「あの」バンクシーを見るために、Moco美術館~Moco Museum in Amsterdam

2018年12月10日月曜日

Moco museum アムステルダム 展覧会

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10月5日にアートファンを驚かせた事件、バンクシーの”シュレッダー事件”。

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バンクシー代表作、1.5億円で落札直後に自壊 仕掛けシュレッダーで
【10月7日 AFP】英国の覆面ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)の代表作の一つが5日、同国の首都ロンドンのオークションで約100万ポンド(約1億5000万円)超で落札された直後に自己破壊した。バンクシーによる極めて大胆な奇術はアート界に衝撃を与えている。
 競売大手サザビーズ(Sotheby's)によると、バンクシーの「少女と風船(Girl with Balloon)」は5日のオークションで、過去のバンクシー作品の最高額に並ぶ104万2000ポンド(約1億5500万円)で落札されると突然、額縁に隠されたシュレッダーで細断された。
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 このニュースを知ったとき、驚いて声を失ったと同時に「あっぱれ!」という気持ちになりました。



その事件の後、バンクシーの作品を多数所蔵しているアムステルダムのMOCO美術館を訪れました。もちろんシュレッダー事件で有名になった《少女と風船》の別バージョンも展示されています。


MOCO美術館はアムステルダム国立美術館やゴッホ美術館が立ち並ぶミュージアム広場に面しています。

流行に敏感そうな若者がたくさん訪れていて、とても活気があります。


《少女と風船》前では、事件の話でもちきりです。そして、横から下から額をのぞき込む人が多数(笑)。


上記の事件が起こる前まで、バンクシー作品のなかで一番有名だったであろう《花束を投げる男》。パレスチナ自治区のガソリンスタンド横の壁に描かれた火炎瓶ならぬ花束を投げるギャング。


火炎瓶ではなく、花束を投げつける。憎しみではなく愛を投げつけよう。

この作品の花たばは絵具で色付けがされていて、よりメッセージがビビッドに伝わってきます。


「イランのバンクシー」と呼ばれるIcy & Sotの展覧会も開催されていました。

Icy & Sotの《色彩の雨》は、バンクシーの《花束を投げる男》へのアンサーのように感じました。


「ペンは剣よりも強し」を現代風に画家が解釈すると「絵筆は銃よりも強し」。






Moco Museum
Honthorststraat 20
1071 DE Amsterdam
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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