンを獲得。明星食品とコラボした前回、前々回の「牛まぜそば」もハッキリとした牛脂の主張が印象的でした。

開封

別添の小袋は2種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」と「あとのせかやく」の合計2種類で、固形具材は最初から容器の中に入っているスタイル。以前、寿がきや食品が「富山ブラック風まぜそば」という富山ブラックラーメンを汁なしカップ麺に落とし込んだ変わり種を発売していましたが、ここに牛脂を組み込んだスタイルは数あるカップ麺の中でも前例がありません。

麺は熱湯5分の極太麺

麺は明星食品の製麺技術を活かした太さと厚みのある極太麺で、湯戻し時間は熱湯5分。前回(2019年6月3日発売)の「明星 闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば 大盛」にはガーリックを練り込んだ極太麺を採用していたので、今回も同じ麺が引き継がれているのかと思っていたのですが、原材料を比較してみたところ微妙に内容が異なる様子。

2020年7月現在、大盛りサイズのカップ麺におけるメーカー希望小売価格は平均して税別220円が標準となっているのに対し、今回のメーカー希望小売価格は税別230円と微妙に高く、コンビニで購入した場合の税込価格は248円が相場。全チャネル販売のNB商品なので、コンビニでしか売ってないカップ麺ではないものの、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどでも比較的に高めの値段で販売されているかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360(R)
内容量:160g(めん130g)
商品コード:4902881438650(JAN)
商品サイズ:縦175.5mm×横17.5mm×高さ65mm
発売日:2020年06月29日(月)
実食日:2020年07月03日(金)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体ソース・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、香辛料、卵粉、香味調味料)、ソース(しょうゆ、豚脂、糖類、食塩、香辛料、甜麺醤、鶏肉エキス、香味油、たん白加水分解物、牛脂、香味調味料、チャーシューペースト)、かやく(キャベツ、味付牛肉、香辛料、ねぎ)/ 加工デンプン、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、かんすい、酸味料、乳化剤、酒精、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

量は少ないけど本物の牛肉

最初から容器の中に入っている固形具材は、汎用のキャベツとチップ状にカットされた四角い味付牛肉の2種類で、そこまで量は多くありません。しかし、親会社の日清食品をはじめ、各社が多用している大豆たん白加工品(フェイクミート)ではなく、本物の牛肉を使っているのは素直に嬉しいポイント。

けっこう黒胡椒は多め

先入れの小袋は別添されていないので、2種類の小袋を取り出してから熱湯を注ぎ、フタを閉めて待つこと5分。パッケージに記載されていた辛さレベルは5段階中 “2” と標準以下でしたが、あとのせかやくの中には大量の黒胡椒が入っており、思わず期待が高まるところ——けっこう液体ソースの量が多く、動物油脂も含まれているため、液体ソースの小袋は待っている間にフタの上で温めてください。

なお実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ファミリーマート」「ローソン」「ミニストップ」での取り扱いを確認したので、最寄りのスーパー等に売ってない方は販売店の参考にしてください。それでは、マタドール流の富山ブラックと闘牛脂の個性と兼ね合いに注目しつつ、「めん」「ソース」「具材・あとのせかやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(160g)あたり
カロリー:683kcal
たん白質:10.7g
脂  質:28.6g
炭水化物:95.6g
食塩相当量:7.5g
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:197mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

あいかわらず文句なし

6.0

前回の「闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば」に使われていたガーリック練り込み極太麺の原材料は “小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、粉末油脂、香辛料(ガーリック)、卵粉、香味調味料” だったのに対し、今回の「マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば」に使われている麺の原材料は “小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、香辛料、卵粉、香味調味料” ということで、粉末油脂をカット。

とりあえずフライング厳禁

しかしながら “むっちり” とした加水率の高い弾力とソフトな口当たりは前回と同じ印象で、刺激的な濃いめの味付けに対抗するわけではなく、あえてソースや黒胡椒に寄り添わせているような姿勢が計算的。明星食品のニュースリリースや原材料名には記載されていませんが、今回の麺に練り込まれている香辛料にもガーリックが含まれているのかもしれません。

系統としては粘り気のある多加水麺ですが、ソースとの一体感は高く、ほんのり奥から上がってくる油揚げ麺特有の風味と甘みもいい意味でジャンクなイメージに加担。それも含めて今回のソースにフィットしていたし、麺の量も大盛り仕様の130gで値段相応と思える食べ応えが得られたので、現状これといって文句の付け所が見当たりませんでした。

ソース

ソースだけでもBB×闘牛脂のイメージ成立

5.0

前回の「闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば」に使われていたソースよりもオイルの量は少なく、動物油脂の使用量は牛脂よりも豚脂(ラード)のほうが多いのですが、開封した瞬間に牛脂と分かる香りが漂い、王道の富山ブラックにはない個性を演出。それでいて濃口醤油は容赦無くガッツリと効かせてあるため、かなり味わいは太く、喉が渇くような味わいは富山ブラックに通じるポイント。

やや糖類の人工的な甘さも目立ちますが、醤油のカドを適度に包みつつ、牛脂の甘みにもリンクする項目で、それとは違う甜麺醤の甘みも見どころ。豚脂と牛脂を除く動物系は鶏肉エキスを軸にしていますが、チャーシューペーストを加えることで鶏肉だけでは出せない肉の厚みを表現しています。

この時点では特筆すべきレベルではないものの、あとのせかやくを加える前からブラックペッパー特有の清涼感は凛として存在し、はっきりと自己主張。牛にこだわる「マタドール」と「闘牛脂」のW監修商品なので、もうちょっとゴリゴリに牛脂を効かせてほしかった——という思いもあったのですが、麺の量的にこのくらいがベストかもしれません。

具材・あとのせかやく

具材は少ないけど黒胡椒が効果的

4.0

キャベツは明星食品のカップ焼そばやカップラーメンにも入っているタイプの汎用具材かつ量も多くなかったので、正直これといって特筆すべき評価はできないものの、キャベツの甘みは今回の濃いめソースにベストマッチ。また牛肉チップも豚肉や鶏肉では出せない独特の旨味を醸してくれるため、個性の演出に一役買っています(ただし量は少ない)。

けっこう多かった黒胡椒

あとのせかやくに入っていた黒胡椒は粗挽きで、全体を大きく混ぜないで食べるとピペリン特有の清涼感をダイレクトに楽しめるものの、非常識な辛さレベルではない‥‥というのは黒胡椒バカ(筆者)の見解。黒胡椒の刺激が得意な方にとっては驚くほどの辛さではないけれど、ソースに含まれていた黒胡椒とあいまって、それなりのインパクトを誇ります。

黒胡椒の刺激が牛脂と糖類の甘さを引き締めてくれるだけでなく、濃いめの醤油感を適度に中和してくれるので、結果的に食べやすくなったと感じました。一方の乾燥ネギは量が少なかったので、もうちょっと量があると嬉しかったです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

黒胡椒も牛脂も思いのほか強烈ではなかったので、もうちょい振り切ってくれてもよかったんじゃないか——などと思った反面、麺の量的に今回のバランスがベストだったのかなと。やや具材の寂しさは否めませんでしたが、富山ブラック風と牛まぜそばの個性が両立している、個性的な良品だと感じました。

けっこうガツンと味付けが濃かったので、よかったら卵黄ちょい足しアレンジも検討してみてください(間違いなくドンピシャで合いますから)

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