フレンチコンポーザーズ 練習メモ

最近は、今までやったことのあるエチュードを色々振り返って練習をしていて、「次の課題は何にしようかな?」と考えていた。

今感じている課題はフレーズの歌い方、ヴィブラートのかけ方なので、それを考え直す意味でフレンチコンポーザーズをやってみることにした。

参考音源を聴きながら、フレージングやヴィブラートなどをアップデートしたい。


コンチェルティーノ Op.107

練習のメモ

3小節目:冒頭の二分音符は伴奏の和音の流れ(変化)を意識する。
4小節目:ソルフェージュを正確に。メトロノームを使って練習する。
6小節目:4拍目の八分音符は短くなり過ぎない。フレーズの終わりは丁寧に。
13小節目:高音のFisを吹く時は口が硬くしない。
16小節目:装飾音はのんびりと吹かない。
17‐18小節:stringendは、メトロノームで6連符と7連符を正確に吹けるようになってからかける。
23小節目:in tempoで吹くのは難しいので、テンポを遅くして練習する。
34小節目:4拍目C-Cisの時、右手小指は突っ張り過ぎない。楽に動くように試してみる。
35小節目:低音のDは力んだテヌートにならないように。響いたテヌートになるように。
45小節目:シンコペーションのリズムが出過ぎないように。レガートを大切に。
47小節目:アーティキュレーションでリズムをだす。
48小節目:スタッカートが重くならないように。
73小節目:C-D-Cの3連符は、正規の指と変え指の両方で練習する。
76小節目:アクセントはムキにならず、音の立ち上がりをシャープに吹く。
82小節目:十六分音符はピアノと合わせる。
84小節目:装飾音を入れることでリズムが崩れないようにする。
111小節目:カデンツァは慣れるまではテンポを揺らし過ぎない。できるだけテンポで練習する。慣れてきたらテンポに変化をつける。
112小節目:冒頭より少しmenoな表現にしてみる。
136小節目:ピアノと合わせるのが難しいので、ピアノのテンポを落として練習。
146小節目:しっかり一気に、次の小節まで駆け上がれるように、指の動かし方、息の使い方を考えて練習する。
149‐150小節:トリルは素早く。最後なので力が入りやすいが、指はできるだけリラックスする。
152小節目:最後の低音のレは音色が散りやすい。息を出し過ぎず、息のまとまった濃い音色になるように吹く。

 

 

更新

2022年10月7日
コンチェルティーノ/セシル・シャミナード

 

再生リスト

フレンチコンポーザーズ
伴奏

練習メモ


色々と音源を聴いていると、音の立ち上がりも人それぞれだなと感じる。

良いなと思う演奏は音の立ち上がりが、きつすぎず、音の響きと一体になっている。

音の立ち上がりがはっきりするのは良い事だけど、きつすぎたり、フレーズの流れが止まってしまわないようにしたい。

音の立ち上がりをはっきりするためにタンギングを意識すると、口が硬くなったり、空間が狭くなったりする事が多いので

子音とタンギングと音の響(母音など)きを試行錯誤しながら練習していこう。

Flute Music by French Composers


参考音源

 

プレリュードとスケルツオ

1小節目:冒頭、ファの音色をシャープな音色や柔らかい音色で吹けるようにする。
3小節目:3小節目のクレッシェンドは、音量ではなく音の広がりをイメージです。
4小節目:アーティキュレーションに気をつけて正確に吹けるようにメトロノームで練習する。
9小節目:3拍目のリズムに気をつけて練習する。
12小節目:1フレーズ(2小節)を一息で吹けるようにする。
14小節目:スラースタッカートの音の長さを色々試してみる。吹き方に迷ったら、参考音源を聴いて音符の長さを決める。
20小節目:スラースタッカートやテヌート、クレッシェンドに気をつけるが、フレーズの流れが停滞しないようにする。
27小節目:B-Asの指の動きを柔らかく丁寧に動かす。
28小節目:3拍目のアーティキュレーションに気をつける。
33小節目:低音のドは少ない息で音色をまとめる。
45小節目:テンポを遅くして練習。音の立ち上がりや指の動き(力まない)に気をつけて練習する。
55小節目:譜読みの時はシングルタンギングで。慣れてきてテンポが上がってきたらトリプルタンギングにする。基礎練習にトリプルタンギングの練習を取り入れる。
75‐78小節:指の動きが硬くなりやすいので、脱力して楽に動くように練習する。
94‐95小節:首と口を楽に。軽やかに駆け上がるようなダブルタンギングになるように。
118小節目:低音のドは息を出しすぎない。タンギングは硬めにはっきりと。
116小節目:指を速く動かせるように。力まないように気をつける。
184小節‐:難しいのでテンポを落として練習する。はじめはシングルタンギングで徐々にテンポを上げてトリプルタンギングで吹く。
196小節目:低音のミは音色が崩れやすい。大きな音を出そうとせず、音色が崩れない(音色をまとめる)ことに集中する。


