中学受験に強い東京の私立小ランキング

秋と言えば、お受験（幼稚園・小学校受験）のシーズンですよね。
小学校受験と言えば

・慶應幼稚舎
・早稲田実業初等部
・青山学院初等部
・学習院初等科
・立教小学校
・日本女子大学附属豊明
・聖心女子学院初等科

など有名大学への切符を手にするために大学付属校を狙うイメージがありますよね。

しかし、上にあがることは全く視野に入れずに、中学受験（高校受験）前提で私立小に行かせるケースもあります。

つまり、受験を有利にするため、良い環境でするために、公立ではなく私立小に行くということです。
（受験以外の理由で行かせているご家庭もありますが）

こういった中学受験する子が多い私立小は「受験小（中受小）」と呼ばれることもあります。

今回は東京近郊の私立小の「中学受験合格実績ランキング」をご紹介します。

※引用元の雑誌の方では「東日本難関中学合格率ランキング」というタイトルになっています。

プレジデントファミリー『小学校受験大百科』について
ランキングを見る際の注意点
過去にランクインしていた「進学力のある私立小」

プレジデントファミリー『小学校受験大百科』について

今回のデータの引用元は年に１回、６月頃に発行される、プレジデントファミリーの『小学校受験大百科』からの引用です。

プレジデントFamily 日本一わかりやすい小学校受験大百科 2020完全保存版 (プレジデントムック)

この『小学校受験大百科』は、お受験の世界を初心者にも分かりやすく解説していて人気で、お受験したママ友の所持率はかなり高いです。小学校受験のバイブルの１つといっても過言ではないです。

この本は付録のない雑誌にしては高くて1500円（＋税)ですが、他のお受験関係書籍が軒並み高いのでまあ適正価格だと思います。

ちなみにうちにはこの『小学校受験大百科』が３年分ありますが、一部使いまわしてる記事もあるので、最新号を買えば十分だと思います。

ランキングを見る際の注意点

このランキングは「難関中学の合格者率」、つまり卒業児童数に対して何人難関中学に合格したかで出しています。その際注意すべき点があります。

＜延べ合格者数である＞

合格人数は、延べ人数です。１人の子がいくつもの難関校に合格した場合も全てカウントされています。
なので、トップの洗足学園では卒業児童数が73人、難関中学合格者が74人で、難関中学合格率が100％を超えるという事態になっています。

ただし、延べ合格者数を公開していない一部の学校では、進学者数でカウントされています。

＜どの中学校を難関校とカウントしているかチェックする＞

どの学校を難関校としてカウントするかで結果が全然変わってきます。
例えば都心から少し外れた地域の学校を入れると、その近くの小学校が有利になります。
例：浦和明の星女子を入れると、埼玉の学校が有利になる

プレジデントファミリーのランキングでは年によってカウントする学校を多少変えているようですが、2020年号では以下の学校がカウントされていました。

(国公立)お茶の水女子大附、筑波大附、筑波大附駒場、千葉県立千葉、東京学芸大附小金井・世田谷・竹早、小石川中等教育学校
(私立)麻布、桜蔭、海城、開成、慶應義塾中等部、駒場東邦、渋谷教育学園渋谷、女子学院、豊島岡女子学園、雙葉、武蔵、早稲田、早稲田大高等学院、早稲田実業学校、栄光学園、慶應義塾普通部、慶應義塾湘南藤沢中等部、聖光学院、フェリス女学院、浦和明の星女子、渋谷教育学園幕張、東邦大付東邦

＜どの学校に合格しているかをきちんとチェックする＞

このランキングではトップ校の開成でも１、難関校にギリギリ入るような学校でも１と数えています。

例えば卒業生の数の同じA小学校とB小学校があったとして
A小学校の合格実績が「開成に３人、ギリギリ難関校に３人」
B小学校の合格実績が「開成はゼロ、ギリギリ難関校に７人」だった場合、B小学校の方がランキングが上に来てしまいますが、実際はA小学校の方が学力が高いと思われます。

ランキングだけではなく、実際の学校別合格者数や進学先などもきちんと見て比べてください。

＜精華小学校について＞

このランキングにはなぜか受験小の名門、横浜の精華小学校が入っていません。
おそらく、毎年の中学受験実績を詳しく公表していないからだと思います。
（学校の公式ウェブサイトを見てみたところ過去5年間の累計進学者数しか出ていませんでした）