〜お断り〜

この小説には、物語の意図上、無残な表現・性的描写を書いた表現が含まれており、

読んで頂いている人によっては過大に想像してしまい、苦痛を感じる場合があると思

われます。ですので、中学生以下・気の弱い方や精神的に辛い方(障害者の方など)

は読まない様にして下さい。また保護者や近くの方が読ませないようにしてあげて下さい。

なお、読んで頂いての苦情や、通報はしないで頂きたく思います。

物語の意図上の表現ですし、法に触れるまでの表現はしていませんので、通報の意味

はないかと思われます。

以上、上記をふまえた上でお読み頂き、小説として楽しんで頂ければ幸いです。

作者より

東郷-1東郷-2

小説 「Sの招待」 第13話 『MAHOROBA NIGHT』 

 

「何で俺はこんなのばっかり発見するんだ…?」

仲間の警官に事情聴取を受けながらその警官はそう嘆いた…。

そこに佐武刑事が現れ、死体の手に“S”の文字があるのを見付け、こうつぶやいた…。

「黒幕が…?」

そして死体のポケットのから何かが出ているのを発見した。

「ん…これは…?」

 

調べによると、死亡していたのは、業界では知る人ぞ知る、知留出コンツェルン会長の知留出相陀(52)だった。

佐武刑事は『ここに来て、笑かしに出たか?』と思った…。

知留出は多大な系列会社を持っているので、マスコミも総出で報道し、まだ続いていた東郷の事件はやっと世間の関心から薄れて来出したのだった…。

 

数日後、佐武刑事に呼びだされた岡沢佐武刑事からあるカードを手渡された…。

「“MAHOROBA NIGHT”(まほろばナイト)?これは…?」

「犯人が抜き忘れたであろう、何かの集会の会員証らしい…地位のある人間が集う闇の集会…と、ネットの世界の片隅に出ていたのをやっとで見つけた…。集会が行われている場所も情報網から掴んだ…」

「まさかと思うが…ここへ潜入しろと?」

「そのまさかだ…お前も記事のネタが出来るだろう?当たればやり手記者の道、まっしぐらだ…」

「俺がもう少し若けりゃ、喜んで行くと思うが、もうこの歳だ…危険な事は避けたいんだが…」

そう言う岡沢佐武刑事は「まだまだ若いじゃねえか…俺に比べりゃ…」と言った…。

 

“MAHOROBA NIGHT”は、男色エロスを楽しむ集いで、その性癖を隠している、地位のある人間が裏世界として参加しいる集会らしく、行く時は世に知れている自分とは分からない、男色を感じる作業服等で参加するのが決まりらしい。しかも、テカり系の服1点は必ず見えるように着る事が最低限の条件らしい。それを聞いた岡沢はある共通点に気が付いた。

「その格好って…?まさに東郷じゃないか?」

「東郷は自分の物として、堂々と着ていたがな…」

「東郷も参加していたのか…?それとも東郷が作った…?」

「それも探って来てくれ…。」

 

数日後…岡沢は、上は、白のランニングシャツに、金のペンダントにイヤリングまで付け、昭和の子供から大人に流行った、テカり系のPUNCHと言う刺繍が入ったナイロンジャンパーを着て、下は、薄めデザインのカモフラズボンに太ももが覆われる位深い長靴を履き、作業帽に薄く色の付いたサングラスの出で立ちで、『前に増して、ゲイに好かれそう…』と思いつつ、会場のある商業ビルの地下3階へ向かった…。

入口の前で、スーツの男に会員証を見せると、無表情な顔で、

「新会員の方ですね?」と言った。岡沢はそれに黙って頷くと、別の部屋に通され、しばし待たされて、さっきの男が

「新会員の方は、これをお飲みしてもらうことになっています」といい、錠剤を渡された…。

岡沢はマジックの様なさばきで、いかにも飲んだふりをしたら、すぐさまキスをされ、会場に放り込まれた…。

「今日は新会員の方がいらっしゃいましたあ〜」

そう、さっきの男に紹介されたと思うと、「おおお〜!」と言う、ドスの利いた男の歓声が会場に大きく響いた…。

 

つづく

 

 

※登場人物の記載は省きます。

最終回にて、すべて紹介いたしますので、ご了承下さい。

 

●お断り事項======================

※この小説はフィクションであり、登場する人名・会社名等

はすべて架空のものです。

※また掲載文面・写真・GIF・動画等の無断コピー、転載は禁止

です。無断でコピー・転載をし、それが発覚の場合は、漢式組織 

高岩組より、しかるべき処置をさせていただきますのでご理解い

ただくようお願いします。

●お願い事項======================

※今回の記事を読んでいただいたら、い良ければコメントと、この

ブログのサイドバー左上の「人気blogランキングへ」のロゴをクリッ

クしていただければ嬉しいです!

============================