皆さんは、スウェーデンのWINTERGATAN(ウィンターガタン）という４人組のバンドをご存知でしょうか？2016年に完全自作のマーブルマシンを使った楽曲を発表して一躍世界中から注目されたリーダーのマーティンですが、その後３年をかけて究極のマーブルマシンＸを制作していました。制作過程は全て自身のyoutubeチャンネルで毎週公開され、私は大変楽しみに拝見をしていましたが、このほどついに完成まじかとなりましたので、皆さんにもぜひご紹介しこの楽器とマーティンのすばらしさをシェアして頂きたいと思っています。<(_ _)>


2016年発表のマーブルマシン

Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)
初めて御覧になった方はこれが楽器とは到底思えないでしょう。ビブラフォン、リズムセクション（シンバル、ドラム）、ベースギターが合体していて、それぞれに鉄球が落ちて音を出すようにプログラムできる驚きの楽器で、この曲は彼一人で生演奏しているのです。プログラムはオルゴールの原理でできています。

このマシンはいわばプロトタイプ。マーティンはこの発表後に本格的なマーブルマシン✕を開発するためにCNC工作機も導入し環境を整えて制作に入ったのが３年前です。




この発表から３年と３か月余りですが、その奮闘はすべて彼のyoutubeチャンネルで公開されました。そしてその行方は世界中の１７０万人というフォロアーから支持されています。
今週、ビブラフォンファンネルという鉄球を受け止める器具が完成して、機械としてはほぼ完成の動画がアップされました。応援していた私も長い長い闘いを終えたような気持で興奮しています。
彼のもの作りは常に冷静でかつ美しいフォルムを目指しています。
その制作プロセスもすばらしく、失敗の連続もすべて公開されていて
その真摯な姿勢がファンをより一層惹きつけています。
このマーブルマシン✕をつかった楽曲の発表はまだですが、その時はおそらく世界中から称賛されると思われます。
皆さんもどうかその時を楽しみにお待ちください。<(_ _)>

Marble Conveyor Belt Completed! - Marble Machine X #78
この動画は製作途中のもので、マーブルが楽器を奏でる仕組みを紹介しています。その仕組みを見ているだけで幸せを感じてしまいます。なんとも夢のような楽器です。

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