カルク=エラートの練習曲 Op.107に挑戦 メモ用

久しぶりにエチュードに挑戦しようと思い

数年前に買ったエチュード

カルク=エラートの30の練習曲 op.107

の練習を始めた。

練習を始めるのは今回が初めてではなく

何回も挫折しているので

今回は挫折防止ということでブログに書くことにする。

メモと聴いた音源のメモ用。

練習メモ

エラートのエチュードの録音を終えた。

1番の公開が20219月なので、30曲録音するのに10か月かかった。

エラートのエチュードは難しく

ある程度のレベルを維持していないと、録音ができない。

レベルを維持するために

普段やっているタファネルゴーベールの音階練習に加えて

ケーラーのOp.33の一巻を吹いてから

エラートのエチュードを練習するようにしたら

大きく崩れることがなくなったので

これからも、この方法で練習を続けて

レベルを維持する事など、試行錯誤をみようと思う。

 

 

 

YouTube再生リスト
30の練習曲 /カルク=エラート

2022年8月8日
30曲目投稿で完成。

楽譜

フルート カルク=エラート/30のエチュード (ISE Collection International S)

 

参考音源

 

楽語 意味

1番
・Tempo giusto 正確な速さで。
・rallemtando だんだん遅く。

2番
・Un poco mosso,ma non brillante 少し速く、しかし華やかにならずに。
・amabile

3番
・Allegro alla Händel(non troppo brillante) 速く、ヘンデル風に。
・grazioso 優美に。
・senza risoluzione 後打音なしに。

4番
・velocissimo e brillante 速く(急速に)、華やかに

5番
・Allegro giusto 速く、正確なテンポで。
・quasi eco エコーのように。

6番
・Appassionato e stretto 情熱的に、だんだん緊迫して速く

7番
・Moto perpetuo 常動曲 常に動きをつけて

8番
・con molto brio とても活き活きと

9番
・Rapido e brillante 速く、華やかに

10番
・Leggero e veloce 軽やかに、俊敏に(速く)

11番
・Velocissimo e molto leggero 極めて速く、軽やかに

12番
・Leggero.grazioso e veloce 軽やかで優美に、そして速く

13番
・Leggerissimo e grazioso とても軽やかに、そして優美に

14番
・Moto perpetuo 常動曲 常に動きをつけて。
・il piu presto possibile できる限り速く。

15番
・Mosso e leggerissimo とても軽快に。

16番
・Un poco mosso.umoristico 少し速く、ユーモラスに。

17番
・Leggero veloce,giocoso 軽快に速く、楽しげに。

18番
・Adagio (quasi cadenza) ゆっくりとしたテンポで(カデンツァのように)
・allargando だんだん強く遅く
・vivace 活発に

19番
・vivacissimo,scintillante 非常に活発に、きらめくように
・aguzzo とがった、鋭い

20番
・Ardito capriccioso ed assai mosso 大胆に気まぐれに、そして非常に速く
・umoristico ユーモラスに
・sempre piu affrettand 常に急いで
・a rigore di tempo 正確なテンポで
・precipitando molto とても速く

21番
・In tempo di Walzer ワルツのテンポで
・grazioso 優美に
・morbido 柔らかく
・scherzoso おどけて、戯れるように

22番
・Agitato ed appassionata 激しく、そして情熱的に。

23番
・Adagio appassionato(quasi recitativo) 緩やかに(テンポ)情熱的に(レチタティーボのように)

24番
・Rapido quanto e possibile できるだけ速く。
・ironico 風刺的な 皮肉な
・calando,ma sempre a tempo 和らいで、しかし常に元のテンポで。

25番
・un poco vivace e capricioso 少し活発に、気まぐれに。
・kapriziös 気まぐれな。

26番
・capriccioso,con civetteria 気まぐれに、人目を引くように媚, 媚態(びたい)

