2019年3月10日日曜日

花粉症ワクチン実用化近し


国民の1/3が花粉症に苦しめられていると言われています。
私もこの花粉症に毎年苦しめられている一人です。

花粉症の患者さんの多くはスギ花粉を原因と言われ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどの種々の症状に対処するために、 一般的には抗ヒスタミン薬などを用いた対症療法が行われていますが、患者としては安全で根本から完治させたいと望んでいるのではないでしょうか。

この花粉症の完治を目指してワクチン開発が進めれれており、現在臨床試験の最終段階に入っている模様です。

私が入手した情報では、

1)理化学研究所 統合生命医科学研究センターIMSと鳥居薬品が、根本治療のためのスギ花粉症ワクチンを共同開発した。

このワクチンの特徴は、2種類のスギ花粉抗原を連結して構造を変える工夫をし、患者の体内のIgE抗体が反応せず、 アナフィラキシーショックが起きにくい、より安全なワクチンとなっているそうです。

このワクチン今後は、理研がスギ花粉症ワクチンの作用機序の解明、非臨床試験での有効性の確認に関する研究を担当。

鳥居薬品はワクチンの開発・製造販売承認の取得、ワクチンの製造・販売などの事業運営を行う。

2)アステラス製薬が年内にもスギ花粉症の根本治療を目的に開発中の次世代ワクチン「ASP4070」の最終的な臨床試験に入ると発表した。

このワクチンは2015年に米Immunomic Therapeutics社とスギ花粉症ワクチンの日本での独占開発・商業化ライセンス契約を結び、開発を進めていたものです。

内容はスギ花粉によるアレルギー反応を弱めていく免疫療法製剤で、数ヶ月の治療期間に一定の間隔で注射する。


上記どちらのワクチンも数年後には利用可能になりそうだと言われいます。

このワクチン、患者数から大きなポテンシャルを持っており、収益として実を結ぶものと推察しますので、是非注目・検討してみてはどうでしょうか。

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