ザッキン、戦争の犠牲者へのオマージュ~Zadkine by the Sea @ Museum Beelden aan Zee in Den Haag

2019年2月18日月曜日

デン・ハーグ 彫刻 展覧会

t f B! P L

The Destroyed City, 1947-1951

心臓の部分がぽっかりとくり抜かれ、空を仰ぎながら悲痛な叫びをあげる人物。

《破壊された都市》と呼ばれるこの彫刻はロッテルダムのシンボルであり、第2次大戦の戦禍で深く傷を負ったロッテルダムの市民とオランダ国民の心を象徴する作品です。この作品を制作したのはオシップ・ザッキンです。

彼の回顧展がデン・ハーグのBeelden aan zeeで開催されています。

私が訪れたのは午前中の早い時間だったのにも関わらず、展示室では多くの人が熱心に作品を見ていました。

Daphne, 1939

ギリシア神話のなかに、アポロから求愛を逃れるためにダフネが月桂樹に姿を変えたという話があります。ダフネの肌に葉と枝が這い、木に変容する様子が捉えられています。力強さとしなやかさが同時に感じられる作品です。




Zadkine by the Sea
2018.10.06-2019.03.03

Museum Beelden aan Zee
Harteveltstraat 1
2586 EL Den Haag
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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