27番
・Un pochettino mosso ほんの少し速く。

28番
・Sciolto,elegante e rapido 流れるように優美に、速く。
・appassionato 情熱的に。
・precipitando 性急に、速く。

29番
・Velocissimo e frizzante 非常に速く、きらめき(ちくりと刺す)

30番
・Chaconne 穏やかで荘重な三拍子を特徴とする変奏曲。
・leggiero 軽やかに。
・Veloce e brillante assai 急速に、とても華やかに。
・ancora piu mosso もう一度それまでより速く。
・Presto il piu possibile 急速に、できるだけ速く。
・allargando だんだん強く遅く。
・Sonoro 朗々と響かせて。
・stringendo だんだんせき込んで。
・stringendo con agitazione だんだんせき込んで興奮する。
・Rapidissimo とても速く。
・con molto slancio とても性急に(衝動的に)。
・immer glanzender とてもきらびやかに。

 

練習メモアーカイブ

2021年
8
13
1

20
22小節目を取り出して練習。アーティキュレーションを守る。
2

27
28小節目だけ取り出して練習。跳躍が難しいがムキにならないように気をつける。唇のリラックスと息の使い方。

814
3

3小節目のアーティキュレーションと跳躍の練習。
8小節目と9小節目の低音を丁寧に吹く。低音のフォルテは楽器がしっかり鳴っているのを確認してから息を入れる。
11小節目の交互に出てくるフォルテとピアノの差の練習。
16小節目のアクセントの付いたトリルは、音の立ち上がりと、速いトリルになるように気をつける。
25小節目だけ取り出して跳躍の練習。口が硬くならず柔軟に。息の使い方に注意する。

その他
練習の休憩時、YouTubeのサムネ用画像を探す。

815

4
1719小節目だけ取り出して練習。
間違えながら全体を数回通す。

5
7小節目の中音から高音へのスラーの跳躍を練習。
22小節目から最後まで、アーティキュレーションに気をつけて練習。

826
エラートのエチュードの練習が三日坊主になってしまって中断したが、ブログにメモを書き留めていると練習が再開しやすい。

エラートのエチュードに気持ちを向けるために、ケーラーのエチュード Op.33の一巻から一曲選んで練習してからエラートのエチュードを練習することにした。難しい曲に取り組む前に比較的易しい課題をやって回転数を上げていくような感じ。

 

もちろん、やりたくないなと思えば無理してやらない。

エラートのエチュードをやる時のルールは

いつでも中断してよい
気が向けば始めればよい

にしよう。

6
ワンフレーズを3回ずつ練習。
1216小節目を取り出して練習。和音の変化と高音のコントロールを意識して。
22
24小節目の高音ソ♭への跳躍の練習。

 

827

7
6番と同じようにワンフレーズずつ練習。58小節目や910小節目のように、リズムは同じ形で和音が変わっていくところを取り出して練習

828
8
冒頭の2オクターブのアルペジオを流れが止まらずに吹けるように練習。
1316小節目まで、アーティキュレーションに気をつけて練習。アーティキュレーションは守るが、流れは止まらないように気をつける。

9
リズムパターンで区切って、同じリズムパターンのところを練習。

831
10
2小節目の高音ファの響きに気をつける。1小節目からの息の流れが止まらないように。
15小節目の跳躍の練習。口が硬くならないように、出来るだけリラックスをして。
17小節目からのアーティキュレーションに気をつけて練習。リズミックにタンギングが出来るように意識する。

9月1日

11
基礎練習の時にダブルタンギングとトリプルタンギングの練習をする。
112小節のダブルタンギングが硬くならないように。流れを大切に。
13小節目からのトリプルタンギングのとこだけを取り出して練習。
ムラができないようにメトロノームを使って練習する。

 

92

練習メモのアーカイブが長くなってきたので目次の作り方を調べる。
12
2小節目や6小節目の低音のスタッカートの練習。
息のコントロールとタンギングに注意する。低音は息のスピードを落としてタンギングをはっきり。
4小節目のスタッカートは硬めに発音するが、音楽の流れが止まらないようにする。
12小節目だけ取り出して跳躍の練習。
17小節目の高音はオーバーブローになってないか気をつけながら吹く。

 

