1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たち
を描いたドラマです。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受け
た元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社
に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と、優秀なドライバーの獲得を必要と
行動。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、上層
部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れます。限られた資金と時間の
中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えて・・・。
マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、シェルビーを
デイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じます。監督はジェームズ・マンゴールド。
第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門でノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部
門を受賞しています。
会社対会社の競争、闘いも興味を引きますが、それより主人公二人の友情がとてつもな
く上手く描かれていて、面白いし楽しいと思いました。レース場面も話題になり優れて
いますが、優れたレース・シーンは過去にもありますので、これ以上特筆しません。
「パラサイト」もいいですが、この作品も見逃せない一本です。