日本キリスト教団 清瀬信愛教会 と わたし

わたしを永遠に見捨てない方・・・に出会いました。
「神は愛(アガペー)」(ヨハネによる福音書4:8)

泣きながら夜を過ごす人にも喜びの歌(手話通訳)

2020年05月24日 | 礼拝メッセージ〔手話通訳〕 牧師 竹前 治

2020年5月24日(日)

「泣きながら夜を過ごす人にも喜びの歌」

                        牧師 竹前 治

旧約聖書  詩編 302-6

 わたしの神、主よ、叫び求めるわたしをあなたは癒してくださいました。主よ、あなたはわたしの魂を陰府から引き上げ墓穴に下ることを免れさせわたしに命を得させてくださいました。主の慈しみに生きる人々よ主に賛美の歌をうたい聖なる御名を唱え、感謝をささげよ。ひととき、お怒りになっても命を得させることを御旨としてくださる。泣きながら夜を過ごす人にも喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。

 愛する皆さん。先週から「主の祈り」より御言葉を聴き始めました。最初の祈りは「天にまします我らの父よ」であります。神の国におられる神様の名前を呼ぶことから始まりました。

今日は「み名があがめられますように」という祈りであります。「み名」とは神様の名前のことであります。神様が名前を持っておられるということは、神様は物を言わない神様ではなく人格を持ち生きて働かれ、私たちと関わりも持ち続けるお方であるということです。神様は旧約聖書で「わたしはある。あるというものだ」、「わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」と神様が存在し続け人々と関わり続けてくださっていることを明らかにされました。新約聖書では先週も触れましたが、主イエスが神様のことを「父よ」と呼びかけ、十字架でご自身の命をかけてまで、私たちに神の名を示され、私たちにも「父よ」と呼ぶことをお赦しになられたのです。その「父」と言う名を正しく知り、正しく呼びかけ信じ、賛美出来ますようにと祈るのです。

さて、上記の旧約聖書は詩編の30編であります。「主の慈しみに生きる人々よ主に賛美の歌をうたい聖なる御名を唱え、感謝をささげよ。」と歌います。詩人は「聖なる御名を唱え」と歌います。これこそ「み名をあがめる」ということです。詩人が信じてやまない神様は、この私に命を得させる。これは生も死も超える命であります。神様は、この世に生きる生だけでなく、死の先にある新しい命へと、キリストにあって導かれる。そして神様は共におられ生きて働かられ、どんな苦難をも守り導かれるお方である、そのような神様の御名をたたえ、感謝の祈りを献げよと歌うのです。

今、コロナ渦の中に置かれている私たちであります。だからこそ神様が必ず私たちと共におられ、救いへと導かれるお方であると信じて、聖なる御名を唱え、感謝の祈りを捧げる者でありたいと願うのです。



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