94

1番を録音。
マイクを前にすると体が硬くなり、1小節目の低音ミや9小節目の低音ドなど、力んで音色が潰れやすい。
大きな音を出す時ほどリラックスを忘れずに。大きな音というよりは、響いた音を出すようにする。

98

13
二声部を意識する。
上のパートは明るい音、下のパートはしっかりとした響きになるように意識してみる。
音楽の流れが止まらないようにフレーズを大切に。

9月9日
2番の録音。
大きい音ではないが鋭い音を目指す。27小節の跳躍が難しい。

910
3番の録音。
拍子が4/4だが、大きく2拍子で吹くように意識してみる。2325小節が難しかった。

911
4番の練習。
冒頭4小節間の音域が2オクターブと広いので、アンブッシャを柔軟に。
フレーズ流れが止まらないよに、指のリラックスを意識して。指が止まる箇所は、テンポを落として頭の整理をする。

14
譜読みを終えてテンポを上げていく練習。
テンポを上げる時は1、2拍と3、4拍を分けて、上手くいけば12拍と3,4拍を繋げる。
1小節と2小節を分けて、上手くいけば1小節と2小節を繋げる。

小節を半分に分けたり、1小節ごとなど、ブロックで分けて上手くいけば繋げ、上手くいかなければブロックを分解するのを繰り返す。

9月14
15
音楽の流れを大切に。流れが止まらないように、息や指の動きに注意。
音楽的になるようにフレーズの始まりと終わりを意識する。

16
低音域のスタッカートの音色がまろやかにならないように、息の量とアパチュアに気をつける。
低音は息を出し過ぎないように。息は少なく、タンギングははっきり。
4小節目の装飾音符は、響きが潰れないように。装飾音も大切に響かせて。
14小節目は4拍目にむかってクレッシェンド。クレッシェンドの時に力まないように。

915
4番の録音。流れを止めないように意識したが、テンポのキープが難しい。
録音を進めていくと、指に力が入って動きが悪くなってしまう。
リラックスをすることは大切。

10月~11

心が折れては、ダラダラ練習の繰り返しで中々録音まで行けず。

難しい曲に挑戦する時は

どういう風に練習するか

というより

どうやってモチベーションを保つか

が、大事なことか。

高くジャンプをする前にはしゃがむもの。

まさにこれで

今自分はしゃがんでる時なんだと認識するところから始める。

焦らずに、何回でもしゃがんで、何回でもジャンプする。

20225

モチベーションとレベルを保つこと。

エラートのエチュードが難しく、調子に波があると録音までたどり着けない。

今回試しているのは

いつもより音出しやスケール練習に時間を割く。

技術的に難しくないエチュードを1、2曲練習してからエラートのエチュードに取りかかる。

焦らずにエンジンの回転数を上げてトップスピードまで持っていくイメージで。

 

 

 


今年の目標 好調の波を掴む

2021年は主に、エラートの練習曲Op.107に取り組みました。

2022年も引き続きこのエチュードに取り組んでいきます。

このエラートのOp.107のエチュードは今までやったエチュードの中で一番難しく、自分の中で調子が良い状態にならないと録音するところまでいきません。

エチュードの録音を継続していくには、この好調の波をどうやって掴んでいくかが鍵となりそうです。

日々の練習時間の確保

まとまった時間をどうやって作るか。

2022年は行き当たりばったりではなく、計画的な練習を立てて、好調の波を掴んでいきます。

 

 


フルート練習 冬の対策

先週から寒い日が続くけど、クリスマスはもっと寒いらしい。

寒いところで練習するとびっくりするくらいフルートの音程が低くなる。延びたカセットテープみたいに。フルートが冷たくて持つのもいやになるけど、そんなときはまず

フルートに息を吹き込んで楽器を暖める
管楽器は温度が低いと音程も低くなるのでフルートも冷えてしまわないように気をつける。

頭部管を入れる
頭部管は抜くと音程が低くなり、逆に入れると音程が高くなる。

思い切って基準のピッチを下げる
いつもは442Hzで練習してるけど、あまりにも寒い時は440Hzで練習している。

ピッチを上げるために口や頭部管の角度を無理矢理外に向けて練習すると変な癖が付いたり力みやすくなる。

電気代も高いし節電をしているとフルートは冷たいまま。本当は電気代を気にしないで暖房ガンガンかけたいのだけど・・・といことで寒い冬に工夫してることでした。

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